Intelの焦りと日本の車

日本の車と言えば 世界でも高性能でコンパクトという評判があり このことに依存を挟む人は少ないと思う。
レースシーンではそうでもないのは 思った以上に活躍していないのは簡単にいうと思った以上に参加していないから。
世界規模でも 上から数えたほうが早いほどの規模のメーカーがありながら 主軸となって開いているレースがないことからもそれは明らかである。
じゃあ、だめなのかというと ぷらいべーたーのレースなどでは実によく活躍している。
優勝が少ないのはやはりっポートの問題ではないとかと私はおもったりするわけですが
 
日本の開発能力の力だと考える節もあるが、私は実はそうではないと思っています。
たとえばToyotaなどでも 新型エンジンという言葉は良く聞くわけですが じゃあ完全に新型のエンジンの・・・・という話になると別なのです。
私の持っている車でもマイナーチェンジでエンジンが変わりました。
多くの変化はコンピューターの上での問題だったのですが、少し違うのはシリンダーヘッドが変わって購入したプラグがつかなくて・・・・と悲しい思いをしたので覚えているわけです。
で、このエンジンをひも解いてみると 実はびっくりするぐらいで10年は本体部分は大きく変わっていないのです。
そう思ってエンジンそのものを調べてみると 結構20年選手なんてざらざらいるわけです。
4気筒のエンジンであれば直列エンジンで、それをV型に組み合わせてV型8気筒を作る。
まるで いつかのアメリカのようです。
排気量を倍にして パワーを一気に増やして 余裕のある走りを演出するために大型車に使ったわけです。
なぜこんな書き方をするかというと、4気筒のエンジンよりも6気筒のエンジンが良く、どうしても構造的に振動を発生させるからです。
これが6気筒なら滑らかになり V6や直列6気筒が素晴らしいと私が思っているだけの事です。
 
じゃあ、足を止めていたのかというとそれも違って 同じブロックのエンジンでもピストンやピストンリング、シリンダーヘッドは全く違うものに変わっていますし。吸排気系などは本当に素晴らしい進化を行われています。
エンジン本体のブロックもそのままなのかというと、素材がアルミに変わっていたりして この時点で全替えと表記されているものの よく見ているとピストン等は前のエンジンを流用などサイズなどを共通化して同じラインで作れるような工夫がしてあるわけです。
じゃあどの時点で全体が変わったかというと 全体は変わらないわけです。
2リットルのエンジンを2.5リットルのエンジンにするときも、ピストンの上下動の距離を伸ばして同じエンジンで2.5リットルにしたりするうまい方法も使って 同じエンジンを使いまわしたりするわけです。
非常に効率の良い方法で、「カイゼン」といいう世界中に通る日本語を輸出する企業らしく 細かい改良点を開発だけでなく現場サイドまでも含めて積み重ねて今のエンジンを作り上げたわけです。
まったくの異なる新エンジンを出してしまうと それらの改善点の多くは一から積み重ねる必要があるので これに関してはこういった部分改良の積み重ねで進めてゆくのが効率が良いわけでしょう。
ゆえに、現状もラインナップは前比雨情のメリットが昔ほどでなくなった今でも同じ排気量の車が他のメーカーでも並んでしまうわけです。
新機軸も出ずにそのままここまで・・・・
 
Intelは言うまでもなく半導体メーカーの巨人です。
4004、8080から始まるマイクロプロセッサを作った会社です。
他社との違いはコンパクトにプログラムを組める多くの機能を盛り込んだプロセッサで、かなりたくさんの命令を持っているのが特徴です。
現在は64BitプロセッサをメインストリームにPC用のプロセッサを提供している会社で、ラインナップの広さも売り上げも二位になるAMDを圧倒しているわけです。
沢山の機能を持った命令がというところですが、基本命令は16Bitの8086の命令を使って 32Bitの拡張命令を付け加え、処理の得意でなかった浮動小数点演算などを処理するコプロセッサを付けたりと 毎年のように拡張を繰り返し 現在はCoreシリーズのi5、i7などをPCようのメインとしています。
低価格クラスには PentiumやCerelonのブランドももち、モバイルにはCentrino ATOMと開発用組み込みも含めてのラインナップは非常に拾いながらも 現在もおおくの16Bitプログラムの実行が可能だという互換性も非常に優れ 過去からの試算も余すことなく使えるわけです。
いくつかのItaniumのような非互換プロセッサも出してはいたのですが商用ベースではうまくはいってはいなかったようで、小型デバイス用のARM系プロセッサであるPXAシリーズも結果的にMarvelに売却して プロセッサ部門ではやはりx86に強いというカラーを出しています。
 
日本の自動車が韓国や中国の自動車にシェアを奪われてゆく傾向があるのはご存知でしょうか?
大きな問題として 日本車が高性能でありながら安すぎるということが理由で 各国で関税を高い率でかけられており 各国の自国の自動車産業を守るための動きに贖い切れていないというのがテレビなどを見ていて受ける感想です。
ゆえに、現在関税障壁を取っ払おうという動きが活発化し 関税がなくなれば・・・・といいえば自動車業界などには良いのでしょうが 農業を営む方々にはどうはいかない。
今でもぎりぎりで なり手のすくない農家を守るための関税を取っ払うわけですから 限りなく少ない利益を全部出しても 価格的に勝負にならなくなり このままでは日本の農業が無くなってしまうという心配があるわけです。
じゃあ中国はというと、未だ価格的に世界市場と勝負でき、韓国などは 国策で農業なんかを切り捨ててもと 工業製品に力を入れていて 関税をあちこちの国と撤廃しているわけです。
いまのところ、撤廃圧力が強く このまま関税のない日本になるような気がしています。
そうすれば日本の自動車産業は世界一を維持し続けられる・・・・のですか?
 
改善の効果はあるでしょうが、日本のエンジンの多くは10年以上前の基本設計を ここまで素晴らしいものにしてきたわけです。
じゃあ もっと新しい画期的なものが登場したらどうなるのでしょう?
日本はそれに対抗できる 基礎設計からの部隊をどれだけ持っていて 彼らにどれだけ活躍の場所を与えてあげられるのでしょう?
今の日本車は売れるのでしょうが その後の日本車が売れ続ける保証にはならないのです。
電気自動車を次世代とするなら、自動車業界でない数多の会社が参入を発表しています。
エンジンだけの話であれば はるかに経験を持った会社はほかにあるわけです。
もちろん、部品点数もぐっと減りやすくなるかもしれないという可能性も含めて。
現実はエンジンだけ見てもどうにもならなくて あれほどのサイズの複雑な工業製品を組み立てるプラントとなるとそうそうないので そう簡単には斜視も含めるとできないとは思うのですが・・・・
 
Intelもおそらく現在同じ状況にあると思います。
マルチコアはIntelの推奨するPC用のプロセッサですでに8コアのものも登場して おはこのように見えますが実はそうではないのです。
機能の違うプロセッサ たとえば今でいえばグラフィックチップを内蔵するマルチコアプロセッサを作るとすれば 必ずしも複雑な命令を持つことは有利には働かないのです。
たとえば IntlCPUの拡張命令を実行する拡張プロセッサを付け足せばいいとするなら 複数の同じ拡張部分を各コアにもつIntelのCPUはそのサイズが大きくなりすぎるわけです。
1クロックに1命令の単純命令をいかに高速に処理するかを追求し、これまで組み込み機器など過去の機種との互換性を必ずしも絶対条件としないARMのプロセッサはその拡張性を大きくアピールできているわけです。
nVidiaがx86系のチップセット事業から手を引いて ARMCPUを実装したチップセットともCPUともいえないマルチコアファミリーTigra等が そのアーキテクチャーの上に存在する解りやすいものです。
現実に動画のレンダリングなどの処理は 今でもCPUで行うよりグラフィックカード側で行う方が早いのですから CPUの能力というよりも・・・・ということならそうでしょう。
無駄な部分が無ければ 電気の消費も抑えることができるし、クロックを上げてゆくことも難しくない。
もちろん、コアの小ささは価格にも跳ね返るというわけです。
必要な機能をたとえばビデオ再生ができたらいいとか 絞り込めば安価で高速で消費電力の小さいものが出来上がるわけです。
じっさい、最近のCPUの話題と言えばそれらがメインなのですが 思ったほど話題になりにくいのは Intelのようにリーダーシップをとれるほどの会社がいないから。
ARMコアを採用したCPUを作っている会社は星の数ほど、非ライセンスで互換を作っている会社も含めるとそれこそ星の数ほど。
開発人数で考えるとIntelより独創的な思想(現在との互換性などで制限を受ける部分が少ない)アプローチをする会社が多い。
携帯電話に合わせたものも驚くほどの数があるわけです。
 
どちらも今の主流で、将来の主流かどうかはわからない。
ただ、現状持っているものが大きく 大きくハンドルを切れない。
ハイブリッドで電気自動車でないのは尾tyを濁しているからとも言われるのは そのせいでもあるのでしょう。
本当は明日からでも電気自動車を生産できるのにとも言われています。
それでも、舵を切れない苦しみが両方の巨人にあるような気がして。
関税障壁の撤廃は、日本の現在の位置をもっと明確に表す可能性もあるわけで、撤廃したけど負けましたでは・・・・




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