「冊」って単位が相応しくない??

電子書籍端末の世界も 今回のKobo KindleそしてGoogleのAndroi Nexusの登場で大きく変わろうとしている訳ですが・・・
 
電子書籍というと、現在の書籍を電子化して それに対する電子書籍化端末はそれを見る為のデバイスという位置付けなのですが 実のところどうでしょう?
KoboKindleの最初のモデルはそうなのですが 今回登場したGoogleのNexus7やKindleでも Fireと呼ばれるモデルは少し異なる性格の商品なのです。
例えば音楽の再生やビデオの再生までサポートされるわけです。
言い方を変えると メモリー型音楽プレーヤーだったり、フォトフレームだったり、動画プレーヤーだったりするわけです。
ただ、Koboは純然たる電子書籍端末で 白黒の電子ペーパーを使った書籍リーダとして存在するわけです。
 
先日来話題になっているKoboの問題の最も大きなものは 発売当時の対応の悪さなのですが 現在くすぶっているのはその問題ではありません。
そのコンテンツの問題で、本来書籍で無い物を書籍として計上してかさ増ししていると言われているものなのです。
例えば 楽譜やWikiペディア、そして絵などもそのコンテンツに入れている事に対して批判が集まっているのです。
勿論、無料で提供されている「青空文庫」が約半数を占めているという状況がどうかという問題もあるわけですが・・・
 
これは楽天をかばう訳ではないのですが じゃあ、これがKindle FireやNexus7を対象にしたものだったらどうでしょう?
例えば写真集のピンナップが入っていて 通常の紙媒体なら有りえない例えばこのコンテンツを買った人だけが聞ける声が入っていたりとなれば それは十分ありなのです。
楽譜だって、電子音でもなんでも再生できるプレーヤ付きで動けばそれはそれでありなのです。
総譜であっても 各パートだけ電子的に再生してもらえるとなればそれはそれで十分ありですし それが例えばメトロノームが内蔵されていて そのリズムに合わせて自動的に楽譜が捲られるような仕組みであったとしても それは十分に便利なのです。
もし、購入時点でサポートされていなくても将来的にはこういった事が出来て現在のコンテンツ購入したユーザーに関しても そのサービスが提供されると確約したならどうでしょう?
DRMのような仕組みの付いたコンテンツしか再生できないプレーヤーならそれは可能なわけです。
つまり、必ずしもコンテンツがダメだったという訳では無く そのプレーヤーがKOぼだったので将来的にも表示するぐらいしか出来ないプレーヤだったので
また、それを書籍として紹介し「冊」数で数えたことによる反発が強いのです。
Wikiの書籍化の問題もあるわけですが・・・・ Kindleでは辞書として使えるという位置付けなのですから。
 
Nexus7で最少されている OS4.0以降の対応した国のPlayStoreに置いてのみなのですが
(何故こんな書き方をするかというと 香港でNexus7を起動すると GoogleBook などではこのコンテンツは現在の国では対応していないというメッセージが出てしまったからなのです)
そこで提供されるのは書籍もあるのですが どちらかというとMovieの部分に重きが置かれているような気がします。
Tranceformerを視聴する権利が付いていましたから。
みんなダウンロードして あれ?思ったほど容量に空きが!?となっている訳なのですが(笑
ダウンロードされたコンテンツは端末の中にデータとして残るので また、かなりきれいなHD画質でのデータなのでそこそこの容量になってしまうわけです。
今のところ端末でも 映像系と書籍系は区分されている訳ですが 実際所 独自のアプリケーション形態で提供されているもので言うなら
アプリケーションストアに登録されているものも少なくないわけです。
特に、アイドルのグラビアなどは専用のアプリケーションとして提供されているものが少なからずあるわけです。
じゃあ、それは書籍なのかという問題があるわけです。
この場合水増しというでは無く Playの中にあるグラビアアプリケーションを若しくは映像再生アプリケーション(例えば歌手のプロモーション用アプリ)等も 楽天的に言うならGoogleは書籍カウントしても大丈夫という事になってくるわけです。
 
今回、楽天は端末の性能上 「冊」という単位に縛られる結果となった。
もし、「Kobo Arc」が登場して一緒に出せたとすると その単位の事を 古い価値観だと笑いとbあすことぐらいはやってのけたでしょうが 今回のKobo端末に置いては笹生が二そこまで言い切れるものでは無かったのです。
Kobo Arc」であれば宣伝文句通りに言うと「書籍や動画、音楽、Webサイトなどからユーザーが読みたい、見たいコンテンツを」となっているので縛られてはいないのです。
そこまでくれば コンテンツは水増しなど言われることなく 色々な物を提供できたわけです。
Amazonですら Kindle単独のコンテンツは5万冊程度と言っている訳ですから 20万冊とかを最初からいうのはちょっと無理があったのかなと思うわけです。
ただ、Amazonがやった電子書籍化ボタンなど おおよそ日本の産業界に対しては影響力の大きい楽天がすべきことだったと思うし そちらを進めればと思ったりもしたわけですが 二番煎じは甘んじてやられないでしょうね。
 
今後のコンテンツに関して 既に「冊」で管理するのは難しく 何らかの代替を求められることになるでしょう。
一時期あった 漫画でも「メディアミックス」とかいって 音が出たりコマが動いたりというようなコンテンツも「冊」と数えるのには無理があります。
何でもかんでも「個」や「件」などで統合してしまうのは嫌なのですが だんだんそういう形になってゆくのもさびしい限りなのですが・・・・ 

written by HatenaSync