最上ののポルシェは・・・・

スポーツカーというジャンルがあるかどうかは解らないがそういったものが好きであれば この問いに答えられない人はいないと思う。
勿論、一言一句とは言わないが みんなが同じ答えをするのは これがポルシェの言った有名な答えだからなのです。
答えは「最新のポルシェ」となるわけです。
これがフェラーリーだったら 実はユーザー側で意見が分かれるのです。
ピニンファリーナの最も優雅なボディは Dino系だとか、12気筒のボクサーエンジンで無い物はダメだとか エンッォのいなくなってからの車は・・・・等々
購入した層にも主義があって恐らく分かれてしまうのです。
ポルシェにも名車は沢山あって いくつもの輝かしい歴史を持つ車はあるのですが ポルシェの公式の発表は前述通りですし
目的は「走る」という事である以上 常にそれ以上だから 誰が何と言おうと最新のものが最も良いと評価される訳です。
他のメーカーでは出来ないのか?
実はこれが非常に難しい問題なのです。
 
APPLEは世界でもっとも単一機種として普及している機種の一つとしてiPadを提供している。
初代から始まると 現在は3.5世代目に当たるものを最新のiPadとして提供している。
この「新しい」なのですが 実は微妙な点を含んでいる。
最も大きな点が 2世代目から3世代目への変更の時なのです。
一世代目から二世代目は、軽くそして薄く、それでも速くなったわけです。
ところが三世代めは 重くなったのです。勿論画面解像度が上がったわけですが 速度は微妙な感じになったのです。
勿論、スペック上は驚くほどの向上を見せるのですが それにもまして精細になったディスプレイの表示を作るためにパワーアップしたリソースの多くを消費してしまうのです。
故に、画面は凄くなったが重くなったという感じなのです。
勿論、CPUでやる処理速度などは速くなったわけです。
 
ポルシェの場合 方向性がはっきりしています。
速く走る為の改良なのです。
残念ながら静寂性や居住性は必ずしも向上するとは限りません。
iPadではないですが 大きくなってしまったり重くなったりすることも勿論あります。
それでも 明確な主張があり これは走りの為に良くなるという改良だと 自信をもって提供している訳です。
故に、タイトルでの主張が正しいと自他ともに認めるものとなってゆくわけです。
勿論、時期によっては?が付くこともあるわけですし どうしてもアメリカのマーケットが大きいのでレギュレーションの管径で結果的に悪化せざる得ないという事もあったりもするわけですが・・・・
 
実際のところ ポルシェと言えば911と呼ばれるRRレイアウトの4人乗りスポーツカーの事をいう事が多く
FRだったり4区だったりするものは車種名で呼ばれて ポルシェと呼ばれなかったりすることもあります。
じゃあ、これが最上の車かというと 既にこのレイアウトは古くなってポルシェ以外ではこの手の車では採用する事の無いレイアウトとなっています。
今でこそなのですが 一時期はカエルの目玉のように飛び出したヘッドライトのせいもあり 「後ろ向きに走った方が速い」と比喩されたのはあまりにも空気抵抗が悪くて 高速走行をしたときに障害になるという種類の物もありました。
他にも ずいぶん長い間空冷のエンジンを使い続けて 水冷に比べて熱の交換率が悪く 馬力をあげて行けば行くほどに熱量が高くなり苦しくなるという オイルを普通の車の倍ほど入れて大型のオイルクーラーをいれても苦しいという事にも悩み続けていたわけです。
それでも、常にトップクラスに存在し続けてきたわけです。
 
APPLEは 同じように最良の・・・といっているわけですが それほどの主張が今あるのでしょうか?
ipad3、3.5と見る限りはどうも迷走気味という感じがしなくもありません。
まず、ipad2の重さまでシェイプアップしなければと思うのは 意外にiPad3所有者にiPad miniの購入者と絶賛の声が多い事からもうかがえるわけです。
じゃあ、10インチクラスが無くなるのかというと やはり必要ではないかと個人的には思います。
その最新が最良だと言い切れるものが出てくることが期待されるわけですが・・・・
明日iPad Mini セルラー版が発売されるようなので ちょっと

written by HatenaSync