懐中電灯を購入した

自転車用に懐中電灯を購入した。
 
ロードバイクに乗りたい!!と思っても日中は仕事をしていて
夏のようにある程度の時間になっても明るければよいが 今の季節は会社が終わるころにはすでに暗くなっていて
自転車には小型のLEDライトをつけているのだが 気持ちよく走れる公園沿いの道などには街頭が少なく 自分は認識してもらえるのだが 細いタイヤを走らせる場所を確保できるわけではない。
というわけで、ライトを明るくする必要性から 新しいライトの購入に踏み切ったのだ。
といっても、貧乏と購入にすら遊び心を望んでしまうので すごい時間がかかった話となる。
 
まず、注文しようと思ったのは 9月の27日。
なぜ、今更そんな頃の話を・・・といわれそうだが 到着したのが11月30日と先週末だったからなのだ。
なぜそんなにかかったかというところが 楽しい旅の始まりなのである。
とにかく到着したのはこれである。

ご存知の人は・・・という懐中電灯で UltraFireと呼ばれるブランドのもの・・・のもしかしたらコピーかもしれない。
Cree社の超高輝度LEDを搭載した リチウムイオン電池で駆動する懐中電灯で明るいことで有名なのだ。
Cree社を半導体メーカーとして聞いたことがない方も多いかと思いますが LEDのメーカーとして有名で 超高輝度のタイプの多くがそうであるように複数のLED素子を集めて作られたLEDモジュールで 発熱や消費電力を抑えるためのノウハウを持っている会社がLEDを作っているメーカーに生産を依頼するタイプの製造工程で作られているモジュール会社なのだ。
ゆえに、LED素子の名前ではないことが特徴だ。
まあ、過程はともかく非常に明るいLEDの懐中電灯だということは確かだ。
そして、明るいがゆえに非常に大きな消費電力を支えるために 筒形のリチウム電池を利用して懐中電灯として利用できる形にまとめたのが UltraFireという懐中電灯なのだが・・・
よくよく考えてもらえるとわかるが LEDは一般的に手に入って 電池も同じだと そのコピーも少なからず出てくるのであるが ただ、ここにもノウハウがないわけではない。
長時間点灯を(下手すると2〜3分)続けると 発生した熱を逃がす仕組みがちゃんとできていないと LEDの素子が熱で壊れてしまうので それを実装する基板からそれを外に逃がすまでの仕組みにもノウハウがある。
ともあれ、市販品だから購入して秘密は何だと研究することもできるので タケノコのように色々なメーカーから出てるわけです。
私も購入したものの 自分の買ったのが本物かどうかすらわからないのです。
ともあれ、正規代理店から購入すると 5千円スタートのUltraFireが中国で探すとUS$9ぐらいからあるのだから 驚きである。
さすがに、最安値のものはダメな子のにおいがするので ここは奮発してUS$12.89のものを購入しました。
この辺りが中国製品に慣れていると(笑 予備電池が付属しているというのも魅力だったので(笑
 
で、注文が9月27日で 一週間足らずで出荷となるわけですが・・・そこからが長い。
大前提として覚えておいてほしいのが 現在の中国の貨物状況。
リチウム電池の規制が非常に厳しくなって たとえば飛行機に乗るときにトランクの中に携帯電話の電池を入れておくだけで引っかかってしまいます。
手荷物に持ち込める量も制限があるので 携帯電話マニアにはつらい時代になったわけです。
ほかにも、ネオジウムのようか希少金属を含んだ磁石なども規制が強く 持ち込み時にいろいろとめんどくさいことになるわけです。
航空便の手荷物がそうですから これがリチウムイオン電池を送るとなると・・・・なのです。
発注して送付しましたのトラッキングナンバー(荷物追跡番号)がでたもののその番号はダミーで 別の番号をメッセージ欄に検索方法を加えて送ってきました。
当然、もともと番号が入るところはダミーなので 検索不可。
それでも、ChinaPostは遅いので 一月待って送り主にメールをする。
そうしてわかることは、中国から直接リチウム電池を日本に送ることができないので 一度海外への貨物に積んで国外に出してから再度送りなおすんだと。
そのためのトラッキングナンバーが メッセージ欄に書かれたものだと。
じゃあ、トラッキングできるようになるのは・・・と聞くと それは、今から約一か月後だと言う事だった。
そして、他の荷物と一緒に違う国まで移送された私の懐中電灯は それからわずか10日後にはトラッキング可能になった。
現在地は「マレーシア」
 
マレーシアは現在LCCのハブ機能を強化しており それに伴いその空きベイに荷物を積む安価な荷物配送システムも発達してきている。
おおよそそういったものだろうと思った。
そこから2週間 まったく移動しないと思ったら 次はストックホルムが移動先だった。
なぜストックホルム??と思ったが ほぼ地球の反対側まで一気に移動したわけだ。
なぜそこ??感は一杯だったが まあなってしまったものはしょうがないので で、そこからは毎日の様に状況が変わる。
さすがにヨーロッパの物流システムです。
入国から仕分け、荷物の組み合わせ作業なども 二日開けずにステータスが変わる。
そして、とうとう出国で 飛行機に積まれたという表示。
本当に間もなくだ・・・と思っていると 再びマレーシアに。
どうも荷物をここで積み替えるようだ。
積み替えそのものはスムーズで 約三日で再送付 そこから4日でようやく日本についたのは11月も松なのです。
そうやって世界の約半分を経由して私の懐中電灯が届いたのでした。
 
言葉通りかは微妙ですが非常に明るい懐中電灯です。

この写真の3.7V4000mAという非常に大きなバッテリーを搭載していて尚1時間ちょっとが点灯時間です。
ただ、非常に明るく これはただ机の下なのですが 最大輝度で

焦点の合ったところは白飛びして何も見えないレベル。
視野を広げてゆけば

それでも明るいというか 驚くほどの光の洪水となるわけです。
 
実際、夜の道を照らしてみると 原付のヘッドライトほどには明るいわけです。
充電器もあるし 予備電池もあるので これを自転車用に使ってみようかなって・・・
乗るのが少し楽しみに。



written by HatenaSync