KCS Digital Digizon3 Player アップデート

KCS Digital社のDigizon3 Playerがアップデートされました。
今年初めに発表されたバージョンが11.0.002で今回のバージョンが11.0.005なのでマイナーバージョンアップという位置づけですが 実は非常に大きなアップデートで もし、VISTAWindows7でこのプレーヤーを使っているという人がいたら是非アップデートしていただきたい内容となっています。
 
今回のアップデートは、11月25日に中国語のページで、発表され数日遅れて29日に英語のページで公開されました。
基本的にアップデート内容がいつもよくわからないのが玉にきずなのですが・・・・
なぜ、Vista,windows7と書いたかという事なのですが、今回からビデオオーバーレイを使うのをどうもやめたようです。
WindowsXPまでで キャプチャーカード等を使うとわかるのですが、画面をPrntScrnなどでキャプチャーしても真黒な四角い箱でキャプチャーされることを試された方も多いでしょう。
実はこの表示している部分ですが、OSでは四角い箱の場所を作っているだけで中身を感知していません。
別に作られたプログラムで 直接ビデオカードに作られた別画面に書き込んでいたわけです。
故に、思いのほかOSに負担をかけずテレビ放送などを画面表示していたわけです。
ところが、CPUもビデオカードも両方ともスピードが格段上がって そろそろそういう仕組みを使わなくても表示できるようになりました。
勿論Windows側もDirect Draw等そういったものにも対応しやすいファンクションなども増えてきたわけです。
逆に、画面の切り替えなどの時に 不具合が出るパターンが出てきました。
そういったレイヤーをあれば別に使いたいという要望も出てくるわけです。
なんせ、OSが監視してないのでどう使われているかも実はわからなかったのですから・・・
Windows Vistaの時に基本的にビデオオーバーレイを使わないようにして いろいろと問題が発生します。
いままでのビデオキャプチャーカードなど ほとんど全部が使えなくなってしまうわけです。
Windows7も同様だったのですが これは時期的に追い風が吹いたわけです。
昔からのキャプチャーカードを流用するの用途が一気に減利ました。
地デジ化のせいで これから新たに購入するビデオキャプチャー等は 地デジ対応となり逆にXPで動かないものが出だしたからです。
これは地デジのセキュリティの関係でXPはより地デジのセキュリティを回避しやすいからなのですが 結果的にXP対応をしなければならないという問題もあり結果的に両対応なわけですが・・・・
 
Windows7の画面効果で 例えばサムネイルで動画が動いたりのモードは(通常デフォルトモード)、ビデオオーバーレイを許さないわけです。
これを使うアプリケーションを使うと そういった画像効果のできないシンプルモードに自動的に切り替えられてしまいます。
前置きが長かったのですが ひとつ前までのDigizon3 Playerはそれだったのです。
動かした途端、画面が味気ないものに代わるわけです。
それだけならよいのですが 無理くり使っているので 小さな画面を消費しているだけにもかかわらず しっかりCPUの使用率を上げてくれるわけです・・・・
思った以上にWindows7にとって 重たいアプリケーションとなっていたわけです。
それが今回のバージョンよりWindows7の通常モードで動くようになり Core2DuoクラスのPCであれば ほとんどCPUの負荷もなく表示されるようになりました。
起動が少し遅くなったようですが 動き出せば快適な感じになりました。
わざと帯域を確保できないレベルの動画に設定しても コマ落ちしながらも表示してくれるようになりました。
これは、アップデートするしかないと・・・・
って、持ってる人いないかな・・・・
同時に、本体ROMのバージョンアップも行われました。