むかし ピラミッドを見に行ったのですが

昔、友達に連れられて 結構いろいろのところに行きました。
まあ、引っ込み思案な私にしては 色々と連れまわされて 楽しい思いもさることながら 今の私はそれであるのではないかと 思わせてくれるようなこともあり 感謝しきれないわけです。
エジプトのピラミッドは ふらふらとツアーに乗って一人で行ったのですが メキシコやガテマラはその友人に連れられて出かけたわけです。
思い起こせばトラブルが起きる旅は この友人から伝えられた財産のような気がします(笑
 
昔から遺跡は結構好きで 大阪中之島の中央図書館の裏にひっそりあったよく古い壺などを展示していた博物館にも 市政だよりについていた無料券で自転車に乗って出かけたものです。
ふた月に一回は 生駒山あたりの博物館にも出かけるという 勤勉振りで、掘り出した未整理の陶器を触らせていただいたりしました。
確か環状埴輪とかって教えてもらいました。
みんな貧乏で(笑、プラスチックの籠に山積みになった陶片は未整理のまま増えてゆく一方だとぼやかれていました。
ピラミッドの発掘などもそういう山師的な要素が強く、有名な人でも山師とそんなに変わらない・・・と思っていたのを「インディジョーンズ」などで世間にさらしたわけです。
勿論、あんなに格好良くはないわけですが・・・
トロイの遺跡を発掘したシュリーマンも 何度も資金が尽きて 金策に走り それでも見つけたから偉いわけです。
とにかく、遺跡の発掘にはお金がかかるのです。
ピラミッドもそうで、そのままであれば朽ちてゆきますので、落ちた石を積み戻したりしてメンテナンスをしているので あそこまでちゃんとした形を残しているわけです。
それでも、だんだん中は削れてなくなってきていて いまは確か1日300人しか入れなくなっているはずです。
私が言った頃は入りたい放題(もちろん 入場料は必要)だったのですが・・・・・
あっ、ギザのピラミッドです。
話はそれますが、とにかく発掘・維持にはお金がかかるわけです。
それでも、世界中の遺跡がこれだけ有名になって発掘されるには そのスポンサーの力が必要となるわけです。
 
車のメーカーでシトロエンというメーカーをご存知ですか?
フェルナンドポルシェの設計したといわれている、2CV(2馬力と呼ばれるクラッシックカー ルパン三世カリオストロの城で 最初にクラリスがのって逃げていて有名になる)で 乗って冒険に出るとシトロエンから報奨金が出るなど アフリカ大陸にこぞって出かけてゆきました。
これで、いろいろなところが発見されてゆくのですが・・・・
そして、そのスポンサーの一つに「ナショナルジオグラフィック」があるのです。
どこかで聞いたことがある名前だと思われる方も少なくないと思います。
CSで世界のこういった遺跡などを紹介する番組をやっているので名前に覚えがあるのではないでしょうか?
そのナショナルジオグラフィックが 書籍で販売されているのを知ったのはつい先日だったのです。
 
11月号の特集は幾つかあるのですが やはり気になったのは「アステカの大神殿を探る」という特集記事です。
ナショナルジオグラフィックがスポンサーになって支援したプロジェクトの中で 私の中でもっとも注目すべきが マヤ文明最大の都市 空中都市マチュピチの発見にあるからなのです。
アメリカ大陸の北と南の広い場所を繋ぐ橋のような 細長い地域にあった二つの有名な文明 マヤ、とアステカの二つの文明に関しては 他の雑誌などとは違う一層深い部分に対する 考察があると思ったからです。
さて、その内容なのですが・・・・ 続く