今更になって思います

Palmは面白い!!」
いつも、海外のPalmを購入する機会を得ては先送りにしてゆき、現在までも保有している海外製のPalmPalm5000、PalmⅢ、そしてTungstenC、X-Proの4台。
X-Proはどちらかといえば現在は電話としての用途で使うことが多く 海外出張のときの頼もしいお供になっています。
こうして並べてみると一台たりともBluetoothの搭載機がありません。
現在、自宅の自分のPCの前に座って、新しいデバイスの購入で喜んで検索をかけると
キーボード、PDA、電話、電話(モデム)、ヘッドセット・・・・と幾つかの名前が羅列されます。
しかし、私のBluetooth暦は僅か一年なのです。
 
「通信手段として考えた場合に最も有効であるのはCFカード型のPHSだ!コストや用途を考えても他に追随する物はない!」と一年ほど前までは信じていました。
出来れば、DDI-P(現WILLCOM)のPHSカードが欲しかったのですが予算の関係でDOCOMOのP-inFreeを使っていました。
故に、PDA及びPCの選択の基準はCFスロットの着いているものとなってしまいました。PDAに関しては通信機能を求めずにむやみに小型な物を欲しがった時期もありました。
携帯電話によるブラウザーに関して躍起になって調べたり、メールを携帯電話で以下に受信するかを毎夜考える日々でした。
そして、DocomoPHS撤退が転機となり現在の環境へと移行することになります。
 
おっかなびっくりで漕ぎ出したのは、Vodafoneの3G端末をモデムとした現在の通信方式です。
約CD一枚分のパケット量が多いのか少ないのか?
定額制に慣れ親しんだ身にはその通信料が多いのか少ないのか?
既に携帯電話のブラウザーがメインの通信環境になっていた私には、携帯電話ですら50万パケットを消費するのであるから、PCやPDAを繋いだらこんなパケットぐらいすぐにも・・・・なんて思い込んでいました。
実際に使ってみるとそんな事は無く、パケットを消費していた最大の原因はEzチャンネルと呼ばれる 毎夜配信される動画放送が1Mほどで月々20Mを超える配信量だったために起きていたのだと気がつきます。
350万パケットは実質の使い放題といえる量でしたし、現在ホテルに宿泊してもモデムを故意に切断することはありません。「メッセやメーラーが僅かなパケットを消費するぐらいであれば、切断・接続を繰り返す手間が馬鹿らしい」とすら思うようになってしまいました。
X50Vはそういう意味では私のためによく働いてくれていて、Bluetoothを通じて接続される多くの機器の検証と運用を助けてくれました。
ヘッドセットを繋いでのSKYPEごっこや、TCPMPの音声をモノラルながら聞かせてくれたり、マイクロキーボードやミニキーボードで日本語の入力で悶えてみたりと、所有欲をくすぐってくれます。
ただ、そうしてみると既に動かしているプログラムからはOSなんてどうでも良くなってきていて、海外では702NKをPDA代わりに使ったり、X-PROで満足したりしているわけですから不思議です。
それで、Bluetoothを搭載したPDAで「X50Vに変わるPDAは?」と考えたときに順番に、X50Vとダブらない状況で候補機を探します。
そうしてみると、Bluetoothという段階で 多くのPalmがその候補に挙がることに気がつきます。
TungsutenはC以外はBluetoothを搭載していますし、Treoも多くのモデルでそうです。唯一しばらくの間借りていたZireにも搭載されていました。
それに対してSmartPhone世代になるまでのWindowsMobile機の多くは通信方式にも陣営の色が明確に分かれなければいけないことを示すかのようにWifi中心でBluetoothを搭載している機種が多くありません。
現地で存在したとしても、日本では無かったりと言うこともあります。
今、現在 通信機能はPDAに内蔵されるものと W−CDMAを搭載しているかいないかは別としてモデムを必要としないモデルが中心になろうとしてきています。
しかし、私のように純粋にPDAとして使ったり、PCと通信手段を共有したりという用途で考えるとどうなんでしょう?
 
通信機能が無くてもよくて、Bluetoothを搭載したPDAというと・・・・
突然TG-50が欲しくなったのはそのせいです。
海外のPalmの日本語化は悪くないのですが、ブラウザーメーラーを使う段になってWindowsMobiles機より満足できたことはありません。
販売されていない、Netfrontを利用する為にClieを選ぶと必然的にTG−50になったということなのです(UXという手も有りますが・・・)
でも、それにしても多くのPalmバイスBluetoothを標準の無線通信デバイスとして搭載していることか・・・・・
先見の明と言うのか、時代の牽引を目指していたのか それとも偶然による産物なのか私が気になるデバイスを多く排出しているわけです。
勿論、画面解像度やOSのリビジョン、動作速度等から選択肢は絞られて最終的には・・・・となるのですが選択の基準に入る機器が多いことは嬉しいことです。
最良の選択はTreo950650となるわけですが・・・・・高いですよねまだまだ(と言いながら香港の市場を調べていたのは内緒!)日本専用モデルで無いとすれば十分リスクの高い買い物です。
ただ、今になって「Palmって面白い」って本当に今更ながら思わされたりしたんですが・・・