Googleの成功に習うもの、危うさに学ぶもの

世界中でGoogleの名前を知らない人は 大よそ世界人口の半分ぐらいだろうと思われるほどにメジャーな存在となっています。
もともと検索エンジンとしてスタートしたのですが 現在は多くのクラウドサービスの提供でも有名になっていますし Android OSの提供で SmartPhoneの世界でも世界最大の勢力となっています。
Androidの認証には GoogleのG Mailを使っているので そのユーザー数は世界最大のクラウドサービスとなっています。
多国語IMEの提供や 画像サービス、ストレージ等々 その範囲は多岐にわたっています。
APPLEとSamusungの抗争においても 実はインターフェースのコピーなどとAPPLEが酋長数るOSはGoogleが提供しているにもかかわらずSamusungを訴えているのは サービスそのものは無償で提供されているのでGoogleは利益をそこから得ていなくて 故に訴訟を起こしたところで賠償額が高くなりえないという事から代理戦争の様相を呈するわけです。
 
googleの特徴としては多くのサービスを無償で提供しています。
たとえば検索エンジンです。
最も最初の始まったサービスで最も有名なものですが、これがなかなかに巧みな仕組みになっています。
検索そのものはご存じのとおりまったくお金がかからないのですが 検索したときに広告が出るようになっていて
特に商品の検索などをしたときの目的が購入にあるなら ここに広告が出ることは非常に高い牽引効果を表すわけです。
ここに広告を出したい人たちが少なからずいても不思議はないわけです。
ですがそれだけではありません。
GoogleのHPで検索窓に文字を入れると いくつかの候補がその時点で表示されます。
これは 検索ワードを蓄積していて、よく検索されるワードが表示されるものなのです。
この機能によって、検索そのものの利便性はぐっと上がっているわけですが 逆に言うとこれでかなりの情報が収集されていることがわかるわけです。
よく検索されているという事は それだけ注目を集めているという事で、それを知ることは トレンドという言い方をするのですが ここに力を入れた広告やHPの作り、商品の企画などを行うための指標としては役に立つもので 企業は喉から手が出るほど欲しい情報でもある訳です。
この蓄積量でも現在Googleに敵うものはなく それが大きな力となっていることも確かなのです。
故に、いくつかのサービスを使われていないからなどと簡単にやめる判断が可能にもなっているのです。
同様に地図においても、彼らが提供した状右方以上に多くの人が付けた評価や一般的には収拾できない口コミのようなものまで集めているわけです。
 
ぎゃくに危うさもある訳です。
これらの情報の収集は、ユーザーが希望したものではないのではないか?と言う疑問なのです。
知らない間に自分の行動が丸裸兄なっている可能性もある訳です。
極論ですが、家に引きこもってPCだけを相手に暮らしているなら 多くの情報をGoogleに握られてしまうわけです。
G Mailの内容をもしGoogleが蓄積しているなら その内容から驚くほどの情報を得ることも可能なわけです。
海外では、企業ユーザーが自分のメールアドレスとしてG Mailを使うことも少なくないので その情報は驚く量になることでしょう。
このあたりに関する危機感を煽るユーザーも少なくなく 内容によってはGoogle側が許可を得ずに情報を収集した等 裁判が起きたりもしているわけです。
どこまでが了解を得て、どこからがそうでないか たとえばGoogleで検索する際にそういったことを考えていますか?という事なのです。
 
ただ、この「情報」という事でいうなら それが力になることは事実で それに類するサービスを開始する企業も後を絶たないわけです。
検索エンジン戦争、ブラウザー戦争 等々、その力の強さを知っているだけに 大きな戦争が起きますし
中国のようにGoogleを締め出すという政策をとるところもある訳です。
極論ですが、中国でこういった形で情報を収集されるという事は 中国国内の情報管制を超えた場所に存在することとなり 非常に都合が悪いわけです。
Baidu(百度)というこれは政府の息のかかった 同じような検索エンジンサイトが登場し、サービスの中でもよさそうなものは取り込んでゆくわけです。
話題になりますが 多国語入力のためのIMEも Baidu IMEとして提供しているわけですが これらは既にキーロガーと同様で キーボードから入力した内容をLogすることもプログラムとして可能なプログラムなので その心配を訴える人が多いこともうなづけます。
Googleの場合 アメリカの企業でその内容に関してはある程度の信用がある訳ですが、Baiduに関しては中国の企業なので そのあたりの信用レベルがGoogleほどないので 話題になりやすいわけです。
少なくとも収集しているという事は 予測変換で候補が出ることから間違いがないわけです。
 
同じようにOSでもこういったことはなされているのではないかと思うわけですが Google Androidの場合ソースがすべて公開されているのでそのあたりの心配がないと思われるのですが
APPLEiOSではどうでしょう? と、心配する人が少ないのはこれもアメリカの企業ですし こういったことに対して過敏に反応するお国柄から 何らかの形でリエンジニアリングされて 発覚すると大変なことになるわけです。
この辺りはGoogleのいくつかの危うさにも学んでいるわけです。
ただ、情報が力だと知っていて その収集をしたいのも事実なのです。
匿名で情報を収集するという形で 消費者に納得させることができるならそういう形で収集したいと考えていないわけではないのです。
 
消費者に納得させるのは実は難しく、デマが飛び回ることも少なくありません。
出来れば 個人情報を扱うことが絶対にできない通信装置があってそこを経由してデータのやり取りができるとすれば 安心感を与えて尚且つ問題が起きないわけです。
ところが、本体のプログラムにそういったものを書いて これでどうだとやったところでなかなか信用はなされないわけです。
このあたりが対応の難しいところなのです。
 
先日発売になったAPPLEの新しいデバイスには新しいコネクターが採用されて それには認証用のチップが搭載されていて それによって認証機器でなければ充電もされないしようとなっています。
これで このケーブルに取り付けられたチップと本体は何らかの形で通信がなされていることは間違いないのです。
今後のインターフェースはAPPLEの認証を受けたこのチップが必要になるので 星の数ほど登場するサードパーティ製の締め出しを狙ったものといいう意見が大半を占めているわけですが じゃあ付帯するサプライがそれほどの魅力的な商材であるとAPPLEは考えているのでしょうか?
それはライセンス料を取って・・・となるのでしょうがそうすれば 星の数ほどが0が三つぐらい減ることを示し その豊富さも魅力の端末の魅力を削ぐことにもなりえるわけです。
もろ刃の政策でもあるわけです。
そして、それをさえるために安いライセンスで乱発すると 経路不明のサプライメーカーがやはり出てきて ライセンスはうやむやという事にもなりえるわけです。
じゃあ、なんで??
 
非常にとんだ考え方なのですが、このチップには固有のIDは存在しますが個人を特定することはできないわけです。
そして、今後の周辺機器はこのちっっぷを介在して繋がるという事は間違いないわけです。
このケーブルはPCや多難津本体に繋がり そこからネットワークへの接続をすることが可能な訳ですよね。
一つは、端末状態の確認を 本体はごまかせてもこのチップをごまかすことはできません。
接続したときの認証としては非常に強固なチェックが可能なのです。
つまりJBなどをした場合のチェックなどが可能な訳です。
これによって何らかの対策を取ることも考えられます。
もう一つ、今まで送りたかったが送れなかった 情報の収集 たとえばよく使う言葉や よく使うアプリケーションなどの情報をこのチップを経由しての通信で収集するという事は可能になるわけです。
今のところは何の発表もなされていませんが・・・・
今後規約の変更などが行われて、個人情報の扱えないこのチップによる 通信に関しては・・・・ということは現れてくるかもしれません。
今のところは 採用されていることに文句を言う言われもありませんし 普及してからの話ではあるでしょう。
出来ないよううになっているから問題がないという 言い方においては正しいやり方なのですが 危惧するような話なのかどうかなのですが???
written by HatenaSync