Arrows Tab LTEがAndroid OS 4.0にアップデートされた

私の持っている機械が 二日続きでアップデートとなった。
 
いくつかのデバイスを併用しているがこれもその一つで 毎日お風呂端末として活躍しているのだ。
私の持っているデバイスの中で唯一の防水タイプで 付属でクレイドルがついていてコネクターバーの開け閉めなしに充電できるという点において利便性が高いTabletなのである。
ただ・・・・ あまりお行儀はよくなくその上爆熱で 裏側の左上あたりは忘れて触ると思わずTabletを「熱いっ!」と手から落とすレベルなのです。
動画再生なども同じような理由で続けにくい、時によっては夏場は水でお風呂を埋めたりするときに 蛇口からの水を裏に掛けて冷やしながらという事も。
もう一つ困るのは、これは何処からか解らないのですが ノイズらしきものが画面に出るのです。
標準のブラウザにおいても スクロール中に 画面に文字サイズぐらいのブロックがチラチラあらわれるのです。
高速なDolphine Browserなどにおいては100%ぐらいの確率で起きるわけです。
そして、動画再生はおおおよそ標準の再生プログラムを使っていても 何らかの確率で画面が固まり それ以降ビデオ再生プログラム全てで固まるような事例が私の所では良くあって そうなると再起動以外に手の打ちようがなかったのです。
バッテリーも問題で 100〜60%までしか私の端末は動きません。
それ以下になると いきなり0%となり そのままシャットダウンがかかって15分ぐらいケーブルをつないで充電しないとLEDも点かなくなるのです。
正直何度も投げ捨てて Galaxy TAB LTEを使うのですが耐水パックに入れるのがめんどくさくて 戻ってはイライラして・・・を繰り返していたわけです。
再起動も1日2〜3回の頻度で。
口が悪いのは許していただきたい。事実ではあるので・・・・
 
正直、アップデートも期待しておらず ハードウエア的な障害はソフトでは何ともならないことが多いのです。
アップデートすればもっと障害を呼び込む可能性があるのは 新しいOSほど既存ハードウエアに最適化がなされていて故にちらつくようなハードウエア的な問題がある場合(多くの場合タイミングがシビアすぎるなどの問題)最適化すればするほど目立ってしまうという可能性があるからです。
一応、スケジュールには入っていたものの 新しいTabletがでてそこで終わってしまうのでは・・・と正直思っていたのです。
 
突然、開始されましたとアナウンスが入って前日などに告知があったわけではありません。
おそらくOTAでと思ったら 完全に予想を外す専用アプリケーションによるアップデートとなっています。
アップデートの方法は PCを使う方法と Tablet単体で行う方法があり
前者はアップデートファイルをPCにダウンロードし 内蔵もしくはMicro SDに置いておいて アップデートアプリケーションを起動するという形になりますし
Tablet単体の場合は アプリケーションをインストールして そのアプリケーション内からダウンロードするという形となります。
私はPCの方が速いと思い PCでダウンロードして転送して・・・とこの状態でアプリケーションが必要なアップデートは初めてで 珍しくアップデートに説明書が必要でした。
で、アプリケーションを起動すると アプリケーションが私のダウンロードしたファイルを見つけてくれずに ダウンロードしますか?と聞かれて 訳わからないのですがめんどくさいので 再度ダウンロードとなってしまいました。
ダウンロードはともかく 圧縮された形式で送られてくるようで 解凍にもダウンロードするのと同様に近い時間がかかり なんじゃこりゃなるわけです。
余談ですが、アップデート終了時にPCからコピーしたファイルも削除されていたので(解凍忘れとかじゃないよ) 認識完全に出来て無かった訳じゃないはずなのですが・・・
かなり このあたりアプリケーションのダウンロードや インフォメーションの乏しい解凍画面(解凍が終了するまで触るなと書いてあるが「次へ」ボタンは表示されているので 連打されそう)などは 不安感をあおると思います。10分ぐらい徐々にプログレスバーが動くのを見ておく必要がありますから。
 
その後、ネットを検索してみると失敗している人がいらっしゃるそうで ファクトリーリセットを行っても修正不能なようなので 一度全削除してからのほうが良いかもしれません。
こうなると DOCOMOショップ通じて修理になるわけですから。
そういえばアップデートアプリケーション起動時に 「自己責任で」とかのいくつかの注意事項にチェックさせられて その上でアップデートが開始されたのを思い出しました。
こんなにしつこく聞かれたのは初めてです。
 
アップデートそのものが開始されれば 標準的なもので CUIのコンソールで進んでいくのですが これも動作中の表示が動かない状態で約10分程度かかるので(動く部分も含めると20分ぐらい)正直かなり不安感の漂う作業になるかと思います。
そのあと再起動で もう一度コンソールでの書き換えが終わると Androidそのものの再起動が行われます。
アプリケーションの最適化が行われて そのまま起動してアップデートは終了します。
全体で40分近くかかりました。
 
アップデートが終了して 数時間しか使ってないのですが
特にこの端末は プレインストールされているアプリケーションが多く メニューが煩雑な構成になっているので Android OS 4.0の機能で停止できるのはうれしい変更です。
「時間割」のような使われる層の限られるアプリをできれば最初から入れておかないで欲しいと思うわけですが アプリケーションを入れたこともないという人が少なくないようですから しょうがない処置なのでしょう。
ある程度のアプリケーションを規制すると私のような使い方だと アプリケーション画面が3画面もあれば十分なのです。
探しやすいというのは大きなメリットです。
実際に使ってみると 画面の動きが本当に滑らかになりました。
画面の切り替わりで 書き換えに4コマぐらいのストップモーションだったのが フルアニメーションになったかというぐらいの変化です。
これを持っていうなら速度が上がったと素直に喜べるわけですが まだ、バックグラウンドの処理が走っているのかもしれませんが なんかアプリケーションの起動そのものは待ち時間ができるようにないました。
その代わりという事はないのですが ブラウザにおいても Dolphine Browserにおいても 画面のちらつきが今のところ全くと言っていいほどに減ったのです。
このことにより画面の見やすさは格段アップしました。
Wifiの効率が上がったのかデータが落ちてくる時間は10%程度ですがアップしているのは 単体のせいなのか相性のせいなのかよくわかりませんがそれによるWEBの閲覧性は 速度でも画面の美しさでも上がりました。
動画再生においても 何度も再生位置をころころ変えるという負荷をかけてみたのですが これによるクラッシュは今のところ発生させることはできません。
MX動画プレーヤーのH/W+には対応していませんが 多くの動画ファイルでハードウエア支援は効いているようです。
DualCore(Multi Core) CPUに最適化されたことと 積極的にGPUアクセラレーション機能が働いているのが良い方向に動いているのでしょう。
 
再起動しなおしてチェックしたわけではないのですが
Quadrant Benchmarkでは
CPU 4718
Memory 2617
I/O 789
2Dグラフィック 267
3Dグラフィック 1725
総合 2023
と、Evo 3D程には振るわないわけです。
というか、シングルコアの第二世代のSmartphoneぐらいでしょうか。
ただ、遅さをさほど感じるわけではありません。
と、いうのも 遅いのはこの中では二つで
I/Oと2Dグラフィックです。
2DグラフィックはTIのチップはどれもあまり得意ではないようで つけられているアクセラレーターも3Dに関しては素晴らしいスコアを出すのですが・・・という話です。
なかで気になったのはI/Oなのですが 過去にこれも発売の頃の同じテストを見ても悪化しているのです。
で、ちょっと思ったのですが このストレージは32GのSSDと聞いています。
このストレージそのもの もしくはコントローラーが発熱とノイズの根源ではと思ったりしたわけです。
今回、これが抑えられたので 時折のしゃっくりのような動作や フリーズなどが抑えられているのでは・・・というのは想像ですけどね。
 
とにかく、CPUのスペックは悪くないのと プログラムを終了させないAndroidの普通の使い方だと それなりに速く使えるというわけです。
今のところですが 妙な挙動も抑えられて まあ普通のTabletとなったわけです。
普通のTabletだと思ってみると ワンセグも使えますし、DLNA(それもセキュリティ付)クライアントも持っているとなれば なかなかに良い機械ではあるのです。
不満をお持ちの方はこれもアップデートをお勧めしますが 正直持ち歩いて使うものではないので 不具合も見つけきれてない可能性が・・・・・
是非、情報収集をなさってから。
普通というのが良いのかという話もありますが 普通に使えるというのは便利だともいえますので・・・

written by HatenaSync