基本的にオカルトは嫌いなのですが・・・

LANケーブルに 超高性能オーディオ用があって・・・・という話があるわけですが
まあ、私を含め多くの方が オカルトネタと笑ったわけです。
実際のところLANケーブルはデジタルデータを伝送していて そのデータのエラーが無ければなのですが エラーが出ても再送する仕組みがあればその辺りは影響受けないわけです。
その為に、規格があってその規格内の・・・という話になる訳です。
ケーブルが太かろうと 重かろうと 見た目が豪華そうだからと言って オーディオの音の品質が変わるわけはないのです。
それを聞き取れる耳ってどんなのだろう(笑 なんて・・・・
ところが、実際に測定してチェックして優れているなんて話が出てきたわけです。
で、聞いた話をよくよく聞いてみると 実は理由があることが解ったりしたわけです。
 
LANケーブルには UTPという種類と STPと言われる種類があって 前者がシールド無で 後者はシールド付となるわけです。
シールドが付いているとどうかというと 電線の外部から侵入しようとするノイズがシールドに当たって そのままアースに落ちるので大きく減少して中の信号線に影響を与えにくくなるわけです。
これの強いのが テレビに使う同軸線なのですが・・・・
このシールドなのですが 機器を通じてアースに落とすわけですが 注意しないと例えば接続しているコンピューターがノイズをバリバリ出しているとそれがシールドを通じてLANケーブルと平行に走らせるとどうしてもケーブルにノイズが走っている訳です。
で、コンピューターはアース付きのコンセントが付いていることが多く三本足のコンセントで刺すような仕組みになっています。
ところが、多くのオーディオ機器が まあ特にチェックのために用意した場所などではそのアースが取られていないことが少なくないわけです。
アースが取られていないと 内部で発生したノイズや外部から飛び込んだノイズが逃げる場所が無くて機械の中に留まり それこそ音に影響を与えるわけです。
 
今回の場合
LANケーブルの高級ケーブルは このSTPと呼ばれるシールドケーブルで 超豪華なシールドが付いていた。
一般のケーブルとして用意した物は サプライメーカの提供する普通のケーブルで UTPでシールドは無かった。
で、このシールド部分がどうもアースとつながる構造になっています。
機器でチェックして変化があるぐらいの物ですから 私の想像の世界となる訳ですが
シールドケーブルを介してオーディオ機器の取られていないアースの信号が PCを通じて三極のコンセントから地面にアースされたのではないのだろうか?
そうすれば 音の伸びが違うなんて言う無いようであれば十分考えられることなのです。
 
実際に地面に繋ぐだけのシールドの場合、そのシールドからノイズを拾い上げる事もあるので ノイズが強大な場合シールドを付けない方が結果が良い場合もあるのです。
今回はそういう事では無く ノイズが極端に大きかったわけでは無かったが アナログ回路の音源が発生する電源の振幅を正しくアースする事により グランドが安定して音の変化に繋がったのではないのかと・・・・
認めたくはないのですが オカルトにも効果があったという事なのです。
勿論、同じサプライメーカーのSTPケーブルを持ってくれば・・・なのですが あれほど無駄に分厚いシールドは無いので効果が違ったかもしれません。
勿論、オーディオ機器を正しくアースしたなら ケーブルの差が出なかったかもしれません。
想像とオカルトの境は思った以上に難しいようです。

written by HatenaSync