SmartPhoneを触る人の多さと速度

電車に乗っても SmartPhoneを触る人が増えました。
ちょっとの時間で・・・というイメージです。
AngryBirdというゲームをご存じだろうか?
パチンコで打ち出した鳥で 敵となるべき豚を倒すためにいろいろな手段を使うわけです。
構造物を壊すための当てどころや、いろいろな種類の鳥の特性を利用して破壊する パズル要素の強いアクションゲームです。
日本でもこのゲームが人気があるのは パチンコで打ち出す鳥の数が3〜5羽ぐらいなので 決着が速いのです。
ちょっとした時間にやれることと、パチンコで打ち出すというアクションのおかげで 必ずしも普通のパズルのように同じように動かすと結果が同じとは限らないのです。
打ち出す角度が少し狂うとそれで終わりなわけです。
これこそ、言葉通りちょっとの時間で出来るゲームというわけです。
 
ちょっとの時間で出来るから・・・と簡単に言ってますが これが結構すごいなと私の思う所なのです。
何が凄いかというと、PSPでもNintendo DSでもいいのですが電源を入れてゲームが出来るまでに何秒かかりますか??
必要はありませんがメーカーの主張のロゴが現れて ROMなりDiskなりを読み込んで プログレスバーが出て起動するという動きをするわけです。
所が、SmartPhoneの凄いところは常時起動しているのです。
メニューを開いて 若しくはラウンチャーを開いて アプリケーションを起動すると動き出すわけです。
Androidなどはマルチタスクなので Pauseの状態で置いておくことも出来て 切り替えるとすぐ動くわけです。
ほんの一秒ほどの事です。
 
もちろん、ゲームだけではないのです。
例えばメールを読もうとした場合、メールのアプリは常時起動していますので 新着がくれば一定タイミングで受信をしています。
起動している状態ですので選択しても すぐに開くわけです。
第二世代のSnapdragon 1Ghzぐらいの機器からはほぼ瞬時に開きます。
待っても1〜2秒のことです。
例えばホームで電車を待つときに ホームについて並んだ瞬間に間もなく電車が来ますと言われても そこで開いて数通なら確認できる時間が出来たという事です。
本来なら短すぎて、文庫本を開いて読み始めるころには・・・と考える時間でメールの確認が出来るわけです。
 
以前、WindowsMobileを使っていたのですが200MhzぐらいのCPUの端末では 待ち時間が長かったわけなのですが こうはいかなかったわけです。
それなりに待ち時間があって、というか普通の携帯電話でも ボタンを押してから待つ時間は当たり前で 今でも機種によってはそこそこ待たされます。
WEBブラウザーを開いたりすると15〜30秒ぐらい待たされることもあります。
それが、結構サクサク動いているわけです。
ゲーム機というなら PSP Go!はおそらくそのあたりの問題を重視していたのだと思います。
同じ土俵に立った時に 待つ機械とまたない機械であればどちらを選ぶか・・・・
商売としては失敗しましたが、SmartPhoneへのシフトという形でその資産を生かそうとするわけです。
Nintendo DSはそのあたりで苦しむこととなるわけです。
 
この軽快さはDual Coreの端末を手に入れたときに書きましたが 間もなくハイエンドは全てこれに変り i-Phoneも含めて全部がそうなるわけです。
ミドルクラスからローエンドはしばらくはつい上司ないでしょうが おのずそういったものになるでしょう。
ミドルクラスで実行できるゲームやアプリケーションが待たなくて良いレベルであれば 比較するゲーム機はかなり苦しくなります。
通信機能から みんなで楽しむネットゲームも可能なわけです。
そのうち山手線を回り 非接触ICカード機能を使い 一日で5駅以上降りると 特別なアイテムが貰えるとかのサービスも始まるかもしれません。
それは連携できる機能だからです。
どころか 改札を潜った瞬間に その駅の飲食店の広告メールが届くようになるかもしれません。うっとしいけど(笑
 
ただ、本来 何の間の言いながら頭を休めていた つぎはぎの時間や移動時間を 遊びであれ仕事であれ使うことが出来るようになったとすると 一人の人のエネルギーの量、活動時間が同じだとすると そんな使い方をするとガス欠を起こしてしまう可能性が。
生き急いでという表現そのものとなるかもしれないわけです。
自らも戒め、せめてその時ぐらいゆっくり・・・という感覚も必要なんでしょうね。

written by HatenaSync