Nexus7に価格で驚いた!?

Nexus7は非常に戦略的価格で現れた。
16Gモデルは 19800円という価格だ。
それと伴って登場したのは通信キャリアと提携した廉価版の8Gモデル。
こちらの方は価格を私は知らないのですが おそらく2〜3000円安いのではないかと思われる。
おおよそ他国では成功しているのだろうが 日本では変な受け入れられ方をしているのではないのだろうか?
これらは、ソフトウエアやサービスのバンドル版としての意味合いが強く Googleのサービス+という販売などに多く用いられているのだが 日本では販売店のキャリアからの販促金の消費先として使われている場合が多いようだ。
 
正直、この価格には多くの人が焦りを覚えたことであろう。
もっとも顕著なのが 中華PADであると私は思う。
ICS つまり Android 4.0 OS搭載機は19800円ぐらいで、2.3のものは15000円ぐらいでと安定していた価格は 一気に前者が12000円〜15000円ぐらい。後者は1万円を割るような価格となったのである。
最初のモデルと異なり Dual CoreのCPUを搭載してメモリーも8G程度は搭載していて 決してスペックが低いとは思えないレベルなのです。
店頭で販売されているSmartPhoneと比較してもそん色のないレベルのものが増えてきているにもかかわらず
Quad Coreで19800円と言われれば もう売れなくなると焦る気持ちもわからなくはないわけです。
他にも富士通東芝TabletもそうですがLenovoなどのものでもびっくりするような価格がついていたりするのです。
 
NexusのブランドはGoogleプロデュースのききという形をとっているわけですが それだけで世界中で販売できるから安い!!というわけではないのです。
会社の体制の問題で 彼らがお金を何らかの形で受け取るわけではないのです。
故に、先日来APPLEの特許問題でSamsungなどがターゲットになっているのですが、内容にはGoogleのOSそのものが問題になっている点もある訳ですが Googleは無償でこのOSを提供しているので賠償金という形では取りにくいのである。
儲けの〜%とか言ったところで 0に何をかけても0だからなのです。
APPLEは取れるところから取ったわけですが、今後の展開を考えると このまま作れば同じ目に合うと足を止めるには良いやり方だったろうと思うので Googleはそれに対しての対策は考えているわけですが、つまり儲けがないというのが特徴なのです。
Nexus7について言えばASUSが生産をお行いGoogleの流通ルートで販売して 生産に関する利益を得ているだけで(もしかしたら名前を考えるとそれもないかもしれない)そのままGoogleは卸してしまいます。
利益を取るつもりがはなからないのですから・・・
それどころかロゴの使用などの利用もお金を取っていないですし 今回のNexusであれば2000円のPlay Storeの利用権までユーザーにプレゼントしている 売れれば売れるだけマイナスで汎愛かと思われる状況なのです。
そりゃー安くなるわけです。
 
まあ、というわけで私は驚いていませんし 最近次世代のNexusは$99だとかいう話も驚くこともないわけです。
もっといえば いつになれば0円になるかなと考えているわけです。
彼らの利益はインターネットそのもので、そのユーザー数を増やすためなら 別にAndroidが流行ろうがどうしようがどうでもいいところもある訳です。
勿論、APPLEのようにGoogleのサービスから離れるような形で自力でサービスを増やすという形で切り取られることは面白くないようですが そうでなければよいと思っている点もないわけではないようなのです。
 
たとえば、安価なTabletとしてAmzonのKindleがある訳ですし 日本でいえば楽天の販売した読書端末は7980円で割引券などを発行しているので 実質的に5000円ぐらいという価格となっています。
採算が取れるのか?t考えるのは製造業にいる人で 彼らはそんなことはあまり考えてないのです。
Amzonでいえばこれで すべてのユーザーが読書や買い物に優先的にAmzonを使ってくれるなら もうタダで上げてもいいと考えていると思うのです。
AmzonのPrimeという有料会員があるのですが これらの1年以上の継続ユーザーに対して いつタダでくれるだろうと私は思っています。
AmzonもGoogleと同じで必ずしもKindleでなくても良いわけです。
iOSにも AndroidにもPCにもMacにも Kindleアプリケーションを提供しているので それを使ってくれるのであれば 機器代金を負担しなくても良い分助かる程度にしか考えてないと思うわけです。
Prime会員にKindleをプレゼントすることで Prime会員を府やあすことの報がずいぶん彼らの商売にとっては利益となるわけです。
同じ理由でGoogleも タダで配るためにはどうすれば良いかを模索しているわけです。
 
製造業というのは原価ありきの世界。
ところが彼らは無形のプログラムやサービスを利益に変えてきた会社です。
ハードウエアは彼らにとっては道具にすぎず それらをどうにかしたいわけではないのです。
いわゆる 回線業者の二年契約ともまた違うのです。
長期的にかんがえると結果得をするという仕組みを作ることに成れているわけです。
その証拠にGoogleのサービスは殆どが無料でスタートしているじゃないですか。
完成形になってようやく企業利用者が出てきて かれらがそれにお金を払うという仕組みか広告による収入に頼っているわけです。
そして、それらの大きな力は彼らの持つ情報そのもので どんな層のお客がどれぐらい何処にアクセスするなどもっともたくさんの情報を持っています。
地図でもどこの地区で最も利用されているなど
その彼らが戦略的にやりたいことに 今回のNexus7があるわけです。
 
価格を頑張ってできるだけ質の良い物を提供する。
それが最も彼らのサービスを利用してもらうためによい手段だったわけです。
だとすると 前述通り0円も不思議ではないわけです。
製造業の問題はこういった会社が現れることにあって 原価や利益で商品を作らないというのが たとえば洗濯機や炊飯器で現れるなら 価格等はない物になってしまうという事なのだが・・・
いまのところデジタル機器だけでよかったというべきなのか・・・・




written by HatenaSync