昨年、中ごろに欧州で発売になったのが Xiaomi booksというSurface ライクなタブレット端末が本体プラスキーボードで799ユーロー(約117,000円)というミドル価格帯で発売になりました。
Surface Pro XやHP ELITE FOLIO等を対抗機に持つ機体で 簡単に言えば少し安いかなという分 CPUが一世代前だったりと価格相応に控えめで デフォルトのOSもWindows11Sとストアアプリだけしか実行できない端末として発売されました。
勿論ですが マーケットベースでは決して成功し後も言えない端末で そもそも話題になることもなかったものです。
じゃあとスペックを紐解いてみると
Snapdragon 8cx Gen2 プロセッサー
8GB LPDDR4x 2133MHz メモリ
256GB SSD
12.4 インチ 2560×1600 解像度 100% DCI-P3 色域 IPS スクリーン
バッテリー容量 38.08Wh
本体厚 8.95mm
本体重量 683g
と まあ決して侮れないスペックのPCとなっています。
特に リフレッシュレートが速いわけではないのですが 500nitの液晶画面は同クラスと比較しても良いスペックとなっています。
また、重量的にはWindows Tabletとしては最も軽い部類に分類されるものとなっています。まあ、CPUの省電力性能のおかげでバッテリーサイズを小さくできているのが大きな要因で 公証13時間ながら 実質的には8時間程度のバッテリーは Intel/AMDのモバイルノートと同等程度というバッテリーの持ち時間で 他のARM系PCと比べると短いものとなっています。
オプションとして提供される カバータイプのキーボードを付けた場合の重量は1175gと まあ通常の国際基準の軽量モバイルPC程度の重量となるわけです。
ちなみに、ACアダプター(別売)は同社が販売している 汎用の充電器をそれに充ててGanタイプの小型65Wの充電器で147gで急速充電をサポートしています。
他にも 500万画素の自撮り用カメラはZoomなどの会議をするのに標準より少し良いものが採用されていますし 背面では1300万画素のAndroid Tabletなどと同様で写真撮影に十分利用できるものも用意されています。
指紋認識センサーは搭載されていませんが 赤外線カメラが実装されていてWindows Helloに対応しているので顔認識でのロック解除が使えます。
なんとなく ちょっといいかもって思ってきましたか?
でも、買うには少し高いですよね。
で、今年の2月に Xioami Booksから微妙な名前変更をしてXiaomi bookという名前で中国本土での販売が始まったのは昨日書いた通りです。
発売時に度肝を抜いたのがその価格で 中国本土での発売価格は 2999元(約5900円)となっていたわけです。
発売記念で そこから100元値引きの2899元(約56600円)+アルファの値引きで(秘密らしい)でのリリースとなったわけです。
どうですか?安いでしょ ヨーロッパ発売価格の約半額です。
そして ここが大事なのですが 本体だけではなく キーボードや充電器も付属(別の箱なので標準??)となりました。ヨーロッパで最初に購入した人は ちょっと突っ込みたくなる価格ですよね。
その上、正規版のMicrosoft Office homeが標準搭載となりました。
他国の人はなんで?となる変更だったわけです。
ともあれ、日本から買う場合にはAliexpress等を経由してとなるのでおおよそ7.5万円ぐらいとはなるのですが・・・・
出来れば MI Pad5で評判の良かった スタイラス(これでもそうですが Tabletに磁石で張り付き その状態で充電がされる)も付属してくれたらよかったのですがこれはさすがに別売りです。
未だ入手出来てないので 到着したら木の板が入っているかもしれませんが(笑
勿論、送料、為替手数料他がかかるのでそこまで安くはなかったのですが 運よく発売特価の2899元にて購入できたのでちょっと使っていこうかなと思っています。
ただ、もちろん同様のものを購入することはお勧めしません。
まずなのですが、中国本土版のPCの場合 「Windows11中文家庭版」と書かれたものなわけですが このWindowsに関しては「シングルランゲージ」と言われるエディションで他国言語に切り替えることが出来ません。
また、Windowsそのものが中国の法規にのっとった特別なものだという事なので 入れ替えが必須となる可能性があります。
ただ、ARMパッケージのWindowsはそもそも販売されておりません。
また、SSDを入れ替えた方の記事などを見ると 何も入ってないSSDにOSを入れるのに非常に苦労されているようなので(引っ越しソフトなどは Windowsが動いていない状態で動くとエミュレーションが効かないので プログラムとして動かなかったりと)簡単にできるかと言いうと非常に疑問が多いという意味です。
もしかしてここまで書いといて 2度と記事を書かなければそういう事なので さっくり忘れていただけることを期待します。
では、しばし到着を待とうかなと思います。