不当に価格を釣り上げ と検索をすると・・・・

よく言われる絵画商法等が検索の上位に上がってきます。
簡単に言うと市場価格1万円のものを、市場価格10万円などと偽って表示して 5万円値引きの特別価格と言って 色々な手法を使って売りつけるような手法です。
道で声をかけてくるきれいなお姉さんが色っぽく声をかけてきたりするので その分のコストを考えると安いのか高いのかという問題はともかく 額面上の値引き額ばかり大きく実際の購入金額は市場価格より高いものとなってしまうわけです。
普通の場合、この程度が高いか安いかが問題になるだけで 遊戯施設内で販売される缶ジュースが高いとかも含めてしまうとややこしくなる部分です。
これが独占商品なら問題が出にくく、いくらに設定しようが他に売っていないわけですから原価がいくらであれ 市場がその価格での販売を認めるのであれば原価が1万分の1であれ正当な取引となるわけです。
この最も顕著なものが 絵画などの芸術品です。
 
携帯電話を販売するのに 本体価格というものが存在しますが実質的に存在しません。
変な言い方ですが 本体価格を極端な場合0円として 契約期間を決めて契約で縛りその期間の通信費の中から本体代金を回収するという仕組みになっています。
故に、その販売方法などが問題になったりもしたわけです。
例えばSIMフリーの海外の端末が入ってきたとしても それらは携帯電話キャリアが販売する端末ではないので 本来キャリアからもらえる筈の端末代金分の値引きを受け取れなくなります。
故にキャリアに認められていない端末の参入をせき止める圧力になっているわけです。
本来はその分安く・・・という部分を現在はDOCOMOからMVNOで回線提供をしている業者がカバーしていたりするわけです。
勿論MVNO業者の取り分もあるのですが、それでもまったく値引きの無いキャリアから購入するよりわずかでも安く設定できるわけです。SIMだけの提供ならもっと安くても良いと個人的には思ったりもするのですが・・・・
 
そこに本人の言を引用するなら風穴を開けるキャリアが出てきたわけです。
正しい価格で携帯電話を購入してもらい、毎月の値引きは値引きとして通話料から還元してくれるというスタイルです。
前述の問題点を解決したわけです。
最初に端末代金を支払うのは SIMロックの無いところでは比較的当たり前にあることで その分通信量が安くなるというわけです。もちろん端末代金値引きとセット販売も世界中で盛んにやられているわけですが・・・・
基本料金を安く設定したことからも その商売の仕方は国際的に映り人気を得たわけです。
 
ところが中には大きな矛盾点を内包していました。
今までは 契約期間途中の解約に関しては「違約金」の支払いでの対応となっていたわけですが、後者のモデルでは購入した端末代金のローンが残るという形態になります。
端末のローンが残るのは正しいわけですが その価格が10万円近い支払で残る可能性がある部分です。
 

最初に書いた通り物には市場価格というものがあります。
市場価格は市場によって決められるわけです。メーカーがいくら価格を設定しようともユーザーが買わなければ結果的に価格が引き下げられるもしくはその商品は消滅してしまうわけです。
問題が出ないのはこれも前述通り独占販売の商品に置いては問題が起きないわけです。
キャリア専売の「ガラパゴス」と呼ばれる端末や 音楽プレーヤーから派生して専売ショップもしくはキャリアからしか販売されない端末などは 基本的に専売品となり比較対象が無い商品ですので その価格に関して市場価格の問題はありません。
しかし、ここに至ってのAndroid圧力は開発スパンで間に合わない国内メーカーからではなく 海外メーカーからの調達が増えています。
例えば国内メーカーながら開発を海外で行っているSony Ericson、韓国のメーカーで巨大国際企業となったSamusungそしてLG、台湾からはSmartPhoneの雄 HTC、中国からはハッチソン等々多くのメーカーが端末を国内キャリアに導入しています。
僅かにカスタマイズはされていますが SIMロックがあるという事以外ほとんど変わらない端末です。
これらの価格は言葉通り市場により決定されているものです。
 
SmartPhoneは現在戦国時代と言われる状況です。
正直私から見ると ダンピングしているのではないかという価格で流通しているものもあります。
Ghzを超えるCPUに超高画質 液晶やEL、GPSや高解像度カメラ等々
カメラ一つをとってもデジカメとして単体販売してもOKなレベルのものを搭載したものもあります。
現状思った以上に安いというのが正直な感想です。
故に、市場価格というのはシェア競争に巻き込まれて メーカー希望価格とかけ離れて制御できないような状態であちこちとかけてゆきます。
人気が出るかどうかで価格など あってないようになってしまうのです。
 
話を戻して 端末代金を支払い 毎月の通話料で割引を行うという 国際的にも標準的だという取引形態なのですが その場合の端末代金はどこにかかるのでしょう?
市場価格でしょうか?それとも メーカーが決めた希望販売価格なのでしょうか?
もしくはキャリアの決めた メーカーの希望標準価格を上回る価格なのでしょうか?
この端末価格の問題を無視して、市場性を取り入れたという判断はどうかと疑問を持ってしまう事があるかもしれません。
 
現在SIMフリーという風が吹いていることもあり 海外製端末の情報が日本語でも多く入ってきています。
ASCIIなどと雑誌でもそういった端末のことが記事になったりしています。
こういう業界に疎い人でも「SIMロック」などの言葉を知っていたりしますのでメディアへの露出もあります。
そうすると比較されるのが価格です。
人気のある端末なら良いのですが シリーズ末期になったり後継機が出たりすると 情けないほどの価格差になったりします。
勿論、新発売の端末でも 周りの端末の状況により発売当初より価格の調査が行われ調整されることもあります。
そうして市場価格とまったくそぐわないものがどうも出てきています。
その調整が行われるのは 大手量販店の店頭の特売の販売だけというのがちょっと情けないような気がしています。
これは、大手量販店を持たない地区の人には・・・という意図が見え隠れするからです。
どこよりも首都圏集中率が高くなるのはそういった理由があるからだと思います。
 
話は全然関係ないのですが、最近改正貸金法の総量規制が始まって結構引っかかっている人がいるようなのですが こういうものって引っかからないのですかね?
端末を手に入れてそのまま売却して・・・・とかいう話も最近掲示板などで見たりするのですが 現金を入手するための手段として考えるなら そして端末代金のローンと主張するなら審査を行いその範疇に含めるのが正しい姿だと思ったりもするのですが