マグネチック〜〜

最近、SmartPhone用のケースで 蓋がマグネットで留められているものを使っているのですが・・・・
以前から、こういったもののケースも含めて少なからず持っているわけですが 実はこの種のケースは永らく持たないようにしていたケースの一つなのです。
ちょっとしたことが危険なことを招くからというわけなのですが解られますでしょうか?
 
コンピューターのメモリーで最も古い種類のもので 磁気メモリーがあります。
縦横に張った電線の交差部分に丸いドーナッツ型の磁石を配置してゆくわけですが この配線に流れる電気によって磁石の向きが変わって記録が成されるわけです。
そして、磁石が動かない程度の電気を流すと磁力の関係で 流れる電気の量が変わって メモリーとして読みだすことができるわけです。
書き込み中の動作は、磁石の向きが解るように一部に色が塗ってあって それが動くのと磁石の物理的な動きが音を出すので にぎやかなメモリーとなったわけです。
なおかつ、なんと目でメモリーの内容を確認できるという非常に優れものなわけです。
問題点もないわけではなく、最大の問題は速度とメモリーの量です。
書き込みを行うのに 磁石が回るって止まるだけの時間を要したので、速度が上がらないわけです。
そして、磁石があまり近接するとお互いの磁力で影響を与えるので ある程度の面積が必要となり ドアぐらいの大きさで最終形でも200バイトぐらいのメモリー量しかなかったわけです。
これを増やすためには その扉ぐらいなものを並べてゆくわけですが、メンテナンスも大変で ほこりが堆積すると動きが渋くなったり最悪動かなかったりするので・・・
ましてやお掃除ように掃除機でもかければ大事なメモリーの内容が物理的に消えてしまうという素晴らしい仕組みです。
 
その後、NMOSのメモリーチップが出てくるわけですが びっくりするほどの発熱にみんな苦労するわけです。
CMOSになってDRAMが出てきてとなるわけです。
この時点でメモリーは磁気メディアから 半導体メディアに代わってゆくわけです。
外部記憶装置に関しては スタートはおそらく紙テープとかカードだったと思います。
紙テープにパンチで穴をあけて記録してゆき それをリーダで読み取らせるわけですが 何度かやるとテープがっ摩耗してしまうのでコピーを作って・・・なのですが コピー装置はコンピューターそのものではなく 物理的にテープを読み取って そのまま穴をあけるデュプリケーターがあって これでコピーしたわけです。
子供時代に 駄菓子屋さんでなんだかわからない紙テープを買ったことがあったわけですが これのなれの果てだったかと思います。
紙テープで10円でひとまき10mぐらい巻いてあったのですが 真ん中に連結した穴が開いていて 不定期に穴がぽちぽちあいていたのでおそらくそうでしょう。
それを買って なんだかわからずに 投げたりいて遊んだわけですが 1個ぐらい残しておけば歴史の記録としてよかったと今なら思うわけです。
そのあと、磁気テープに代わっていって カセットテープの大きなやつ(もうこの例えも伝わらなくなりそう)1インチ幅(約3cm)の磁気テープを大きなリールに巻かれているわけです。
そのあと、ドクター中松の発明したフロッピーディスクが登場し(この当時は8インチの大きなもの)それが5インチになったころにハードディスクがうまれて(有ったけどそれなりの価格になったという意味)3.5インチになったころにはHDDが記憶媒体の種類になっていて フロッピーディスクはデータ交換用の媒体となっていたわけです。
で、光磁気ディスクが登場して光記憶媒体の時代になって MOなんてのが日本市場でも多くのシェアを誇るわけですが
気が付いたら磁気変化の速度がネックになって 直接レーザーでデータを書き換えるCDやDVDの時代となるわけです。
気が付いたら、フロッピーディスクを手に入れることすら難しくなってきたわけです。
Windowsのインストールディスクなど フロッピー13枚という巨大なパッケージだったんですよ(笑
 
まあ、今はそのCDすらも手に入れることが徐々に難しくなってきていて DVDからBluerayに代わろうとしているわけですが それよりも半導体モリーの発展がすごく
最後の磁気記憶媒体ハードディスクがSSDに置き換わろうとしている最中です。
現在、UltraBookと呼ばれる薄型PCは漏れなくに等しく SSDに代わろうとしています(廉価機種にHDDモデルがあるが薄型にするとパッケージサイズからSSDが選択されることが多い)
Bluerayもどこまでというと それは難しい問題でもあるわけです。
言っている間に、個々人でストレージを持つのかという クラウド化が進んでしまうかもしれないのですが まあそれは飛びすぎでしょう。
 
最初に書いた通り ケースに磁石を使うと 何かの拍子にその磁気媒体が・・・となるわけですが
ちょっと前なら間違えてFDを近づけたら読めなくなって涙目とか、コンピューターの横に立っていると HDDが影響受けたりとあったわけです。
普通の感覚では磁気の付いたものを持つはずかがないというのが古い感覚だったわけです。
ふと見まわすと そんな機会もなくなってしまったわけです。
HDDに関して言うなら自分からの磁気も外からの磁気もしっかり遮断するようになっているわけです。
 
持ってても大丈夫!!と最近持っているわけですが 実はまだ磁気メディアがあったのです。
流石にクレジットカードは近づけないのですが たとえばホテルの部屋のキーのカードとか 切符とか。
きがつくと 「あ〜〜」ってハワイでも成ったわけですが(笑
それもっまもなく無くなってしまうかも・・・
さびしいというか 年を取ったというか
written by HatenaSync