台湾二日目 その2

台湾 台北101の景色を楽しんだ後 お昼のちょっと前です。
というわけで お昼ご飯に Go!となるわけです。
慣れた方と行くなら・・・なのですが やはり観光を兼ねてということなら是非にと初めての方をお連れすることに私が決めているのが
「鼎泰豐(ディンタイフォン)」です。
 
鼎泰豐(ディンタイフォン)といえば小籠包ということで世界でも有名なお店です。
本店だけではなく 日本や香港にも出店のある有名なお店です。
小籠包といえば実は上海とかが有名なのですが いつのまにかここが本場のように世界の認識を変えるほどに頑張っているお店です。
私の想像なのですが、中国本土に比べて比較的身zの柔らかい台湾で作られた小籠包の皮が伸びやすくて強いことで日本の餃子の皮のように皮が薄くなったのが台湾で有名な小籠包。
日本でも原材料の粉の細かさや水の具合と 水餃子や蒸し餃子がメインの本国から 焼き餃子だけが伝わって 長い時間熱が加わっていても皮が破けないという条件をかなえる必要のない日本の餃子の皮が薄くなっていったのと同様の進化を遂げたのではないかと私は思っています。
上海でも無錫でも食べたことはあるのですが 皮の厚みといい別の料理のような気がします。
 
と、言いますのは
やはり特徴は何といっても皮の薄さです。
日本でも「小籠包」を食べる事が出来ないわけではないのですが 何か違う??と思うのはこれは日本で食べて思うことなのですが 「肉まんの小さいの」というイメージのものが多いこと。
それに対して中国・台湾のものは 皮の中にスープがたっぷり入っている 全く違うものなのです。
製法的には ゼラチン質や低温で固まる油を多く含んだ肉団子のようなものを皮で包み込んで蒸し上げるわけですが その際に蒸された熱でスープが皮の中に溢れるというわけです。
食べたときに口の中にアツアツのスープが一気に広がるという スープを食べるという種類の食べ物です。
そして、台湾のものは薄い皮に包まれているので、持ち上げたときに袋の中に液体を入れて振っている時のようにプルプルと震える姿も特徴です。
 
長めで扱いにくいお箸で持ち上げて レンゲの上に載せて口まで運ぶ食べ方なのですが 外国人にはこれは難問のようです。
一つはお箸の扱いで 今まで一緒に行った日本人でもこのプルプルな薄い皮を割らずに持ち上げるのに苦労するわけですから 外国人ならなおさら。
勿論、フォークを使うこともできなくはないのですが 挟み込んで持ち上げる必要があるために フォークでは用を成さないのです。
もう一つ、持ち上げることができたとして 口の中に入れた瞬間に熱々のスープが口いっぱいに・・・・・
そうなのです、私たち日本人のように慣れていても 口の中の皮が火傷でベロベロニなるのですが 熱々のものに慣れていない西洋人などにはこれをそのまま食べることが難しいわけです。
ただ、いくつかの関門を越えて口の中に入れた時の味は 本当に最高!!
口の中に どんぶり一杯のワンタンスープを濃縮して流し込んだような味は 台湾の小籠包ならでは。
たっぷりのスープに、中に浮かぶ肉団子と薄い皮がワンタンのように口の中を優しく撫でるのです。
もちろん 口の中は厚いスープで満たされているので 事によれば大やけどなのですがこの味の魅力を考えれば 大やけどを敢えて負ってみたいとさえ思わせてくれるのです。
赤酢をたっぷりにお醤油を少しのタレに 細く切った生姜も口いっぱいに広がることで全体を包み込む味ながらそれゆえにボケる旨みの中心をよりシャープに感じさせるようなアクセントになります。
この味に関しては、言葉で伝えきれるものでもないような気がしてしまうのが不思議です。
 
今回は台北101店に行きました。
地下一階にあるお店で 待つことが大前提な鼎泰豐の入場時に 待ち時間をより有効に過ごせるのがメリットです。
入口のカウンター前に人がわさわさいますので そちらで受付をしてそうなお姉さんに手を振るところからスタートします。
多くの場合は 顔を見て国籍を判断してその国の言葉でご挨拶をしてもらえます。
もちろん、日本語のOKな人もいらっしゃいます。
なぜか私には 「ニーハオ」なんだったのは玉に瑕ですが。
で、人数を伝えると 伝票をもらえます。
ここには 料理の名前が書いてあって 大きなポスターのメニューを見ながら入る前に料理を決めます。
この時頼んだのは二人なので
小籠包 一籠、エビ入り小籠包 一籠、空芯菜の炒め物、スープ(何だったか覚えてません)、台湾ビール生 2本でした
そして、その伝票を渡すと手続き終了です。
 
待ち時間はその際に店員さんに聞くと大体の時間を教えてもらったのですが60分とのこと。
非常にシステマチックの待ち受けシステムで 一人〜二人、3人〜4人、5人〜8人、それ以上・・・だったと思うのですが 待ち受けの番号札が別々に配られます。
大きなディスプレイに、その入店人数区分毎に 番号がディスプレイされます。
ゆえに、番号を見ればそれだけで何人待ちかがわかるのです。
7〜8組待ちだったので 個人的な予想は40分として 裏のスーパーに買い物に。
日本でも百貨店内のスーパーがあると思うのですが ここにも同様のものがあります。
もちろん、町のスーパーに比べればおそらく高いことは想像するに難しくはないのですが それでも、ぼったくり全開のお土産物屋に比べれば随分まし。
ここで買えば3〜4割引きで同じようなものが見つけられるでしょう。
例えば パインケーキなどは300円程度から箱の物が購入できるわけです。
話を聞いてみて分かったのですが、パインケーキの中身には パインジャムが入っているものと パインの果肉から作られた中身の入っているものがあって 一般的に打っているものは前者で後者は3倍以上の価格。
家族以外の人に買う価値はない(笑 とお店の人は言ってました。
 
予想通りということで30分後に帰ってみると・・・
私の次の番号がディスプレイに表示されていました。
カウンターに急いで行って
番号札をもって 「これこれ〜〜」として何とか中に入れてもらいました。
1番ぐらいならよかったと思うのですが 余り遅れると一から並びなおしになるのでご注意を。
 
中に入った後は 前に書きすぎて書くことがない。
しかし、アツアツで非常においしくできていました。
是非!!



written by HatenaSync

1月14〜17日 東京!!
いかなくてよくなりました!!