OQO model01(って書かないと駄目になりましたね)の日本語化

先日来、日本語化して販売している業者さんがいらっしゃるので同じ事を試してみたくなりました。
で、やってみました。
 
最大の問題はMUI(マルチランゲージ ユーザーインターフェース パッケージ)の入手です。
詳細は
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/pro/support/mui.mspx
マイクロソフトのサイトに記載されている通りで、WindowsXP ProのインストールされているOQOでは日本語化が可能になります。
MUIとは何だと成るのですが、既にご存知の通り WindowsXPでは日本語版でも日本語以外の言語が表示する機能があります。
例えば、中国や韓国のHPをインターネットエクスプローラーで見に行っても見れるように、既に多言語化はOSレベルで実現されています。
そして、入力の問題に関しても ネット上でマイクロソフトから提供されているアプリケーションのインストールで可能となります。
では、海外のOSを利用してPCを使うことに何の不自由も無いのかと? といいますと一部やはり問題があります。
それがこのMUIでサポートする部分です。
 
例えば、WindowsXPのOSを起動すると左下側に「スタート」というボタンがあります。(標準なら)
これが英語版のOSですと「Start」と成ります。
これぐらいならあまり迷う必要もありませんが、もっと奥に行くとコントロールパネルの設定項目など いくらコンピューター用語が外来語からの派生語が多いとはいえ単語だけならともかく引用等に関しては知っていなければ判らない部分もあります。
同じ言葉でもカタカナで書くのと英語で書くのでは理解しにくい言葉もあります。例えば「プロパティ」等・・・・実際、海外のアプリケーションを使わせてみるとそんなこともつまずく人が多いことに驚きます。
もちろん、程度はともかく純粋日本人である私もその例外ではありません。
もちろん、初心者の方であればHelpファイルなどにおいても同様のことが言えます。
英文でHelpが出てきても既にその時点で読む気がなくなってしまいますので・・・
 
では、MUIをインストールしてみましょう。
と言ったところで難しいところは何も無く「MUISETUP」と言うファイルをダブルクリックするだけです。
あとは導入したい言語にチェックを付け、デフォルトの言語を選択します。
日本語化を行いますので、当然デフォルトは日本語を選択します。
インストールはファイルコピーに時間が掛かるだけで何の問題も無く終了し、当たり前なのですが再起動を要求されます。
 
で、再起動するとデフォルトに日本語が選択されているとその時点で驚くことになります。
XP起動画面が既に日本語になっています。
「WindowsXPを起動します」と言われると当たり前なのですが感慨無量。
あ〜日本語化されたと思います。
「ログイン」も日本語で書かれています。
ここで喜んでいると肩透かしをくらいます。
ログインすると、メニュもアプリケーションも英語のままです。
「あれ?」っと思うかもしれませんが、これで正常です。
 
コントロールパネルを開いて、地球儀マークの「地域と言語のオプション」を選択し、languageのタブのメニューとダイアログで使われる言語 つまり一番下の選択を日本語にすると日本語になります。
選択してから一旦ログオフしてログインしなおす必要がありますがそれだけで全てが日本語OSのように動作し始めます。
標準で搭載しているアプリケーションの名称や、見かけ上のフォルダーネーム(例えば「マイコンピューター」等)も日本語のものに変更されます。
システムのプロパティも完全に日本語化しますのでだまっていればきっと誰もわからないでしょう。(っていうか同じレベルですから)
 
日本語化したから何か大きく変わるわけではないのですが、なんとなく日本に帰化したような気がするのは何故でしょうね?
このMUIが一般にも公開されていれば、日本語化に関してもう少し楽になると思うのですがどうなんでしょうね?
一般的な入手方法は、ボリュームライセンス契約のみというのは難しいですよね?
私は、別なライセンスで正規に使えていますが、開発者などで無いと入手は難しいと思われます。
WM機でも、同様にMUIを作成してより日本語化を高いレベルで実現されている方々もいらっしゃいますが、この辺りも徐々にユニバーサル化の働きと言うところでしょうね!!