Doroboが来た!!

「Dorobo(家人の読みだと ドロボーだそうだ)」が来た。
これは、レビュー用としてお借りした商品が到着したという意味なのですが 家から電話がかかってきて
「巨大なものが来た」という話であった。
サイズはもともとWEBのページで知っていたのですが 1mを超えるさいころの様な箱で来たからびっくりしたのである。
家に帰っても まるで家に入って来るなとばかり玄関に置きっぱなしの箱を二階の自室にまでも運ぶまで 居座り続けるわけです(笑
部屋にはそんな収納スペースが無いので 部屋の片づけからスタートする事になる訳だが 年末に倒れなければやるはずだった部屋の改装をようやく行うきっかけになったので良しとしよう。
実際は大きな箱の中に、箱に入ったDoroboが入っているという二重梱包だからのサイズで これには理由がありHDDを入れた状態での発送なので こういった事になったのでしょう。

まず、「Drobo」とはなんだろう?
サイト的には http://www.drobo-jp.com/ の商品で
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この機械の正体は ネットワーク上に設置できる HDDストレージなのです。
そんなの世の中に沢山あるじゃないか、と言われそうなのですが これはRAIDと呼ばれるHDDを複数個接続し専用の装置で制御する事により 元々のHDDの性能以上の速度にする(データを二つのHDDに分けて記録して 計算上二倍の速度にする、三台に同時に書き込み 計算上3倍の速度にする 等の技術)ことや、同じデータを複数のHDDに同時に書き込むことにより バックアップではないリアルタイムに HDDの障害などで読み出せないデータが発生する事の無いように安全性を確保したりするための物です。
「そんな良い物があるなら何故流行らない? 速度が二倍とか凄いじゃないか!!」なんていうのは 良いのですがそれに比例した価格とそれを設定するための技術が必要で企業のサーバーでは当たり前なのですが なかなか一般家庭には入ってゆく商品ではないのです。
 
RAIDはそのHDDの使い方で色々な種類があります。
例えばHDD二台に半分づつデータを書き込んで速度だけを上げる RAID 0(ゼロ)
二台のHDDに同じデータを同時に書き込み安全性だけを上げる RAID 1
三台以上のHDDの二台にデータを半分づつ書いて 残った1台のHDDに両方のHDDから作ったパリティと言われるデータを書き込む RAID 5(細かくは違うが解りやすいのでこう標記) 速度と安全性を上げる RAID 5等があるわけです。
最後のRAID 5は HDD1のデータ+HDD2のデータ = HDD3に両方の和の1桁目 を書き込むことによって もしHDD1が故障して動かなくなっても HDD1の内容をHDD3-HDD2というような計算で求められるようにしたものです。(ケタの一桁眼だけで解るのかという事は 10時運数で無ければ・・・・という事なのでご理解ください)
RAID 1の場合HDD二台の合計の50%しか利用できないのに対して、RAID 5では33%も利用できるのでお得でもあるわけです。
じゃあみんなでRAID 5と言いたいところなのですが その計算は誰がどうやってするの?という所でコントローラーが必要になり その性能が問題になり理論的に倍になるはずの所が精々十数パーセントの速度アップが関の山どころか製品によってはこれを入れたことによって明らかに遅くなるという事もあるわけです。
その上、二台、三台のHDDは同時にデータを書いたり全く同じデータを書くので 全く同じ要領で、どちらかが遅れたり速かったら困ってしまうので 同じ性能のHDDでなければならないわけです。って 結果的に全く同じ型番のHDDで無ければならないという事で 購入当初は良いのですが 3年たってからHDDが壊れて交換しようと思ったら もう、そのHDDが廃番で無くて・・・・なんてならないように 業務用には高くて長いライフサイクルを持つHDDが存在するわけです。
2TのHDDが価格が高沸して現状1万円ぐらいですが、RAIDに使われるHDDは3〜4万程度で1Tぐらいとずいぶん価格的な開きがあって やっぱり家庭用では無いな・・・・となるわけです。
じゃあ、なんでDOROBO何かを借りてレビューを書いてみたいと思ったのか??な訳ですが
 
まず開梱ですが、開けてみてびっくりは箱のサイズとのギャップもあったのですがサイズです。
論より証拠で、写真を見てもらえば解るわけです。

隣に並んでいるのは Terastationで同じようにRAIDのHDDで三台のHDDを内蔵したストレージなのでそのサイズの違いは歴然だろう。(一応断っておくが 5〜7年ぐらい前のモデルなので 今のモデルとの比較では無いという点には注意)
少し電源や冷却を奢ったUSB HDD程度のサイズなのです。
持ってみると やっぱり重い(笑
裏に回ると まあ、これがシンプルで パンチングの板を貼ってあるのは 最近は多くて 冷却用の空気を通す穴でしょうが それ以外には電源(アダプターが必要な点が個人的には残念)の端子とLANのRJ-45のジャック、電源スイッチしかないという非常にシンプルな作り。

専用のRAID装置となると コンソールポイものとボタンが並んでいて こういう機器ですから地面に近い位置に置くもんだから 段ボールを床に敷いて座り込んでやった作業なのですが まずそれに近いボタンが無い訳です。
どこかに隠れてないかと探してみると ありました
本体前面のふたが ポコンと外れるようになっている訳です。

でも、HDDは見えたわけですが スイッチはやっぱり無い訳です。
やっぱりシンプルな構造で 拍子抜けという感じです。
ちなみに内容物はこんな感じ・・・

薄っぺらいマニュアルとCDぐらいで・・・・ 実はめんどくさいRAIDの設定情報なんて全く無い訳です。
スタートアップにも、電源ケーブルを繋いで LANケーブルを挿して 電気を入れたら出来上がり
CDからPCにソフトを入れれば後は自動・・・・ってそんな零度があるものか なんて状態です。
 
さて、この後どうなるのだろうと 不安を抱きながらソフトのインストールへと話は続くわけです。






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