省エネ化

先日、廊下の電球が切れたことによって LEDの電球に付け替えて宅内のLED化率が50%を超えた。
既に、蛍光灯化されている日本の家屋の場合 今回交換した電球に関していうなら
23W→7Wなので三分の一程度に消費電力が下がる程度なわけですが これがもし60Wの裸電球を付けていたなら10分の一という大きな減り方になるわけだ。
この先の省エネという話になるのだが・・・・
実はみんなあまり意識していないところで 消費されていたりするのだ。
 
待機電力という言葉がある
テレビなどの使っていないときにもリモコンの受信をするためなどに電源が入っている為に使われている電力のことだ。
リモコンで便利に使えているということは少なからずそういった電力は消費されている。
コンセントにスイッチを付けて切ればよいとなるわけですが なかなかめんどくさくてやらないものだ。
ただ、習慣化すればできるというのは解っていて、部屋の電気がそのよい例で 壁についているスイッチでオンオフしている。
それに照明器具のリモコンがあって・・・という使い方がまさにそれである。
ここから電力を取ればいいのに・・・・と思ったりもするのだ。
で、この待機電力を減らせば・・・・ というのは実は間違いだったりする。
間違いではないが これだけ話題になったおかげで この待機電力というのは極めて低い数字になったのだ。
対策は簡単で バッテリーを内蔵することで簡単に対応できる。
内蔵したバッテリーで待ち受けし、その電力が低くなったときに充電する回路だけが生きていればよい。
故に話題になるほどの消費電力ではない。
 
では、どうすれば・・・・となるわけだが
よく見てほしいのは 例えば宅内の電話機の子機の充電器。
昔ながらのものでACアダプターなどが付いているのだが あのACアダプターのすんぐりむっくりした形なのだがなぜあの形をしているかご存じだろうか?
携帯電話の充電器のように薄くてスタイリッシュだったら便利なのにって思ったことはないですか?
昔からあの形だから・・・で解決するのは簡単なのですが 実はあの中にはトランスが入っています。
トランスは簡単にいうと 100Vから5Vなどに電圧を変化させる機器なのですが この仕組みは非常に単純です。
鉄心を用意し その周囲に電線を巻き付けると電磁石になります。
その電磁石に電線を半分の巻き数で巻きつけてそこにテスターをつなぐと最初のコイルに100Vの電圧をかければ 半分の巻き数のコイルからは50Vが出てくるというわけです。
電気の量と効率を稼ぎ出すために 電線を太く巻き数を多くしてゆくので 商品電力の大い機器のACアダプターは大きく重くなるわけです。
あのサイズの鉄心が入っているわけですから。
で、このACアダプターなのですが 仕組みを考えてもらえばわかる通り 電気をつなぐだけで嫌でも磁力が発生します。
二次側といいますが 巻き数が半分な方で電気を使わなかったとしても磁力は発生し続けるのです。
もちろん、使えばそれだけ多くの電力を食うのですが 使わなかったからと言ってむちゃくちゃ消費電力が減ることはないのです。
触ってもらえばわかりますが 何もつないでなくても うっすらあったかいことがわかると思います。
 
では、このACあだぷーたの消費電力はどれぐらいでしょう?
回路の設計や容量によりますが 本体に定格として書かれています。
これを見る限り 0.5A〜3Aぐらいが書かれているものが多いようです。
1Aってどれぐらいってなるのですが 消費電力をW(ワット)で見るなら 100Vx1Aなので 100Wって・・・・
ちょっと「もしもし!!」って気になりませんか?
負荷が100%でもない限りそんなことはないのですが 10%ぐらいが負荷が低くても消費されると思えばわかってもらえるでしょうか?
廊下のLED電球のつけっぱなしなんて へでもないわけです。
LED電球を変えるぐらいなら 消費電力の少ないインバーター型の携帯電話用のようなACアダプターに変えると 使っていないときには数ミリAまで減ってしまうわけです。
 
ACアダプターは専用品で・・・・というのはわかりますが 見直すべき点としては実は大きなものだって
いらないときには抜いておくってのが正しい使い方だと。
多少数字は虚飾していますが 原理はそういうことなので・・・・