本当に速くなったか??

そろそろネガティブな意見も聞こえてきたi-padなのですが よくよく見てみると本当に速くなったかはちょっと聞いてみたくなる華字もあります。
 
新型の液晶はおおよそですが 縦横の解像度が約倍の 面積的には4倍程度のサイズとなっています。
グラフィックコアが4個になったというのが1個から4個だとすると 1個当たりの担当面積そのものは実際変わってないわけです。
まあ、そういった組方は実際はせず メインがあってアクセラレーションの関係で 送られた命令処理中にほかのものが次の命令を受けるような仕組みかとは思うのですが 単純に考えるならこういう考え方が楽になるわけです。
グラフィックコアの速度のアップがどれぐらいなのかはわかりませんが おそらくメモリーのアクセス速度が上がったのが最も大きな性能上昇につながるファクターであろうという事は想像できますので おおよそ 実面積当たりで考えると20%程度の速度アップとかなのかもしれません。
CPUも同様で、OSが単一なので遅いい処理さえモニタリングすれば ハードウエアでの付加ロジックはおおよそ想像しやすく そういう意味で何らかの改良がくわえられているとすれば 最も重い処理こそが速くなっていると考えられるわけです。
ところが、最も重い処理は実は頻度としてはそう高くないので 何をどうモニタリングしたかによって その効果のほどは変わってゆくわけです。
もちろん、メモリーの速度の上昇は ここにおいても大きな力となっていることでしょう。
メインメモリーの速度アップもさることながらストレージとなっているフラッシュメモリーの速度アップがよい影響を与えるだろうと思われるわけです。
まあまあ、ともあればそこそこに速くなるだろうという事は十分に考えられたわけですが・・・・
 
面積が4倍になって 処理は四倍で実質的な速度が20%アップだとすると・・・ちょっと気にならないですか?
4倍の処理をするとなると 同じ消費電力ならそれも4倍になっている可能性もあるわけなのですが まあそんなことはありません。
おおよそこれも1〜2割程度のアップでフルパワー状態というものでしょう。
実際には負荷の少ないときはパフォーマンスは低く同等程度というはずなのですが メニューを表示していて尚 拡大表示もしているので消費は高くなっていることでしょう。
そして、もう一つのバッテリーへの懸念点として LTE対応というのがあります。
 
残念ながら 最もLTEに対して進んでいると思われるLGにおいてもLTEユニットの消費電力が多いようで Samsungはじめ多くのメーカーがLTE搭載のSmartPhoneにおいては大きなバッテリーを搭載せざる得ないのが実情です。
これは1チップ内に全てを同梱できない現状が生み出している訳ですが 今の段階では解決できているとは思い難いわけです。
日本ではともかく アメリカではすでに利用できているわけです。
(もしかして LTEが700Mだったら将来E-MobileLTEのみ使えたりして・・・なんておもったりもして)
 
というわけでバッテリーの消費に関しては 必ずしも全モデルより良いとは言えないかもしれないというのが私の予想なのですが それを裏付けるかのようにバッテリーの容量と重量が増えているわけです。
消費電力の増大=熱という図式は当たり前にあるわけで おそらくi-padは熱的には今までのモデルよりも苦しくなっていると思われます。
そして、同じプロセスでより大きな電流が流れるような設計をすると スペックに余裕のある設計ならともかくおそらくそんなはずはないので パフォーマンスが上がった時の消費電力は比例曲線ではなく 二字曲線的に上がってゆく可能性があるというかおそらくそうでしょう。
今のところソースがないわけですが4K2Kの動画ファイルもスペック的にはこなせるようですが 実際にやると結構な負荷がCPU以上にGPUにかかることだろうという事は想像できます。
いまのところ ないという状態ではそれを測定することができるわけではないのですが・・・・
 
16Mモデルから64Mモデルまで揃ったわけですが Androidやゲーム専用機でもそうなのですが たとえばレーシングゲーム等になると3Dで表示するためのオブジェクトをある程度展開しておいておく必要があるわけですが 全部を非圧縮状態にするとすごいことになってしまうわけです。
Playstation 1がCDで2がDVD、3でBlueRayなのは速度やメディアの再生のためもあるわけですが ゲームのデータの大きさがここに来たからなのです。
実際 アスファルト6というレーシングゲームでは CD1枚+アルファサイズのデータサイズでした。
起動した後に、おそらくコースなどで1分程度の待ち時間がかかるのは解凍して展開しているからだと思われるわけですが それぐらいのこととなるわけです。
じゃあ、このゲームのサイズは1Gとして 解凍してコース一つを用意すると1.5Gとしましょう。
だとすると、16Gモデルではシステムが使っている分ものぞくと6〜7タイトルしか計算上は入らないわけです。
もちろん、これは最もヘビーな例を挙げているわけですが、免責的に4倍のディスプレイで データをつくったとすると 単純に4倍をかけてみましょう。
1Gかける4で4Gのゲーム つまり DVDクラスにCDから跳ね上がる可能性があるわけです。
CD-ROM(VHSのビデオかな?)からDVDに変わった時の鮮やかになったと実感できる感想を持ったのを 改めて体験することができるわけです。
さあ、16Gモデルだとして 全部で4本・・・・・
動画サイズもそうで Full HDだとすると二時間で8Gというところ さて、このソースどこに置きましょう・・・・
まあ、置き場所はそろっていたとして それだけの容量となるともちろん読み取り時間も人間が感じられる速度まで遅くなっています。
前述の例で行くと 2割高速化したという前提で考えても4倍のデータ量で4倍時間かかるとするなら 差し引きでは3.2倍時間がかかることとなるわけです。
「そんな遅くない!!」って言われるでしょうが当たり前なのです。いまはこの解像度のコンテンツが基本的に出ていないから当たり前なのです。
 
未来を形にしたわけですが 未来は予測できない問題も持っています。
もちろん、私が書いたことなど想定の範囲なのでしょうが だとしてもこの解像度をやったのは非常に大きなチャレンジですし 期待できる話だと・・・・
既にこの中のいくつかは海外でも話題になっていますが 今後どうなるか楽しみな話です。
もちろん、来年末には新しいモデルで 実際のその解像度のコンテンツが出そろう頃にはそれに対応した端末で・・・という解決策も残されているわけですが 今パターン覚えないですか?
だすだしなんとかって言われた有名メーカーたちが沢山あったことを。
これからはスケジュールに追われる状況になるかもしれない と思ったりもしたわけですが・・・・
 

written by HatenaSync