Evo 3Dを退役させた
自分の日記を(このサイト)を紐解いてみると 2011年12月27日に白ロムとして購入したものだ。
この前のモデル HTC EVOをAUの契約で購入して その契約をこちらに移し替えたものだ。
思い返せばなのだが 当時「禁断」という言葉を当時のAUは良く使っていて 初代のEVOは「禁断」の中では 比較的ニュース性の高いものを搭載した。
その機能は、「テザリング」というものでSmartPhoneをモデムとして使って PCやWifi対応のゲーム機などをインターネット網に繋ぐ機能である。
ハードウエアとしてできないわけではなかったがPCと携帯電話の消費する通信量はけた違いで PCを接続するために使えば回線に対する負担は恐ろしいものとなりパンクしてしまうことからどのキャリアも採用を見送っていたものです。
それを解禁したのがこの機種で、そのトラフィックの問題を解決するために WiMaxでの通信機能も搭載し 大規模なデータの流れに関しては WiMaxを利用してもらうようにしたわけです。
当時の AUの3Gがさほど速くなかったこともあって WiMaxを利用する人も多くこの機能に関しては私は非常に重宝したのだ。
+WiMaxと言われた機能で数機種登場した 第二世代に当たるのがこのEvo 3Dなのだ。
EvoはAUからの発売時に既に2年近い日がたった端末だったのだ。
搭乗の時にはすでに旧機種だったのだが、これで一線級に追いついたわけです。
ところが、この当時迷走中のHTCだったので 付加価値を変なところに見出し ディスプレイを3Dにすることで他社と違うという差別化を図った。
Docomoからも シャープ製で3Dの端末が出ましたが どちらも残念なことにヒットすることはなかったのです。
裸眼の3Dは悪くはないのですが それ故に液晶に癖が出たりと良いことばかりではないですし さほど3Dのコンテンツもないので宝の持ち腐れなのです。
立体視といったところで手のひらに収まるサイズ。
飛び出してきたところで迫力はなかったのです。
それでも、質実剛健が似合うHTCの端末らしく 機能は地味ながら必要にして十分な機能を持っていました。
今でこそ当たり前ですが 独自のシェルを開発しており たとえば画面に大きな時計を表示するなどはHTCが始めたことだったと記憶しています。
電話の音声が小さいとか Galaxy S2 WiMaxに比べて普通であることは悪くなかったわけです。
それでも時代の流れは残酷で
OSも現行の最新のベースとなる 4.0にアップデートして対応するアプリケーション等は変わらない物の 色々な機能を補てんするアプリケーションの量が増えてゆきだんだん動きが悪くなって行きました。
AUのID認証がバックグラウンドで動き、それがなければSmartPathなどの アプリケーションの起動がうまくいかないなどが出てきます。
せっかくそれらの標準機能のアプリケーションの動きを止める機能がこのバージョンのAndroid OSからは搭載されたのですが
それらはメーカーの専用アプリケーション提供サイトから提供されていたので 何度も何度もアップデートの告知が来るというめんどくさい状況となってしまうのです。
最近、端末を選ぶにあたり最低限のスペックとして見ているのは
RAMが2G以上、できれば3Gとか言う風になってきて この当時の他の端末も含めて1Gとか 事によっては512kとかでは動作が苦しくなってきているのです。
実際のストレージに関しては マイクロSDなどで多くの場合増設できるのですが ここはどうにもならないので・・・・
逆に言えばそれ以外では 比較的満足していた端末なのです。
で、2011年の12月からなので1年反をちょっと超えた感じでしょう。
実際にやめるきっかけは キャリアとの契約によるもので
ちょうど二年の経過で、一括で購入した端末の分割金がなくなり SmartValueと呼ばれる料金割引制度も二年目以降は減額されるという 二年を超えたお客さんは損をしますよと言わんばかりの政策で追い出されてしまうわけです。
新たに購入したiPhone5の方が維持費が安いのですからしょうがないわけです。
現状、販売されているAndroid SmartPhone達ですが OSのバージョンは4.0からマイナーバージョンアップされた 4.1.2ぐらいです。
幾分メッセージの出方などは変更になっていますし マルチユーザーを意識しているなど変わってはいますが さほどでもありません。
現状のプログラムでも RAMの容量以外で動作しない物はそうはないはずです。
ICカードの読み込みや LTEなどの新しい通信方式に対応していない以上の大きな差はないのです。
単に 二年たったから切り替えた程度です。
勿論、バッテリー自身の劣化も激しく すでに3代目のバッテリーなのですが・・・・
消費者の購買を刺激するのは やはり新機能だったりスタイリッシュだとか言うことで さほど・・・ではなかなか変えようとはしません。
もちろん、私の様に料金が上がるとかなのですが テレビでも「スマートバリューに加入しないなんて・・・」なんてCMはやってますが 二年経過後は実は値上がりしますなんてのは 大きく言わないのです。
期間限定の割引なので 割引額が減額されるのです。
長く使ってもらうお客さんの方が支払いが多いというおかしな構造になっているわけですが そこまで理解しているお客さんが少ないので 壊れないからそのまま・・・というわけで
最近よく使ってるのかな?程度で使い続けていることでしょう。
そのSmartPhoneに対して 契約に対してそこまで細かく考えない人だからこそ 買い替えるためのきっかけにはならないわけです。
となれば減速は目に見えているのかな?なんて思ったりしたわけですが
外観を見ればまだ十分にきれいで、そして機能的にもさほど不自由していない訳ですが 経済的理由で乗り換えって
なんか、感慨深いものも感じるわけですが・・・
それでも、最も長く使った端末の一つとなりました。
written by HatenaSync