DOCOMOのSIMフリー化を受けて

日本通信からそれに適用した商品の発表があった。
お得感に関して言うなら どうなんだろうというところがある。
というのは 割引が無いからなのですが 実はさもありなんなわけです。
 
携帯電話を購入するときには 機種代金と月額の通信量を支払う仕組みとなっているわけです。
例えばソフトバンクであれば 9万円ぐらいの機種代金を24か月に分割して 3000円ぐらいづつ毎月割引が発生するので 電話機本体の価格は18000円ぐらいとなるわけです。
これを分割で24か月で支払うと月々750円というかかくになり大した金額ではないと支払ってもらうわけです。
月額の通信量は980円ぐらいを設定し 大体1000円以下で割安感を出しているわけです。
しかし、現在の電話には付帯するパケット通信料が 毎月最大4400円程かかるので 月々の支払いは6000円ちょっとと安定してかかるわけです。
音声の通話だけの頃に比べて格段に収入が上がったわけです。
パケットを使わなければ・・・・となるわけですが
 
AndroidのSmartPhoneでいえば初回というか機能の多くを使う為にはGoogleへお登録をする必要があります。
と、いっても 登録事項は大したことが無いわけで 簡単な登録で済むわけですが
で、登録が終了すると Googleの提供するメールアドレスが与えられます。
そして、それ以外のサービスの権利も与えられるわけです。
例えば、予定表機能のカレンダーやアドレス帳とかの部分です。
登録が済んだAndroid端末で 単純にアドレス帳を登録すると 登録したデータはGoogleの中のアドレス帳にも登録されます。
予定も同様で Google内のカレンダーにも登録されます。
PCで見に行けて便利なわけですが、逆に言うとGoogleからは確認できるわけです。
安全性の問題を提起する人は このあたりの事を言うわけです。
例えばPCでGoogleのページにアクセスしてカレンダーを書き換えたとしましょう、そうすると自動的にAndroid本体のカレンダーも書き換えられます。
この自動的にが問題で、勝手に書き換わりはしないので パケット通信を行って書き換えをしています。
単純に書き換えが行われていなかったにせよ 書き換わっていないかを確認するかの為にもパケット通信は発生します。
何かを使わなければ発生しないというわけでも無く 登録すればデフォルトでパケット通信が発生する仕組みになっているわけです。
 
先日も、Desire HDを購入するときに横に来ていた人が i-Phoneでアプリケーションを使ってないのにパケット代が発生するとクレームをつけていましたがシステムで発生するパケットもあるわけで程度の程はともかく 発生する場合が多いのです。
(明示的に止めるという手がありますが)
「データ通信を止めれば パケットの発生は起きなくなる」と言われると、「それだと使いにくくなる」と反論していて それってパケット通信してますって言っているわけなのですがその言葉の矛盾に気が付かないわけです。
各キャリアがSmartPhoneを進めてゆくのにもそのあたりに理由があるわけですが、多くの人が最低1500円程度は支払いが高くなるわけですから(パケットをほとんど使っていなかった人からすれば)あまり調子に乗って進めると 大きな反感を買う事にならないかとひやひやしたりもするわけです。
現に、SmartPhoneにして・・・・という文句が良く掲示板などでもあります。
回答する方は、同様の問題点を抱えている人だったり 大上段に構えて「情弱」なんて言葉を振りかざす「情弱」ならぬ「常識弱」な人たちがこき下ろすかの二点で救いが無いまま終わることが殆どです。
販売する方が増えることを期待してのイメージ戦略を行っているわけで、詐欺師にあった人を見て笑い飛ばすのと同様で その戦略をおこなって多くのお金を引き出そうと頭のいい人たちがこぞって考えたわけですから 普通の人ではその理屈まで推測するのは難しいわけです。
「情弱」を名乗る人たちはしっかりその戦略に乗って 多くのお金を払わされている人たちが多く その人たちが「情弱」と叫ぶためにその貴重なお金が消費されてゆくわけですから何とも言えないわけです。
勿論、パケットを使ってそれ以上の効果や満足度が支払った金額よりあるというならそれはそれでOkなわけです。
価値観の問題なので・・・・
 
SIMフリーになって実際のところどうでしょう?
結果なにも変わらないわけです。
唯一変ったのはMVNOと言われるDOCOMOから回線を借り受けて販売する業者がたくさん出てきて「技適」といわれる日本の法律に適合した端末の台数が増えその人たちが扱う事の出来る端末が増えるという結果になったわけです。
じゃあと振り返ってみてみると やっぱりDOCOMOの実入りとなり 儲かってゆくわけです。
結果他のキャリアはMVNOに対応できていないわけですから。
じゃあ、とDOCOMO単体としてはどうなのでしょう?
例えばSoftBankの端末を海外ではSIMロックを解除して販売していたりするわけですが これを買ってきてこれ用のSIMを下さいと言った場合どうなるのでしょう?
DOCOMOのいう所の「技適」を受けていて、テザリングといわれる他の機器用の パケットシェア機能も有していないのでDOCOMOのいう所の 要件は満たしています。
SIMロック解除が違法かどうかに関しては 違法性はないのではという見解でしたので 問題はないかとは思うわけです。
これを持ち込んで DOCOMOのいうところのDOCOMO製品と同様の金額でサービスを受けることが出来るのかという点が疑問です。
それが出来るのであれば・・・・なんてSIMロックフリーとSmartPhoneの普及にうれしい点だと思うわけですが どうなんでしょう?

written by HatenaSync