DMC-FX1

昨日は、否定的なコメントを書いたので改めてレビューを
一応仕様を
メーカー:パナソニック
型番:DMC-FX1
CCD:334万画素(有効画素数 320万画素) 1/2.5
重量:185g(電池、メモリーカード含む)
光学性能:ライカDC VARIO-ELMARITレンズ 6群7枚 3倍ズーム

一般的な、コンパクトサイズのミドルレンジの少し上に位置づけられるカメラかと思います。
購入のきっかけとなったのは、やはり手ぶれ補正機能。
一般的な、デジカメは 小型のレンズを使うために こがたのCCDを使いが素子数を増やすために暗くなりがちです。
今まで使ってきた、6800Zも S4もその傾向が強く 夜になると役立たず(私の使い方でです)に成る場合が多く 時によっては使い捨てカメラを購入したほどです。
使い捨てカメラのISO400や800のタイプはかなり暗さに強く駄目元で撮った写真が結構使えたりしましたが、デジカメでは 多くの場合幽霊が通るような写真になっていました。
で、FX1なのですが 
最初に持った印象は、とにかく速いです。
勿論、会社で使っているリコーのカメラに比べればそうでもないのですが、FZ1に慣れた体には少なくとも速く感じます。
インターフェースも、双方とも近いもので 好感が持てました。
重量に関しては、スペックより重く感じる 密度の高いイメージです。
全体のバランスは、どこかが重いと言う印象は受けない全体的に重量が均衡しているように感じるタイプです。
それが、後に私の大きな手に災いするのですが。
で、何日か遅れて書くのは、以前FZ1で高速タイプの(転送速度10M)のSDを入れたときと そうでないSD(転送速度2M)を入れたときの感覚が大きく違ったので 高速のSDを買うまでは正式な速度でないと考えたからです。
実は、貧乏なのでなかなかその機会は訪れなかったのですが 一昨日、何故か新品256Mが7800円とうれしいお値段だったので購入しました。(ハギワラ Hタイプ)
で、普段のスタイルで撮り始めます。
私は、常に高速連写モードで FZ1では3枚が立て続けに連写されますが、FX1では4枚の連写が一瞬の間に行われます(2秒ぐらいかしら?)
画素子数は100万画素多いはずなのにSDへの書き込み時間もFX1に軍配が上がるようです。
最初に書きましたが、小さいボディに大きな手、レンズを隠さないように握る私の手には大きな不自然な隙間が。
また、ファインダーではなく液晶画面を中心にフレーミングするタイプのデジカメでは いつもなんですが指を後ろに回して回避することが出来ずに不安的な持ち方になってしまっています。
このカメラも同様にどうしても手ブレを誘発するようです。
手ぶれ補正を切ると、いつもと同様1/60ぐらいからぶれ始めます。
では、手ぶれ防止機能をいれてみるとどうでしょう?
大体、1/15ぐらいであれば手撮りが可能です。
それ以下になると、表示のせいもあるのかもしれませんがぶれ始めます。
水族館で感じたのですが、手ぶれ補正も魔法ではありません。
カメラの揺れは押さえてくれます。しかし、被写体のぶれは押さえてくれません。機構的に当然ですが動く被写体には効果は出ないようです。
それでも、多くの登場場面。スナップ写真とかでは効果は絶大です。
カラオケボックスのネオンとスポットで照らされた夜の集合写真などでは 見た目明るいところであればフラッシュ無しでOkです。
誰かが構えて撮る前によこからぱちりといたずらのようなことも可能です。
何故か一人だけが顔を振っていたりして顔の無い のっぺらぼうのような写真になることももちろんあります。
小型の、スナップカメラにこそ付いていて欲しい機能の付いたカメラとして非常に満足できる商品ですとお勧めします。
なお、あまりメインの機能ではないですが、ハーフサイズに該当する動画が30fpsで録画することが出来ます(音声付)。動画がかなりのサイズになるので裕福な人向けの機能だとは思いますが これもなかなかの画質でPC用としては十分なサイズの動画が撮影できます。
ちなみに、QTフォーマットです。
電池のサイズが小さいことも欠点と言えばそうなのですが、必要にして十分な持続時間を持ちますので良しとするべきでしょう。