フェイク!!

携帯電話を購入した。
いや、珍しく無いなんて言わないでほしい。いつもどこかの舞台から飛び降りるつもりで購入しているのだから(笑
勿論、いつもの通りSmartPhoneという訳なのだが・・・・
 
ところで、「小米」というメーカーを知っているだろうか??
もともと AndroidOSのカスタマイズで有名なソフトウエアーメーカーである。
そこが先日、画期的なSmartPhoneを作って話題になった。
何がというと価格なのです。
1.5GのDualCore それも掛け値なしのQualcom 3GCPUを搭載したSmartPhoneを日本円で2万円弱で販売するという驚くべき発表を行った。
結果、初回発表時には多くの人が並び入手の難しい端末となったのだ。
その後M1Sというクロックを1.7Gとしたものを発表し、現在10月初めに QuadCoreを搭載したM2の発売となったわけです。
ただ、このM2の発売は開発者向けのもので 実際には10月中すぎに普通の販売は行われるわけですが・・・
液晶画面もHD画質のもので 動画の撮影もHDで可能なものとなったわけです。
中国でもMeizuやハーウエイなどと同様 世界の巨大メーカーと肩を並べる端末メーカーが登場してきたのだ。
それが、国内で定着するに至ってきたわけであるが・・・
 
で、なのですが 先日というか約一か月前に頼んだのが その「小米」の電話そのものなのである。
もともと 正規でほしければリスクも少ない
http://kaimonotai.isl.hk/?p=3605
にて買うのである。
ところが、これが単純にそうではないのです。
どうも、どこにも「小米」のブランド名が無いものの スペック的にはまるでこのM1S相当のものを見つけたのだ!!
これは!! と思えば買わざる得ないわけです。
勿論、価格はそれなりで1万円を切る価格なのです。
心の中では M1Sであってほしいと思いながら 反面Blogにとっては偽物がきますようにと祈っていたわけなのです。(笑
 
さて、来たのであるが
まずはその開封だが

結構立派な箱に入った端末だ。
画面を見てもらうとわかるが なんとDual SIM端末だったのだ。
をお、予想外!!
でもこのロック画面は・・・・ そう、2.3系のものなのだ。
では購入したときのサイトのスペックを見ると
「16GB m1 M2 android cell phone 4.0 Inch Android 4.0 1.7GHz Dual core 3G GPS Wifi Smart Phone 」
となっているのだが Dual SIMとは書いてない。
というか Android 4.0はどうした!!
 
本体の同梱物は

交換用のバックカバーにケースまでついているのだ。ACアダプターは日本用で イヤホンもついている。
バッテリーが二個あるのが親切なのです。
本体のガラスには保護シートもある。
バッテリーはなんとこのサイズで 2500mAなのだ

本体の裏蓋を外して 中を見ると

うんちゃんとメーカー名も書いてある・・・・ あれ 何か違う

えっ、よく見たら「小米」ではなく「小迷」になっている。
を、中国らしい由緒正しい偽物なのだ!!
勿論 OSのバージョンも

この通りだ。
Android Marketにも参加できない端末だった。
 
さて、わかっていて書くような頃はこの辺で終わりにして
この端末のスペックは MTK6515というCPUを搭載した廉価機ですが最近の中国の廉価機をなめてはいけない。
1GhzのARM 7系のCPを搭載している。
ただmMTK6515はMTK6575と比べて二つほど劣る点が
一つはグラフィックチップがMAIL400ではなくMAIL300だという事。
特に3Dがぼろぼろのスペックとなってしまう。
もう一つが日本にいると大きな問題なのですが 3Gに対応してないのですよね(笑
 
では、なぜだまされること覚悟でこの端末を手に入れたのか?
実はこれを見てみたかったのである。
基本的に中国の模倣は売れているものをコピーするという手法です。
ですからiPhoneのコピーがー山のように登場したのです。
勿論、国の取り締まりがあるので そういったものは減っていったわけですが
ただ、今回のこれは 国産の端末で国産で企画生産されたものなのです。
それをコピーしたという事は 中国の国産端末が SonyやSamusungなどと並んでいるとは言いませんが 模倣の対象になるほどに 地位を得たという証拠となるわけです。
台数でいえば おおよそ日本国内のメーカーは太刀打ちできないレベルなのですから。
 
まあ、端末として手に入れてどうかはともかく
そう思えば 登場したことを意識すべき端末だと・・・

written by HatenaSync