SmartPhoneは高くない(嘘

カッコつきで嘘を書くのも最近よく使っているスタイルだ。
Kyocera EcoをVaio Tablet Pと間違えたというのが一番最近のネタだったと思う。
今日のは まるっきり嘘という訳では無く キャリアのいう所の本当の話なのだが・・・・
 
SmartPhoneが高いと言われているが実はそんなことは無いという話です。
実際の所は料金体系を見てもらうと解りますが 多くのキャリアでSmartPhoneは契約上は一般的なフューチャーフォンという一般携帯電話と全く同じ料金体系上に存在します。
例えばDOCOMOであれば タイプSSバリューという契約をして 一人若しくは家族割という年間契約wすることで980円となります。
他に必要な契約は一般的にはi-Modeというメールを使うのに必須な契約は315円という事になります。
SmartPhoneではi-Modeの契約は出来ないのですが SPモードという契約がそれに代わり 料金は全く同じです。
ここまでで見るとおり SmartPhoneもそうでないものも電話をするという事に置いては全く同じ料金なわけです。
 
「パケットが高い」ということなのですが 比較してみましょう。
パケットに関しては これも料金プラン上は全く変わらず 「パケホーダイダブル」という物となります。
実質的な料金という意味では フューチャーフォンの場合390円から4410円まで段階的な上がっていって 4410円まで到達した時点でそれ以上の料金がかかりません。
SmartPhoneの場合には 390円というスタートは同じですが 上限は5985円となっているので 実際は1575円高くなります。
毎月1575円は高いので 確かにSmartPhoneは高くなります。
でも、SmartPhone用にはパケホーダイフラットというのも用意されていて 5460円を固定で請求するプランがあるために  毎月の差額は1050円となります。
端末購入時にいろいろな割引などが提供されるのがs最近ではSmartPhone中心です。
MNP等で転入してくるならと、2万円程度のキャッシュバックなら当たり前という事もあるので 1050円の差額は実質的には変わらないともいえる訳で 結果的に合計金額で見ると そんなに変わらないという形となります。
じゃあ、オシャレで高機能なSmartPhoneの方がお得だし素晴らしいのではないでしょうか?
皆さん SmartPhoneを難しいと思わずにチャレンジしましょう!!
 
とまあ、キャリアの提灯なんかをしてみたわけです。
提灯というのは ふくらました状態で真ん中にろうそくを立てて使います。
ろうそく1本で照らした場合 ろうそくの歩脳のサイズの明かりとして見えるわけですが、提灯という大きな提灯の中に入れると提灯全体が光っているように見えて 明かりが大きくなったように見えるわけです。
実際はろうそく1本分の明かりは変わらず、広い面積が光って見えるだけなわけで ろうそくを実際の事とすれば提灯の明かりはそれが何倍にも広がって見えるという訳なのです。
良い点を強調して そうでない点を条件として無視すればこの話は正しいわけです。
じゃあ、なぜ高くなったとして解約を主張されるお客様が多いのか不思議になるわけで どこか記事に偏りがあるのではないか?となるわけです。
私の場合わざと書いているわけですが・・・・
 
料金体系が同じで 何故SmartPhoneでのみ高くなるという事態が起きるのでしょうか?
こういった事を雑誌なり WEBマガジンなどはちゃんと詳しく説明する必要があると思うわけですが・・・・
例えば フューチャーフォンを使っている方がi-modeに加入していてメールを送信したとしましょう。
タイプシンプルバリューなどの契約をしていた場合 780円のオプションで 何通送っても無料に出来るわけですが SmartPhoneの場合はi-Modeが使えなく Spモードというi-Modeメールの利用できるプランがあります。
これは、i-Modeのメールが利用できるという事だけで i-Modeそのものではありません。
勿論、i-Modeのアプリケーションが動かないという事だけでなく 通信は「パケット通信」という区分の通信が利用されていています。
先ほどパケットの通信代金という所で パケホーダイダブルと書いていて 390円からと書いているところなのですが この料金が適用されます。
つまり、i-Modeメールを一通送ると最大で3〜7円程度のパケット料金が課金されます。
勿論、写真を付けたりするともっとです。
いま パチッとGalaxy S2 LTEで撮影した写真が3.4Mでした。
これをメールで送信すると 2339円かかるわけです。
今までオプションを付ければ無料だったものが 写真一枚で2000円を超える費用になるなら 高くなることもあるわけです。
今まで問題にならなかったのは こんな高画質の写真が撮れなかったり 写真を小さくしなければ送れなかったものが そういった事を考えなくて良くなった分底抜けに消費することが出来るようになったわけです。
写真2枚も送ればパケットの上限に到達してしまうわけですから 当然、定額の上限に到達する前提で フラット契約となるわけです。
 
それだけかというとそうではありません。
Androidでは、新規で登録した際にはGoogle社のメールアカウントを使って 個人を特定した登録を行います。
Googleのアカウントを登録した時点で メール、電話帳、カレンダー、Picasa(写真同期)が自動的に設定します。
機種によってはこれで 写真を取るたびにクラウドにアップロードしてくれているので PCからでもいつでも見れるという素晴らしい世界になったのはいいのですが つまり 何かを修正するたびに通信が行われるわけです。
そして、変更がされたかどうかを知る方法は 接続して変更点が無いか確認するという事なので 常時定期的に通信を行う設定になっているという事です。
他にも、本体のソフトウエアが最新かどうかの確認、DOCOMOのサービスとの接続の確認とか、いろいろな事をやってくれているので 天気予報も、ニュースも、羊もいろいろな事をしゃべるわけですが 全部パケットでの通信で行われるサービスなのです。
じっとしていても勝手にパケットを消費してゆくわけです。
 
それ以前の話として、フューチャーフォンのパケット使用については今までどうだったんでしょう?
多くの方は 実は上限なんて使ってなかったわけです。
メールはパケットに含まれないとか、i-Modeもメニューまではパケット代金が請求されないとか 色々な割引サービスがあります。
結果、パケット料金は1000円ぐらいで済んでいた人が多くて 大前提として携帯電話キャリアの言う所の パケットは定額まで普通の人は使っているのだというような 話しぶりからすると矛盾が発生してしまうわけです。
 
まず、SmartPhoneはパケットの消費が無いと 手足をもがれた状態でほとんど何もできないという事です。
私などが通信の出来ない端末を持っているとかいう事に関しては、PocketWifiなどの 通信補助装置を持ってそちらを経由したパケット通信を行っているという事で 直接キャリアの回線を使って無くてもどこかのキャリアの回線を間接的に使っているに過ぎないわけです。
普通の状態では 言葉通り「何もしてなくてもパケットは消費されてゆきます」
フューチャーフォンのように何も使わなければまったく料金がかからないものではありません。
その上で パケットを使わない設定と、パケットを使う設定を比較した場合 パケット代金がもともと1000円ぐらいとしても 約5000円SmartPhoneの方が高くなるわけです。
元に戻って 980円の基本料金に315円のi-Mode、パケット代金は1000円とした場合 毎月2300円程の支払だったものが 7280円になったわけだから腰を抜かすほどびっくりするわけです。
3倍近い金額に急になって、それも家族全員でとかになった日には 5人家族で毎月25000円程も高くなれば年間30万となり 中小企業の従業員の平均年収の1/10が追加金となれば 家計への打撃は計り知れないわけです。
 
消費者センターには、いきなりの請求でびっくりした消費者が駈け込んでいるわけです。
私たちのように SmartPhoneジャンキーは最初から覚悟で 煙草も吸わず(じつは気管が弱くてすえない)頑張ってこれを趣味にしているのとは違うわけです。
最初の説明を見ると、大して変わらないわけですが 後半の説明で実際の数字を当てはめてみると大きな差となっているわけです。
ちゃんとこの辺りを 現在の実際の料金がこうなるというシュミレーションを見せて(パケットを使わなければ同様ですという説明は ちょっと卑怯だ せめて基礎パケットは公開して これぐらいは最低使うを教えるべきだ)説明して それでも良ければという話にする必要があるわけです。
勿論、消費者側も勉強する必要があります。
ただ、急激に景気が悪くなっている中 この問題はこのまま済むとは思えませんし ほおっておくとSmartPhoneは悪者化しそうな気がして・・・・
我々にしてみれば ずいぶん安くなった方なんですよこれでも。高くないは昔の事を思うとあながちウソともいえない・・・・なんですが
written by HatenaSync