ケーブルですか?

舐めて苦い場合は、多くの場合非常に体に良くない物である事は確かです。
製法上の問題等を無視したとしても、一般的には舌に異常な刺激を受けるものは体によくないものが多くなっています。
それは自然の摂理で、食べて栄養が多かったもの等はおいしく感じますし 体によくないと思われるものはおいしくなく感じられます。生き残ってゆくための知恵でというよりも経験で安全なものをおいしく感じるようになるのは当たり前でしょう。
もちろん、自然の世界での話し。
人工的に作られたものの中には甘いけど体によくないというものもたくさんあります。
今回のものは、自然界に発生したものではないという前提なのですが・・・
 
電線を舐めてみて苦く感じる、これはよくあります。
簡単に体験してもらうためには006Pと言う角型の9V電池の電極をたとえば広いほうを指で押さえて 小さいほうを舐めてみるとすごく苦く(個人差あり 違う味に感じる人も有ります)感じます。
味覚も味蕾(みらい)に感じる刺激で、それを電気で伝えるわけですから強制的に電気を与えれば感覚的に味覚として感じても不思議ではない。
ではなぜ苦く感じるかというと、電池を舐めて普通は舌先で舐めるもので下の真ん中や側面では舐めないので 味の部分を感じる場所の関係で苦く感じるのと、強すぎる刺激は一応に痛いと感じられるので不快な感覚として伝わるので 辛かったり苦かったり感じるようです。
で、電気が来てなくても 電線の電極は金属部分がむき出しになっているのが最も接触面として理想的です。
その為に、表面の油分を取り去るための脱脂を行う薬剤が非常に苦く、簡単に言うと完全に毒です。
そして、電極部分で無い場合には錆び難いように表面に何らかのコーティングがされておりこれは味覚的にはあまり味が無いものだと思います。
ちなみに、銅でできていますので錆びると緑青という物質に変わり これはそのもの毒です。
たくさん飲むと間違いなく死ねます。
 
今回、問題になっているのは電線の外皮の被覆の話だと思うのですが・・・
これは基本的には味がしません。
へんな言い方なのですが、樹脂を押し出して整形した場合整形後の電線が冷却を終了するまでの間にくっついたりしないように粉を振ったりします。(知識が古いから当てにならないけど)
この粉は、多くは「タルク」と呼ばれるような粉を使うとなって多様な気がします。
現在のネットワークケーブル(Cat5とかってやつ)などは多く扱うと、手のひらは真っ白けになります。これがタルクが主成分だと電線屋さんに聞いたことがあります。
ただ、現在の一般的な電線は強制的に冷却するために液体の中に漬けるとも聞いたので層だとするとその溶剤がなんだかわかりません。
樹脂はその内部に含んだ油分で弾性などを保つ素材が多く、日にさらしたプラスチックがぼろぼろになるのはその油分が減ってゆくからです。
いわゆる「クレ工業のポリメイト」とかはその失った油分を補充する働きをするわけです(もっとも、表面から塗るだけなので無くなり易いので長期間持ちません)。

出荷される電線には、ピカピカしたタイプのものとつや消しのものがあります。
前者は汚れが目立ちやすく後者はそうでもないのでesのは見たことは無いのですが後者でしょう。
この場合、特別な表面処理はされないので無味になる場合が多いのですが、渋いのですよね。
ん〜
中国製の電線で、仕事で扱ったあるものなどは油断すると油付けのような電線が来ることがありました。この電線は当然油分が多いのでこの油分が苦いかもしれません。
でも、こういう電線を持ってこられると前述の古い電線か新しいものかの区別がつきにくいのでお断りするようにはしています。
ましてや、シャープさんがそんなものを使うとは考えにくいのです。
 
ただし、電線でなかったら話は別です。
ネクター部分は、最後におそらく樹脂で固めて処理されるのでしょう。
その際に、型の中に入れて樹脂ごと固めてコネクターの出来上がりなのですが油分があって困るのは電極の部分。
電極が錆びては困りますが、それよりも電気が流れないのは最も困る。
油でギトギトの端子では安定した電気の流れは期待できません。
最後に電極部を洗浄する過程が残ります。
その際の脱脂成分であれば、当然苦いものとなるでしょう。
ネクター付近が苦いのでしたら、やっぱり余り体によい成分では有りません。
舐めるのはお奨めしません。というより、やっぱり食物でないのでしたら食べたり舐めたりはしない方向でお願いします。
特に、基板などを舐めるとフラックスという液体が残っていたりすると まあ、最悪に体に悪いのでご注意ください。
すいません、詳しくない分野でしたので これぐらいしかわかりません。
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