SmartPhoneの最初の試練が始まるかも知れない

DOCOMOの最初のと言って良いAndroidのSmartPhoneは Xperia X10が発売になったのは約一年半前です。
じゃあ、その前になかったのかというと それ以前のProシリーズや もっとさかのぼると法人用のHTC-Zなどたくさんあったわけです。
それでも 真面目に宣伝を行い 店頭で薦めるようにしたのは このモデルからと言ってもいいでしょう。
ようやく重い腰を上げたと言える状態です。
実際のところラインナップが揃って 売れ始めたのは最初のスタートダッシュを除けば 今年の春ごろで各社が揃ってたインナップを揃えてSmartPhoneじゃなきゃ今じゃないというような宣伝を行ったからです。
Android AU」なんて宣伝も大きな効果を得たことでしょう。
多くの人たちが一年未満のユーザーなわけです。
 
SmartPhoneの特徴は多くの端末が 全面を液晶画面としたストレートタイプで 画面上を指でなぞるように操作するのが特徴です。
最もわかりやすいのがi-Phoneでそれに倣ったと言ってもいいでしょう。
世界で見ると それ以前にも多くのSMあrtPhoneがありますが キーボード中心にしたBlackBerryのようなものや、スライドとタッチパネルをタッチパネルといくつかのハードキーを組み合わせたものとなります。
そして タッチパネルは精度を出す為もあって 感圧式の物が全部と言ってもいい状態だったわけです。
大体この辺というルーズな入力で文字を確定したりという 作りは最近になっての物です。
あくまでも技術とソフトウエアのバランスが取れたという事なのでしょう。
 
最近のSmartPoneのタッチパネルは殆どと言って良いぐらい 静電式に変っています。
特徴はやはり指の先で爪とかタッチペンを使わずに使える事。
そして、マルチタッチと言われている複数の選択を認識できる点にあります。
逆に欠点としてはどうしても広い部分で選択することもあり 細かい点を選択するという事が出来ないというのと 電気の流れるものにしか反応できないという点があります。
人は水分を持っていて 電気が流れるように出来ているので電気が流れるという訳です。
利点は研究されいろいろな操作方法が考えられていて ズームとかは感覚的で使いやすしものとなっています。
逆に欠点ですが 選択範囲がルーズな事は画面が大きくなるという最も物理的な方法で解決しています。
時代は薄型の端末を作ることに成功し 大型液晶ながら重くなく扱いやすい端末となったわけで それ以前の振る液晶端末と比べるとずいぶん大きくなっているにもかかわらず それほど大きいと感じさせられないのはそういう部分もあるからです。
 
では、何が試練だという話なのですが 構造的に電気が流れるもので無いと反応できないという点です。
実際の使い方としては これぐらい寒くなってくるとですが 電話がかかってきて出ようと思っても 手袋をしていると端末の操作が出来ないという状態が起きるわけです。
勿論、電気の流れる糸を織り込んだ手袋もあり これの場合操作が出来るのですが それはまだ超少数派です。
PocketGamesさんなんかでも販売されていますが 選択できる種類もサイズも限定されてしまいます。
私の手ではこのサイズでは小さすぎるという風に選べない状況が出てきてしまいます。
じゃあなぜ手袋をすると反応しないのかという事なのですが・・・・単純に手袋には電気が流れないからです。
表面を走る静電気が 導電体を近づけることにより容量が一気に減ってその地点を特定するわけですが 電気が流れないものだと変化が無い訳です。
普通の手袋は電気を流さないので 当然反応しないわけです。
それでも、極薄なら反応するのですが(例えば防水パックなど間にビニールが入っても反応してますよね)冬場に防寒のためにする手袋が薄いわけはないのです。
 
なぜ今なのかなのですが 今年の春以降に購入した人は 手袋をしてSmartPhoneを触るという経験が実はないのです。
当然、店頭で私が買う時にも説明を受けたわけではありません。
それを知らずに 購入しているわけですから 冬の寒い日に手袋をして歩いていて 電話がかかってきたときにどうやっても取れないという事が・・・・
「電話が壊れた」と瞬間的に思って困ることでしょう。
その後動くわけですが(当たり前)いつ同じ症状が出るかとびくびくして使って そのうち手袋をしていると反応しないという事に気が付くという訳です。
このあたり もっと説明を厚くしておかないとかなり問題になる事だと思われます。
今まで購入してきたのは比較的コアなユーザーで、今問題にしているのは話題に乗っただけの普通の人なのですから 問題のとらえ方が違うわけです。
お風呂で使ったら携帯電話が壊れたと クレームをつけるわけですから・・・・・
 
他にも静電気体質(多くの場合は 着ている服のせい 同じタイプの服を着る傾向にあるので)の人だったり 寒くなると乾燥して水分が枯れやすい体質の人だと反応がとたん悪くなったりという事も この方式のタッチパネルでは発生するわけです。
銀行のATMを何度もタッチしている人を見たことがあると思います。
もう一つ、指のひらで触ることが当たり前になっていて 携帯電話以外では一般的でないタッチパネルの使い方にも関わらず その使い方を押し通そうとする人も出てきています。
例えば寿司屋さんの操作パネルなどは感圧式なので 指先若しくは爪で圧力をかけないと反応しないのですが 指で触るように押して動かないと暴れている人を見ます。
こういう問題に関しては 勘違いも含めもう少し説明しておかないと というかこれからのシーズン手袋をすると操作できないとなると 
「使えない」と短絡的に思う人たちも少なくないかと・・・・
もしかして最初の試練となるかもと・・・・・
written by HatenaSync