埋め込み技術

ScanSnapを会社で使い出して、いあ〜名詞の整理だけでも随分便利な物ですね。
書類に関しては、OCRできる訳ではないので それはそれですが一気に机の上の書類を廃棄処分にしました。
そこで、新しい型を買われた方がいたので、比較なんかしてみると 大きな差では電子文章に対応したこと この機能を使うと 文章に特定の暗号化された日付情報を埋め込み修正不可能な文章を作り出し 電子文書化に対応する機能なのですが、もちろん、日付スタンプは購入する必要があり、一件いくらで電子承認業者への支払が発生しますので紙で文章を残すのとコストの部分でのしのぎあいはあると思います。
また、パスワードで文章の内容をロックする機能も備えていますので 段々そういう時代になってきたのかとは感じています。
でも、税務署は対応していないと聞きましたが・・・・
新しくなって良くなった点に、PDFで保存した文章の全文検索機能が付いたこと。
これは、PDFで取り込んだ文章に透明のテキストをOCRして取り込んで その内容を検索に生かすというものらしいです。実際は持っている人のレポートでも待とうかと・・・
良く考えたらAcrobatが6から7に上がった時についた機能で実はスキャナのきのうとはあんまり関係なくて・・・
実際、AcrobatのOCR機能は 低い解像度で使っているからかもしれませんがあまり凄いとは思わないのでどうかなのですが、それはそれなりに役に立つのでしょう。
で、思ったのですが いまプレゼンなんかの時に画面を大きなプロジェクターに写し それを見せながら話をする機会とかがあると思うのですが、その時に プロジェクターで3Dの画面のように特殊なメガネをかけると立体的にみえるという表示が可能ですから 演目者だけがメガネをかけたり、コンタクトをすると文字が見えるというのはありですね。
そうすれば、何かテキストを持ちながら喋ったり 忘れて途中で止まったりすることがなくなりますよね。
技術的に凄くレベルの高いものでもなし・・・・
メガネを掛けるぐらいなら、ヘッドアップディスプレイを付ける手があったんですよね。そのほうが早い気がしてきた・・・
まあ、それはともかく写真や印刷物にデータを埋め込む技術が進んできました。
良くあるのは、証券なんかでいまは車検証もそうなっています。一昔前まではFAXで車検証を送ってください なんていっていたのですが 今やるとコピーの文字が出て FAXしても非常に読みにくいものになっています。試してみてください。話はそれますが今の車検書には走行距離も入っているんですよね メーターを戻したりしないように。
で、少しダーティーなものになると、すけべな画像にモザイクを入れて モザイクを解除するコードを入れると特定のソフトでみれたりとか、それこそ画像そのものにプログラムを埋め込んだりと色々な技術がはびこっています。
もともと、コンピューターの世界でなければお札の透かしのような技術です。
コピーすると模様が出てくるものは、既にプリンターで印刷する為のソフトが出ています。
しかし、ここだけの話FAXの解像度をターゲットに作られているので例えば美術や写真に使う1200dpiぐらいのスキャナで取り込んで印刷すれば透かしが出てこなかったりもします。
どちらにしても、これも追いかけっこな技術で、WEBで流通するようになった写真のデジタルデータにも作者の名前や版権を持つ会社の名前を入れるのですが 微妙なサイズの変更などをかけられたりすると消えてしまったり、突然写真の上に浮き出してきたりして発覚することがあるようです。
もちろん、CDのコピーなどと同じで 詳しく知る小数を取り締まることは難しいが 詳細なことを知らない大多数を対象にした場合には有効な手段なんでしょう。
雑誌の写真はともかくWEBで出回っている写真などを自分のHPなんかに貼り付けると あとで、著作権で訴えられたりする時代が来るかもしれません。もちろん、今でもそういった訴訟はあるのですが写真が同一の物かどうかを判別するのも大変みたいですから。
もともと、埋め込み技術は鍵を掛けるだけのものではなく、透かしであればその芸術性も評価されるべきで、何枚お札があっても殆ど変わらない透かしをいれる技術はすばらしいものです。
また、最初のテーマのように 埋め込み技術で3Dの表現が出来たりするのも悪くない技術だと思います。
どうしても、なにをやっても現在はセキュリティや犯罪に関するものと繋がってしまうのでどうもそういった方面を向いたような技術に見える節があります。しかし、ホログラフィの技術も含めて純粋に楽しめる技術の進歩のほうが健全で良いとは思うのですが。