AndroidTabletと画面解像度

Optimus Padを使ってみて 非常によくできていると思えるのが動画再生の時。
Optimus Padは大よそPCと同じタイプの液晶を使っているので 1280x768という解像度になっています。
他にもTabletを見てみると1280x800だったりとそう変わらない解像度となっています。
そのTabletで SlingPlayerで動画を見たりすると 回線状況の良い所では HD画質での表示となる訳です。
 
Tabletの用途として、やはりPCのように画面が見られるという点は大きなポイントとなるでしょう。
解像度だけであればこれぐらいの解像度のSmartPhoneが無い訳ではないのですが VGAを越えたあたりからは比較するときれいだと解るわけですが 単体で見た場合VGAであれば3インチぐらいで、WVGAであれば4インチ近辺でこれ以上が必要だろうかという感覚に陥ります。
勿論、比べてみるとより一層綺麗なので こっちがいいと思うわけですが この辺りの上限がどこにあるかというのはちょっと悩ましい所なのです。
テレビのディスプレイは30インチぐらいからFull HDと呼ばれる1680x1080という解像度になり 近々4k2kと呼ばれる4000x2000の解像度になると言われています(細かい数字は忘れました)
4K2Kとなると 家庭サイズのディスプレイの場合 すでにディスプレイを見ているという感覚では無く 印刷物よりも細かいので 人間の死人度の限界を超えると言われています。
つまりこれ以上解像度を上げても人間の目が付いてこない限界と言われているわけです。
じゃあTabletであればなのですが・・・いまのところということであればこの辺りかと思います。
そう言えば最近、パッと見て目であれば印刷した紙が入っている モックと区別がつかなくなってきていて 目の方が負け始めていると正直思っているわけです。
 
前述のHD画質なのですが、実はHD画質は1280x720という解像度なのです。
故に、現行Tabletの解像度であれば Optimusであれば48ドットほどの余りがでるわけです。
なんでテレビのように表示丁度の解像度にしないのでしょう?
一つは液晶パネルの問題で ちょうどの解像度の物が標準のラインナップになかったという事もあるでしょうが もう一つの要件として そこにコントロールボタンが存在するからという部分でもあるのではないかなと。
多くの動画再生ソフトでは全画面モードと コントローラー表示モードが有ったりするわけですが TabletのAndroidOSでいえば大体最下段のコントロールバーを表示したままHD動画を表示することが出来るわけです。
画面を直接触らずに コントロールを別に設けるという事も出来るわけです。
ここには例えば時間であったり、現在の動画のどのあたりまでを再生しているかや、ボリュームなどを表示したりできるわけです。
PCのフルHDのディスプレイで同じことをやるとコントローラーは動画の上にオーバーレイで表示されるので 字幕付きの映画などでは 見えなくなったりするわけです。
 
Android OSでは3.x系から4.x系にかけて本体の独立したボタンを 3つから4つぐらいに減らしています。
具体的には ボリュームと電源ボタン 及びカメラのシャッターボタンです。
2.x系では それ以外に Home 戻る メニューそしてものによっては検索ボタンがあったわけです。
これを統合するのは生産効率的には非常に正しく 全面液晶と同サイズのタッチパネルユニットに固定できれば貴下の作り分けの為の部品の汎用性が高まるわけです。
ただ、その度に画面の一部を隠すとなると アプリケーションを作成する側にも その為の対応が必要になる訳ですが こんご そのエリアを残して設計すればいいんだという事になれば もしくはTablet指定であればそのエリアは画面外に置かれるという事になればそれはそれで楽になる訳です。
じゃあ、これらのTabletがそこまで意識してとか そのために異なる解像度で・・・・というよりやはり現在ある部品がそうだったという程度の事だろうと思います。
 
プログラムを作成するにあたり 縦横比をどのあたりで最適化するかどうかに関しては 今後ガイドラインが出てくるのかもしかしてもう出ているが知らないだけかもしれません。
これが縦になったらどうだという事は私も全く考えてないので
でも、このパターンで行くと タッチパネルそのものは量産効果も出てかなり安くなっています。
そして、スイッチの信頼性の問題というのは 現在電子機器を作る上で常に問題になる点で 「部品」としてメーカーから購入したスイッチの製品のばらつきで少なからざる商品がチェックを必要にされたり、基板上の接点をリードで動かすようなスイッチなどご存じだと思いますが あまりほめられた性能の物は少なくありません。
その辺りの事も考えると どうせタッチパネルの画面を作るならスイッチも全部ユニットを特別に作らなくても普通の液晶ユニット内で収まるというメリットは少なくなく あとは極論ですが電源スイッチ以外は何も必要が無いという構成も出来るわけです。
勿論、これが可能だと思われるのも ソフトウエアとしてのAndroidOSの安定性が高まったことでもあり、当初の1.6のころで同じことが出来たとしてもこれでは 何らかのプログラムで割り込みを止めていたりすると キーなんて知らないという風になりがちだったところはやはりハードウエア的に割り込みがかかった強みはあるわけです。
ただ、OS以外の動作をある程度でも抑え込んで 後で作られるプログラムの作成ガイドラインも纏まってきたのでこの手の発想もより現実味を増すわけです。
 
中華パッドという言葉が一時期流行ったものの 安価なメーカー製品が乱立してわざわざそう安くもないこれらの商品をわざわざ買う事もないという状況となっています。
そして細々と売られていたTabletもOSは2.X系のSmartPhoneの拡張型にほぼ限られていたのは OS3.x系はあまりオープンで無く 選択できるプラットフォームの要求も比較的高めだったからです。
ところが、4.x系のOSの中華Tabletが市場に登場し始めたのは 2.xと同じプラットフォームで動くOSとして登場し わざわざ画面外にボタンを配する必要のない 汎用のタッチパネル液晶で済むとなれば 今までのようにべったいとなる感圧式で無いタッチパネルの中華PADが登場しやすい土壌を作ったわけです。
どうしてもSnapDragoやTigraがCPUとして注目を浴びていますが 其れなりのスペックの物であれば一流メーカーであればTiやSamusng、それ以外の中国のメーカーでも私の知っている範囲で3社程は登場しています。
SmartPhoneで見ないから殆どダメなんじゃないの??と言われそうですが 基本的にCPUの性能はARMからのライセンスで来ているのでCoretex A9等の性能を持っていますし、グラフィックアクセラレーターもそういえば昔聞いたなと言うようなグラフィックチップメーカーを辞めた人や 会社ごと買われて言った人たちが協力して作っているのでそれなりなわけです。
じゃあ、SmartPhoneに何故乗らないかという事に関しては 3G等のベースバンドチップの開発は開発している会社が非常に限られており これらを実装していないという点でSmartPhoneに採用されていないというだけです。
3G機能を持っていない 若しくは基板の実装サイズとバッテリーに余裕のあるTabletでは別途着けてもOKということで登場できるチャンスは非常に高いわけです。
改めて 今年は中華Padをよく見る年になりそうだと私も思っていて 出来れば安いのを一台入手したいと思っているわけです。
もう、恐らく感圧式では出てこなくて済むはずですから・・・・
 
画面解像度からもいろいろな情報とこの先の動きが想像できて楽しいわけですが・・・・
一つ機械を手に入れるたびに こうやって深読みするから 疲れるんでしょうね!!
今年、中華TABが増えたら私の予想が正しかったという事で・・・・
1万円をぎりぎり割る 中華TABが秋葉原で1GのCPうで出ているそうなので 是非見てみたいですよね 

written by HatenaSync