サーキュラーPLフィルターを買った で、続き・・・・

PLフィルターは 簡単に言うと偏光レンズです。
光の波長には向きがあって ざっくり言っちゃうと 上下に動く波になっている光と 左右に動く波になって伝わって来る光があります。
実際には斜めとかもあるわけですが・・・・
じゃあ、そのどちらかだけを抜き取ってみようというのが偏光レンズの仕組みです。
縦向きの光を遮断するには横向きの偏光レンズをいれると遮断できるわけです。
最近の3Dの映画を映画館にみる時に掛けるメガネは右も左も同じように見えるのですが 掛けてみると3Dに見えると思います。
これは 右目に受け取る光と 左目で受け取る光の波を 上下と左右に分けてスクリーンに映してみている訳です。
故に右目で見える絵と 左目で見える絵が違って見えるわけです。
赤青のメガネに比べて 医らが豊富なのが特徴です。
 
じゃあ、このフィルターをどういう時に使うのだというと
前の絵は解りにくいかもしれませんが 車の窓ガラスなら一目瞭然でしょう。
前の絵でもそうなのですが 水面やガラスなど光を反射する物に対して撮影する時なのですが・・・
反射光は光の方向を見て 偏光レンズを入れれば そちら向きの光だけが抑制されるわけです。
後ろの写真で見ればわかる通り 窓ガラスを跳ね返った光はかなり遮断できているので その中ガラス越しの車内の様子が見えている訳です。
同じように池の写真を撮った時には 池の輝きでは無く 中の方が見えるわけです。
それ以外にも、光を浴びて輝いている被写体 昼間の天気の良いときに 瑞々しい植物なんかを撮ると 反射した光で全体的に画面が白っぽく映ってしまうわけですが その反射した光だけをこのフィルターで押さえてあげればより緑や赤がくっきり映るわけです。
残念ながらデジカメで撮影した写真のデータから このPLLフィルターと同じ効果を作ろうと思っても 眩しくて見えない先の風景は記録されていないので 作り出すことが出来ないのでこのフィルターの効果は付けてでしか作用させることが出来ません。
 
PLフィルターに対してCPLフィルターがあるのは 偏光を利用してオートフォーカスなどをやっているカメラがあるので 円形に偏光効果を作り カメラのオートフォーカスなどの機能を阻害しないように作られているのが サーキュラーPLフィルターなので デジカメ用としてはCPLと呼ばれる物が普通使われます。
被写体に対して光の入る方向が決まってないので フィルターは開店するように出来ていて 撮影前に被写体を見ながらフィルターを回して偏光効果の最も高い所を選択して撮影します。
この角度があってないと ただの減光フィルター(それも1段ぐらい)になってしまいます。
故に 動く被写体を綺麗にとらえて・・・・なんていうのは難しいのですが 水の上を走るボートというのなら先に水の上にレンズを向けて角度を決めてから取ればよいという事になります。
私の場合、そういう場合は当たるも八卦と 適当な方向を触らずにそのまま撮影しちゃいますけど・・・・作業が遅いので(笑
 
とりあえず、ハワイの日差しに負けないかもしれない装備の一つとして・・・・
まあ、フィルターでもこれぐらいい変るというのが解りやすいので ちょっと書いてみました。

written by HatenaSync