PC in ・・・・

HTC Shiftはエポックメイキングな商品でした。
PDA+PCの構造となり、共有しているのはバッテリーとディスプレイだけというようなつくりになっています。
今、特価で出ているので試して見たいというむきにはたまらないアイテムと成っています。
ただ、PDA側の使い勝手が・・・という部分がユーザーのカスタマイズで使い勝手を上げているあたりに問題があるといえばあります。
ただのPCと見ても十分安価な価格にはなっているので今ならよいのではと思う部分でもあるわけなのですが。
 
最近も、ネットブックの流行があり その中ではWAN機能を搭載したものが出てきています。
WI-MAXだったり3.5Gの携帯電話だったりと
そのために、mini PCI-expressのカードスロットがあり、そのポートのサポートでATOMのZ型番のCPUが出てきていたりもしてます。
チップセットの違いは大きな差となりますので。
 
WANカードには、Qualcom等のチップが搭載されていて SIMカードスロットとアンテナを繋ぐだけで簡単に増設可能となっています。
WANチップには現在は通信の為の物だけではなく、データ通信の機能を持ち GPSを補助する機能を持ったり 時間を合わせる機能等も追加されています。
音声での応答機能やFAXの機能をカバーさせるので、DSP等も搭載されることもあり回線こそ3Gの音声回線を使ってモデム機能をサポートしたりする物もあるわけです。勿論、ぐっと遅くはなりますが接続先の仕様には合わせられるわけです。
一概にWANカードと言っても機能も仕様も様々に成っています。
このあたりは携帯電話やSmartPhoneが大木の機能を要求して、その機能要求に対してサイズの問題もあり最も主幹となるこれらのチップに内蔵される機能を増やす傾向となっているわけです。
これらのチップメーカーにしてみれば携帯電話メーカーからは、ここのチップを搭載すれば多くの機能を実装するのにサイズ的にもコスト的にも抑えられてよいわけです。
FOMA等は、ルネサスの同じ(年式によっては異なりますが)チップを使っていてそのチップにはCPUからメモリーまで搭載されていて 同じような仕様に成ってしまうわけです。
勿論、液晶のサイズやキー、OSなどに関しては異なるのでPCと同様 機種によって方向性が大きく異なったりはするわけです。
ただ、最低限の機能はほぼ全ての電話に実装されているわけです。
 
そのチップにはCPUも搭載されていて・・・・なのですが、そのCPUがARMだったりした場合 そのCPU上でWindows Mobileが動作するのに対して大きな障害は無いわけです。
例えば、サブディスプレイとしてQVGAの液晶と 裏側に4つぐらいボタンをつけて PC側とは内部でUSB接続などされていれば連携を行うことは難しくありません。
勿論、サイズ的には余分な物をつけた分のスペースは増えますが 利点も少なくなく常時メールは受信しており PC起動時にはActiveSyncでWM機側からメールの内容をPCに移動することも出来て二度読んだりせずにする仕組みが出来るわけです。
RSSTwitter等の更新確認もWM機なら難しいことではありません。
ましてやPCのバッテリーから考えれば、WM側の利用するバッテリーなどはたいした消費量ではありません。
画面を大きくする必要も高解像度にする必要もなく、音楽や動画のちょっとした閲覧ぐらいは問題ないわけです。
OSやアプリケーションの問題もなければ貼り付けておいても良いような気がします。
多くの場合はCPUやメモリーは総コストアップも僅かで実装されるわけです。
 
WM機とPCの両方をやっているメーカーとなった場合、東芝だったりHPだったりHTC,Samsung等考えてみれば少ないわけではない。
起動補助で中途半端なLinux等を実装するなら、WAN機能を付けることを前提とするならそういった選択もあるような気がします。
最初からそう設計されているなら、例えばD4なんかは面白いPCと成ったと思うのですが・・・・