AmazonがやるのかGoogleがやるのかは解らないのだが

Amazonがオンラインの本屋さんであるということはおおよそ疑う事の無いレベルのものであろう。
現在はそれだけに縛られない動きを見せているわけですが・・・・
それに対して、オンライン書籍のサービスを始めたもののいまいちなのがGoogleです。
もともとの書籍サービスの上に電子書籍のサービスを乗せて行ったわけですから ユーザーにはわかりやすく・・・なのです。
それでも、私個人としてはGoogleにも期待を抱くわけですが。
もちろん、Amazonが嫌いというわけではなく いわゆる日本人の判官びいきというものであろう。
現在Amazonでは 本だけでなく家電分野にまで幅を広げたオンラインモールとしての機能も馬鹿に出来ない。
Googleは価格の調査サービスなどを行ったりしているので その仕組みを利用してそう遠くない時代にも参加すると思う。
この辺りは、人がデジタルデータでできていれば困らないわけだが これがリアルに肉体を持っているので それを維持するためには食べ物や飲み物を含めて様々なものが必要となる。
その欲求をかなえるためにはこういったサービスが必要で Amazonはいかにも販売店のふりをしているがそうではなく 現在ではその多くを倉庫配送業に軸足を移している。
実際の販売は外部の業者に委託して その配送や小さな店舗に対しては商品を預かって配送したりのサービスを行っている。
現在、首都圏などに限られているとはいえ当日配送を可能にしている評者というのは実は少ないわけでそれがすごいのです。
これは リアルの世界に対してだけではなく、オンラインの世界でもそうでストレージサービスなどやショッピングモールの提供業務などもその一つだ。
じゃあ、Googleには漬け込む余地がないのか?という事とはまた異なる。
状況予測と、最適化の手法に関してはGoogleの方が一枚上手なのである。
既にある運送業者を使ってこういったシステムを組んで対抗するという手段がいまだ存在しているのは 1強の状況にまでは至ってないからだ。
 
オンラインBOOKの販売に関してのみ注目されるが、この機能は大きなストレージとしてのサービスも同時に抱えているのです。
現在、出版社が潰れた場合 その出版社の持つ著作物に関する評価は有名な作品の物だけに限られており その後有名になった作家の過去の作品となると版権などの所有者がハッキリせず現在も作者にも再販が出せないという書籍があり、それらは昔に出たものだけとなるからプレミアがついたりする。
ところが、今回のようにオンラインのストレージにとなると 作品全体の評価がそれに伴う事となるかもしれないのです。
つまり 年に一度でも売れている書籍であれば それにはそれだけの価値があるとの評価の対象となることもできるのです。
Amazonの評価で、全書籍の収益が これぐらいだからこの出版社の残りの版権はこれぐらいで・・・・と買い取ることも可能なのです。
勿論、有名な作家の物だけ販売して その残りをストレージサービスとしてのAmazonが買い取るパターンもあり得るわけです。
ここからの手間はストレージの量の問題だけで それ以外に追加のコストがかからないオンラインブックだから成立するものでもある訳です。
同じように、出版されるが時期とともに消えてゆく書籍で非常に規模の大きい物がある。
色々あるのだがそれに手を付ける方法もある。ではその例を出してみよう。
 
たとえば、家電製品を購入したとしよう。
耐久年数が10年としたときに 10年は使っていくなかで オーバークオリティ故に使わない機能まで実装されているのだがその機能の一つを使おうとしたときに 使ったことのない機能であるから 使い方に困るわけです。
と、言うわけで取扱説明書を見て・・・・となるわけですが 自分の家で10年前に買った電化製品の取扱説明書ってすぐに見つかりますか??
見つかるよという人は しまいの良い人でしょう。
私などは 携帯電話の箱を見つけられないぐらいですから比較にもならないことでしょう。
では、見つからない時はどうするのかというと WEBを調べると言えばそこそこねっっとに詳しい人で メーカーに行けばカタログダウンロードができるというわけですが ある一定の年代を超えると提供うしていないことが多いのです。
勿論、10年前となるとなかなか見つからない。
しょうがないので型番検索で使用記などがかかれてないか探して・・・となるわけです。
これは一つはサイトのメンテナンスの問題と あまり古い商品を使い続けられたくないという気持ちの表れだと思うのですが メーカーにしてみればです。
ユーザーにしてみれば 困っているわけです。
 
じゃあ、どちらでもいいですがAmazonGoogle電子書籍のサービスとして取扱説明書の無償ストレージサービスを始めたとしたらどうでしょう?
それも基本的に消さないというサービスを行ったとしたらどうでしょう?
ユーザー的には どちらかのサイトで商品を購入すれば将来的にも取扱説明書という部分でサービスが受けられるのです。
もう一つ、現在PDFなどでカタログが提供されているのは非常に限定された商品です。
たとえば電池式のカイロや乾電池式のポータブルラジオの説明書はPDFで提供されていたりはしないのです。
その辺りまで もう製品が出るたびに登録しちゃえとメーカーとタイアップしたらどうでしょう?
メーカーはサービスの大半を委託できて助かります。
ユーザーはもう取扱説明書をなくす恐怖から解放されるわけです。
古い商品を見つけても再度利用できる可能性がありエコシステム的にも助かりますし 覇者が決まればもう取扱説明書は本体につくものでなくなるはずです。
もう一つ、商品の機能を探した時にカタログだけでは見つからないこともあります。
串刺し式に取扱説明書を見れるならこれはすごい比較のための機能なのです。
勿論、買う際には取扱説明書を見れば 思いもがけない機能に気が付くかもしれません。
ここで商品を探せば 取扱説明書のそばには類似する商品や商品をそのまま購入するための簿おたんでも配して置けば購買確率は飛躍的に上がるわけです。
 
どうですか、書類のストレージサービスとしての書籍サイトは?
もう、これだけでもすごいと思いませんか?
今後は、講習会に行ったりしたときにAmazonGoogleのIDを書くだけで 講習者の書籍のサービスや特典がついたりいも簡単にできます。
勿論、プレゼントも難しい話ではないのです。
0円の売り上げに対して課金しないというポリシーを新たに追加すれば 恐らくこういった需要は大きく増えるでしょう。
プレゼントした著者は複数の書籍を出しているなら それらの案内を継続的にできるわけです。
 
電子書籍」をただの枠として出版社の出版する著作物と限定している時点で彼らに敵おうはずはないのです。
彼らはそういった枠を取り除くことを考え、その崩壊時にこそビジネスチャンスがあると考えているのですから。
現在、「青空文庫」が注目を浴びているのは KOBOに始まる電子書籍の立ち上げ時に それらの無償に提供されているデータが書籍として素晴らしいからなのです。
「かさまし」と悪口を言う人も居るわけですが、名作を無料で読める仕組みを増やしたことは非常に良いことです。
Google Play Bookでも現在日々追加されていっています。
恐らく、Google青空文庫の活動に協賛し 協力を行い使っているのでしょう。
楽天は知りませんが(笑
その内という事はないのでしょうが たとえばGoogleが将来ストレージを無償で提供するとして協力を行い 紙のデータを文字データ化することにも協力してゆくなら 飛躍的なペースで今後著作権の切れた書籍は爆発的に集約されてゆくことでしょう。
勿論、青空文庫のポリシーに賛成できない作品は独自で集める必要はあるのでしょうが。
現在、漫画でも同じ試みがなされています。
協力会員を募るよりも、AmzonかGoogleに協力を仰ぎ おおよそ得られるであろう金額をぶつけてみればそのコストを払ってくれてもおかしくないのです。
ストレージが無料になれば運営費は限りなく小さくなり、収入も安定したものとして確保できるわけです。
問題は、既存の出版社との関係です。
名作と言われるものが無料で この程度と思われる作品が有料であれば売り上げが減ることは間違いないからです(笑
ただ、それを意に介さないからこそ AmazonでありGoogleなのです。
なぜか?解りやすい話です。ユーザーに聞いてみればいい どちらを支持するかを・・・・・結果は明らかでしょう。
だからこそ著作権団体を別組織とし 出版社そのものがユーザーからの攻撃の矢面に立たないようにしているのですから。
 
どこまで進むかわかりませんが 今後の動きが楽しみなはなしなのです。
AmazonさんでもGoogleさんでも構わないので取扱説明書の委託を受けるというサービス 草々に始めてくれませんかね??



written by HatenaSync