暑い夏

暑い夏は 本当に体力を吸われて大変なのですが 機械もその例に漏れないのです。
特に今年の夏はなのですが・・・・
 
PCやSmartPhoneの歴史は熱との戦いと言っても過言ではありません。
特に、携帯デバイスとなるとその傾向は厄介な方向に進みます。
電気というのは 電線の中を流れるわけですが 同じ電線で電気の流す量を増やすと熱を持ちます。
熱を持つというのは熱によって機械が壊れるというリスクとともに 熱によってより抵抗値が高くなるという性質も持っているためにだんだん電気名が慣れなくなってゆくわけです。そこを無理に流そうとたくさん電気を入れてもっと発熱してとどんどん効率が下がってゆくわけです。
もう一つ、熱を発生させるエネルギーを消費するという事は それだけ電気を消費しているので結果的にモバイルデバイスの場合バッテリーが持たないという結果にもなるわけです。
もう一つ、バッテリーの問題で化学変化によって電気を発生させるバッテリーは化学変化の副産物として熱を発生させることから高容量のバッテリーであればこそ熱の発生源は大きくなるわけです。
 
ところが最近の傾向として、実際CPUのパワーはどれだけいるんだ?というのが疑問視されています。
これは それほどのパワーが必要ないという事ではなく 必要な時のパワーは大きければ大きいほどいいのですが そうでないときのことを考えるとその時はパワーを絞れる方がいいという考え方です。
PCなどは普段は数パーセントのパワーしか利用していないので その時はマルチコアなら必要以上のコアを止めて、また全体の周波数を下げたりキャッシュメモリーを切ってしまったりと使わないときの電気を節約することで全体的な消費電力を下げるという仕組みになっているのです。
ゆえに、最大パワーを使い続けると思ったよりバッテリーが減ってびっくりしたりするものなのです。
実は、パワーが必要なことというのは全体の20%以下とかも言われていますので その間の省電力の効果は馬鹿にできないのです。
 
SmartPhoneの場合、比較的パワーを使う作業にゲームがあります。
当然、SmartPhoneで学術計算をする人は少ないだろうから大量の計算を必要な作業と言えばトップでゲームだと思われます。
3Dのキャラクターを縦横無尽に動かすことなど10年前のPCでもできなかったことを チョコレート大(これも死語かな 板チョコサイズの意味だけど板チョコそのものを見ることがない)の中に押し込めたわけですから発熱量がすごいんです。
尚且つ、強制的に冷やすファンをつけたりもできないのと 全体的に肌に触れる可能性があるので外のケースに熱を逃がすことができないと 四面楚歌の状態なのです。
それでも、ゲームはより複雑にそして解像度もどんどん上がっていって処理はどんどん難しくなってゆくわけです。
止まっていてなお、景色は動くし キャラクターは揺れているのですから。
それでも、ちゃんと動くように作られていることは正直すごいなと思うのですが これも普通の環境ならという条件が付きます。
 
一般的な普通の環境は20度前後の環境温度でなんて言うことを言うのですが 現在外は35度越え。
直射日光が当たれば軽く40度オーバーです。
もっと言うなら、車の中の助手席にポンと置いてあるSmartPhoneがあれば70度ぐらいには軽く上がります。
70度という温度は非常に重要で この温度から一般的に言うプラスチックが解け始めるのです。もちろん液体にいきなりなるわけではなく 柔らかくなる程度なのですが。
もう一つ、接着剤も石油系のものや天然素材のものは接着力が著しく低下が始まります。
液晶を貼ってある、本体を止めている、ケーブルを固定している接着剤が弱くなり 固定されている部分は柔らかく変形を始めるわけです。
と同時に、小さい中に驚くほどのエネルギーを蓄積した バッテリーは内部で異常反応を始めるかもしれません。いわゆる「妊娠」なんて呼ばれているバッテリーが膨れる状況です。
SmartPhoneが内部で膨れたバッテリーによって 弱った接着剤がはがれて 三枚おろしの魚のようになった写真なども時折ネットで見ることがあります。
PCは設置されている部屋の温度によっては 持っている熱量がSmartPhoneとは団地なので ノートパソコンの左側に排気口があって 横に置いてあったマウスの表面が解けてはがれたなんてものよくある話で、置いてある机が変色したりことによっては溶けてへこんだりという事も。
 
内部の温度が上昇すると、安全のためにCPUの速度を落とし発熱を抑える仕組みなどはあるのですが それも内部から発生した熱への対処で 環境温度が上がればそれを冷やす仕組みは当然ながら持っていません。
最終手段としては 温度が上がりすぎたのでシャットダウンするという対処だけです。
東京都内で40度を始めて記録したとのこと。
少なくとも人の体温を超える外気温で 日光が当たっていると、そしてそこでSmartPhoneを使うと 前述の警告が出て それでも使っていると止まってしまうという事に。
実際のところ 電気が不足して都内停電にでもなったら 今ならもれなくSmartPhoneも使えないという状況に陥るかもと思えば・・・・

レンズの魔法

このところめっきり小さなものが見えなくなってきて 眼鏡を入れ替えたり はやりのルーペを出してきたりといろいろなことをやっています。
で、その流行の眼鏡型ルーペなのですが 普段している眼鏡の上にかけるだけで驚くほどPCのモニターなどがくっきり見える。
これはなかなかいいと思ったのですが 実際長いことつけていると疲れるわけです。
まあ、長いこと座ってずっと見ている仕事ではないので 座ったときにかけて たてば外すという事を繰り返すので長いことは考慮しなくていいのですが・・・
 
レンズは光を曲げることができます。
光は何だといわれると困るのですが 原子などよりずっと小さい粒で非常に高速で動くものだといわれていたりします。
ただ、手でつかめるかというとそういうものでもないみたいです。
で、その光をガラスを通過するときに曲がる性質があるのでそれを利用して 外からの光を1点に集めたり、逆に1点の光を拡大したりという事ができるわけです。
真ん中が膨らんだ凸レンズは 1点から来た光を拡大する機能があるので虫眼鏡に使われます。
流行の眼鏡型ルーペもこれにあたります。
一般的に言う 眼鏡と違うのは基本的に眼鏡は物を拡大しないで焦点を合わせて、ルーペは拡大して大きくして見やすくします。
ルーペでいいじゃんと言いたいところですが それだと視野が狭くなりすぎるのです。
一部分を拡大してそれを視点いっぱいにしているので その外側を見ることができなくなるわけです。
 
一部にはあるのですがSmartPhone向けの拡大鏡というのがあります。
5インチのSmartPhoneの前に7インチぐらいの四角い虫眼鏡を置くと5インチの画面が7インチに拡大されます。
画期的なことではあるのですが 実際のところあまり使っている人を見たことがありません。
何故だという事に関して 明確な答えを返してもらったことはないのですが やってみるとわかるのですが正直見にくいです。
あとは それを持ち歩くのが邪魔なのと面倒というのもあるでしょう。
でも、前述通り見にくいのが最大の原因だと思っています。
5インチの画面を7インチに拡大すると広げた分だけ画面の明かりは暗くなります。
周りの明るさとのコントラストなのですが 拡大鏡の周りからも光が入ってきて 目に対してコントラストが稼げなくなって 暗くて見にくいとなるのだと思っています。
 
HMDと呼ばれる ヘッドマウントディスプレイは 目のほうに表示部を近づけることで小さな液晶(1インチとか 1.5インチとか)を虫眼鏡越しに見て実際には目の前1cmぐらいにある液晶を数メートル先にある大画面のように見せるものもあります。
同様に目の前に置いた箱の中にスマートフォンを入れて 真ん中あたりに仕切り板を置いて虫眼鏡越しに左右の目別々に見て3Dで見えるゴーグルなんかもあります。
前述の スマートフォン向け拡大鏡との最大の違いは 周りを囲っていることで 本来小さな光源からの光を拡大して木戸が下がってコントラストが出ていないのも関わらず それ以外の周りを囲っているので 真っ黒の中に画像が映し出されることでコントラストがあるように見えるわけです。
プロジェクターで明るい場所で使うと 何となく白っぽい画面になるというのの逆です。
 
特に、現実と映像を混ぜたARなどとなると 目の前にあるものとの合成となりHMD方式になりますし それに合わせたカメラも同じ画角で用意する必要があります。
デジカメの世界では 解像度を上げてズームレンズなんかなくても拡大可能な、拡大したとしても烈火の少ないというデジタル処理で まるで難しいレンズがなくなるかのように進んでいますが こちらでは新たなレンズ需要が生まれてきているわけです。

ごみの処理

ごみ問題は非常に大事な問題で 各家庭から出たごみは分別され 焼却処分後体積を小さくして埋められたりしているわけです。
理論的には、いくら体積を小さくしてもごみは出続けるわけですが いずれ埋める場所がなくなるという事は海がなくなるという事になるかもしれないのです。
勿論、ごみを出すには ゴミになるものを作るわけですからそれができなくなっていてとなるかもしれません。
ごみ問題は・・・・というようなことを言いたいわけではないのです。
勿論、核のゴミの話でも
 
ここでいうところのごみはデジタルデータのゴミなのです。
思い浮かべてください 自分のPCもしくはSmartPhoneを PCならダウンロードしたものやいろいろなテキストがそれこそ 十数年分眠っていたりしませんか?
PCの移行ツールなどで簡単に そしてこれまではHDDの容量は年々大きくなってきていたので 前のPCのデータは基本的に全部移行できたりしていたわけです。
それらは下手をすると見ることもないデータなのです。
それでも、空き容量がなまじあるので置き続けていることになっているわけです。
じゃあ、SmartPhoneはとなると そんなに容量がないから大丈夫と言いたいところですが 実は撮影した写真が意外に大きなデータになっていたりするわけです。
それも、端末だけではなく AndroidならGoogleCloud、iPhoneならいCloudなどにも置かれているわけです。
例えば、Googlecloud無いGoogle Photoは独自の圧縮形式となりますが基本的にはSmartPhoneで撮影したデータは自動的にクラウドに送られたりするのです。
じゃあ、その中に同じ写真がないのか?というわけなのですが 実際はあります。
例えば古い写真を端末に入れてみたいとなったときに それをダウンロードすれば新しい写真に早変わりする。
そして、それをトリミングしたり 加工すると・・・・・
同じ写真から作られた写真ですら無限に存在可能なのだ。
Snowのように顔を入れ替えるソフトなんかでもそうだろう。
その時は楽しいが、何か月もしたらこれは何だという事もあるだろう。
 
ここでいうごみはデジタルデータであるからどうかというものではない。
実際にGooglePhotoはGoogleが指定した圧縮形式で保存された写真に関しては 無制限に保管できる仕組になっている。
そもそも、消す必要はないのだ。
だが、物理的にはストレージを消費し続けていて それが電気も機器のメンテナンスコストも消費し続ける。
時折、端末内のデータを開けてすっきりしましょうなんてメッセージが出ますが これはクラウドストレージにあるので 端末内から消しましょうという事なのだが 消せば派生の同じ元から作られた写真の発生する件数が減るはずなので よくよく考えた案内だと感心するわけです。
ユーザー的には、端末内をきれいにしてありがとうと喜ぶところなのだろうが。
恐らく、これでいらないデータを消していけば ~年で氷山が消えるのを防げますとかポスターが張られてもおかしくないレベルで彼らのサーバーは電気を消費しているからです。
 
ただ、使う側も同じような写真がたくさんありすぎるのも困ってしまいます。
最近のSmartPhoneやデジカメは同時に複数枚の写真を撮影する機能があり 無制限に写真を撮影して その中から良いものを選んでゆくような撮影の仕方をします。
昔のフィルム時代のシャッターを押すのに必要だった覚悟を持っていない人が多いのです。
それらなど最も良い写真以外は消していいことがほとんどなのです。
あとは拡大しないとわかりませんが ピンぼけとか手振れとか。
最近では自動的にそういったものを削除するプログラムも出てきています。
クラウド上でも Googleアシスタントがこれとこれ同じじゃないとか言ってくるのも時間の問題でしょう。
そうすることで自分の写真をすっきり整理することができるわけですから。
実際にアシスタントでは 顔を認識して名前やアドレスを登録することもできていますから 例えばそのグループの集合写真データは同じものを1枚でもいいわけです。
同じかどうかがわからないので いまは顔認識で同じ課をしきりに聞いてくるわけです。
 
では、データの削除なのですが ようやくここでタイトルのごみの処理となるわけです。
物理的に存在するごみと違って、デジタルデータは削除すればかけらも残らず消えてしまいます。
なのでごみの処理という意味では何もないように見えますが ただのゴミなのですがクラウドサービスの人たちにとってごみを消すことが単に削除処理かどうかはわからないわけです。
例えば単純なパターンであればある人の乗っている写真だけを全部削除すれば この人との間柄に何か問題が発生したという事がわかります。
複雑なパターンでは、削除される傾向です。
何年ぐらいかした昔の思い出は 簡単に削除されるとか、その時期の流行に関するものなどは恥ずかしくて消してしまうとか、太っていた自分はとか 成形前の自分とか なんでもよいのですが 人の行動がそこで監視されてしまうわけです。
撮影した画像を Googleクラウドに送ることには許可が必要です。
最初に許可してわからずに送られているという事もあるでしょう。
だが、削除に関してはデータを消していいかを聞いてくるだけなのです。
削除したという事をデータとして集計していいかどうかなど聞いては来ていないのです。
「本当に消していいですか?」と確認されるだけなのです。
そのまま、そのデータはビッグデータとして集計されてゆくのかもしれません。
 
ごみの処理は、やらなきゃいけない処理として何となくするわけですが その削除という行動から取られるデータもあるわけです。
それらは、何の障害もなく取り込まれていて 彼らの貴重な財産となっていくわけです。
ごみの処理と馬鹿にすることなかれ、ごみを再利用する非常にエコな会社が世にはたくさんあるんですから。

傾向と対策

学生時代、それも中高生の頃にしか考えたことのない言葉だが 参考書の表紙に最もよく使われていた言葉だと思う。
各大学の入試試験などでは、入学試験を作った人の名前が出たり この人はこんな性格だとまでかあかれているものもあった。
ここまで来ると競馬の予想屋の世界だと思うのだが、この本を買う人はいたって本気だからたちが悪いのだ。
本を作る側はもっと大変で、翌年度に出た問題からその人の考え方の変化まで作らないと 昨年度の問題集でもしょうがないという事になってしまいますのであたかも今年は特別だと表現できる何かを必要とするのです。
 
予想屋業は良いとして、人がやることにはやはりルールがあります。
例えば、よく聞くのは住宅ローンの申し込みなんかで 「やはり、勤続5年以上ないと通らない」とか「公務員、医療関係は通りやすい」なんてネットを調べても出てくる。
だからと言って、勤続2年を5年にできたりはし 職業を変えたりはできないのでどうにもならない話ではあるのですが 家を買わない言い訳だったりにはできます。
これらも 恐らく通った人通らなかった人たちの話の中で傾向的に出てきた言葉で当たらずしも遠からずというものでしょう。
実際のところ、ローンが破綻するような人かどうかは 目安でしかなく窓口に来た人の印象なども含めて判断されるようです。
 
最近、この世界にもAIが入ってきていて いろいろなデータがそこで分析されています。
銀呼応が持っているものなら 口座から推し量れるのは クレジットカード会社への支払いや収入情報などです。
例えば収入情報でも、ローンなどの申込書には「年収」という欄があるのみです。
例えば 年収1000万と書いても 今年は何らかの達成ボーナスで500万が収入になっているが 実際は普段は5000万程度なのかもしれません。
こういった起伏の激しい業界 例えば不動産業などはローン審査が厳しいというのは実際の収入だけではなく 収入の多い少ないの振幅をみているわけで この最もわかりやすいのが芸能人などでしょう。売れなくなったら終わりだからです。
で、前述の評価基準は現状の評価なのでしょうが これがビッグデータを伴うAIだったらどうでしょう?
調査するのは毎月の振幅や使い方等 多岐にわたることでしょう。
うまくすればカードの明細情報から利用内容まで明らかになることでしょう。
携帯代が高いのは 課金しているからとか、ギャンブルへの利用などが渡ってしまうことでしょう。
仮想通貨の販売業者への振り込みが高沸した時期にあっていれば乗せられやすい性格だとか、危なげな投資話への投資などがここからも伺えるわけです。
単純な職業の決め打ちだけでなく 引き出し場所と振り込み元から勤務地の特定がなされ その勤務先の経営情報も連結的に調べられるかもしれません。
同じ会社の人たちの給与と比較されて会社の中の立場まで推測される可能性もあります。
勤務地と購入する物件の距離なども重要なファクターになるわけです。
 
ビッグデータは今までなかったわけではないですが 扱いきれなかったデータの集まりです。
これを集めて分析することにより今まで見えてこなかったものが見えてくるようになるわけです。
風が吹けば桶屋が儲かる」という話があるのですが、世の中のことは全てつながっていて風が吹くという事と桶屋は全く関係ないように見えても いくつかのルートを経由してたどり着くこともある(この話のなかでは無理やりつなげていて それはないだろうといっているようにも見える)ということなのです。
ゆえに、職業がとか収入がとか言うような今までの分析のような単純なことではないのです。事象と結果から 統計的手法で経路はともかく傾向を見出すことができるわけです。
AIなら 「風が吹けば・・」の先に ビールが売れるとかサングラスが売れるとか全く関係を見出せないようなものの傾向を見つけ出すかもしれないのです。
 
傾向と対策ですが、これまでは人の判断だったのですが AIが入ってビックデータを分析しだすと とても関係があると思えないものが評価基準となってしまうかもしれないのです。
例えば、マクドナルドによく行く人はこんな傾向でとかがローンの判断基準になってしまう可能性もあるわけです。
8000円ぐらいのビジネスホテルに泊まる人はNGで1万円のビジネスホテルに泊まる人はOkとか 正直それが何に影響しているのかわからないものの 統計上そうなのかもしれないのです。
人と違うので、組み合わせが無限にあるならすべてを時間の限り探してくれるわけです。
だとすると、対策の立てようもないという事になってしまうわけです。
そこで、傾向を教えてもらえるならより信用されやすい人になってゆくのでしょうが 恐らく誰もそんなことを教えてくれることはないでしょうし もし無理やり改めても他でそういった判断のなされるものがどこかに残っていると思われるからです。
という事は最初に出した入学試験でも。
 
知らない間に身についた習慣が、それだけで人生を左右されてしまう可能性もあるわけです。
血液型占いよりも遥かに真実性をもってなのですから。

GPD PocketにOfficeを入れて・・・・

GPD PocketにマイクロソフトのOffice Suiteを入れた。
これで仕事ができる!!と言いたいところなのだが 実はあまり使いそうな気がしていない。
だからと言って入れないと、何のためにPCを持っているんだと聞かれたときに困るので。
非常に後ろ向きな理由でOffice Suiteを入れている。
 
マイクロソフトOfficeは、代表的なソフトとして WordでありExcelというソフトがあるというか多くな場合これで終わってしまいます。
使ってもPowerPointぐらいでしょうか?
まあ、私は仕事柄いくつかのそれ以外のソフトも使うのですが。
ただ説明がめんどうくさいので ワープロ表計算と答えることにしている。
これがこのサイズで使えるんだと言い切ることにしているのですが、それを入れなければいけないなんてことはないと思っている。
ワープロなんか使わないという意味ではない。
同じOffice Suiteでも10インチ以下の画面のPCであれば Office Mobileという無料のOffice Suiteも用意されているからだ。
それでも、前述のワープロ表計算も問題なく使えるのです。
すぐに、マクロが使えないとか機能がサブセットだといわれる人がいるのですが 正直 GPD Pocketでそこまでガチに使いたくないのです。
できれば ゆうるりとブラウザーを優雅に眺める用途にこそ使いたいのです。
SmartPhoneようブラウザーだと アプリに誘導されて見れないサイトなども少なくないからです。
ありがたいことにBletoothテザリングでまるで通信機能を内蔵しているかのように動いてくれるので 開いて即に使えるからです。
 
じつは、ここ数日Office Suiteが必要かどうかで話題になっている。
SurfaceというマイクロソフトのWindowsPCが海外版ではOffice無しが売っているが 日本版ではOffice付きしか選択できないからだ。
ぶっちゃけ言うと、商売上の理由であたりまえでしょうと思うわけなのですが それが気に入らない人もいるわけです。
今更・・・・と思うのは、これまでにそういった違いがなくとも 日本版は驚くほど高いというのがよくある話だからです。
日本の法規に対応するためにいろいろな企画に独自で対応する必要がある手前、矢無負えないこととは思いながら 自分で海外から輸入したりすることはよくあったのです。
それ以上に、日本の販売方法にも問題があるような気がします。
そもそもなのですが ユーザーがPCを買って何をするかの部分が希薄な気がするのです。
ゆえに、売る側が 何かできるものを売らなければいけないので最初からワープロ表計算の入ったものしか売りにくいのです。
本当はマイクロソフトとしては、Officeは毎月お金を払って利用料登録をしてください という感じなのですが 日本では その普及率も個人に対しては高くないのです。
 
マイクロソフトにはOffice365という毎月支払い型のOfficeがあります。
分割で毎月、もしくは毎年利用権を購入して使うやり方ですが私などは複数のPCを使うので 1契約で3台もしくは5台の利用が可能なこちらは非常にメリットがあるのです。
できれば、最近発売した Microsoft365にも加入したいぐらいなのですが なかな利用できるものが迷走中のようなので 待っている状態です。
これらは、加入者がハードウエアとソフトウエアを別に管理するというまあ当たり前の前提に成り立ってます。
ところが、OSは買った時に入っている、Officeは買った時に入っているというのは それをそのまま無料で使っていると勘違いするから話がややこしくなるのです。
もう一つ、これは販売政策でしょうが Officeが最初から入ったPCと後から機械だけ買って入れるのでは 下手をすると2万円ぐらい高くなるのです。
いわゆるバンドル版というその機械にしか入れられない制限付きを買っていて そうでなく単体版は機械を買い替えても次のPCに入れる権利があるという利点があるのですが そもそもそれもしないので関係ないということなのでしょう。
まあ、価格差があるのでついているのを買わないと損だと刷り込まれてもいるのです。
ゆえに、店頭ではそれしか売れないのです。
もし、マイクロソフトに月額の契約をしても お店には1円も入ってこないのですから 高いものを売りたいという店側の意図もあるでしょう。
じゃあお店が売りたくなくて、お客が損をしたと思われるようなPCを出しても売れないだろうとマイクロソフトの日本法人が考えても無理はないのです。
恐らく、本社からはOffice365を売る気がないだろうといわれながらの苦渋の決断でハトは思います。
 
GPD Pocketはマニアの機械です
ゆえにOfficeバンドルなんて考えなくてよいわけです。
そして、そもそもなのですが こういう機械はメインとなるPCを持っていて サブとして使っている機器として考えられているので そのあたりを考慮したOffice モバイルというサブセット(機能限定版)のOfficeが無料で使えるわけです。
きっとメイン機では 世紀品を買っている人に違いないというわけです。
ところが、そこにフルセットのOfficeをいれたわけです。
もちろん、ライセンス的にはあるのですが SSDを占領するサイズもはるかに多いのをです。
勿論、仕事で必要になることが少なからずあるわけですが 結論的には自己満足なんでしょう。
こんなに小さなPCでフルセットが動いているということが大事なのです。
いわゆる勲章みたいなものです。
勲章をつけているから強いのではなく 強いから勲章をつけているのです。
できる子だと 言ってあげたいだけなのです。
 
ただ、一点だけはなのですが
Wordの文章校正機能はフルサイズを使っていてよかったなと思うところで タイプミスの多い私は 指摘してくれるとチェックできるので・・・・って 自分が悪いってことかな?

SmartPhoneも熱中症

先日、鹿児島に観光に行ったのですが 武家街をきつい日差しの中歩きながら刊行していました。
全部で10個ぐらいの武家や市区の庭をめぐる観光で、着くたびにSmartPhoneを出して写真を撮ってました。
昔のデジカメと違ってお手軽なのですが 今回は少し違ってた。
あまりの日差しに SmartPhoneが熱中症にかかったようで、写真撮影をお休みしたいといってきたわけです。
 
SmartPhoneのカメラに関してなのですが 小型で異常なほどに解像度の高い感光素子を装備しています。
各感光素子は非常に小さいながら 高速でデータを受け渡しする必要もあり 発熱を伴いやすいところ。望遠鏡カメラのように強制冷却はしていないので 自然に冷やされるままで 日光を浴びているから熱いのですと言いたいところですが 実はそうではないのです。
それならデジカメもダメになるはずですが デジカメはこの時は全然大丈夫でした。
もちろん、デジカメの筐体は広めで 中には隙間もあるし レンズも距離がとれているので そもそも直射日光の熱が感光素子に伝わりにくくなっているというもあるのですが それだけではないのです。
実際、私のジンバル付きアクションカメラは歩いている間中つけっぱなしでしたが 最後まで熱いとも言わなかったのですから。
 
SmartPhoneのカメラなのですが 例えばレンズが2個とか3個とかついているものが普通になってきています。
あるものは望遠と近距離だったり、明度と色だったりとか二つのレンズを使い分ける仕組みとなっています。
他にもHDRと呼ばれる 複数撮影して画像を混ぜて色彩を上げる技術や もっと言えば顔を美白化する技術、人をやせて移す技術など多岐にわたる機能を持っています。
院カメラと言われる自撮り用レンズは 手を伸ばした距離で自分と周りの景色を混ぜて写す必要があるので 超広角のレンズがそれこそ魚眼に近いものが入っているにもかかわらずきれいな写真ができるのもそうなのですが 感光素子から来たデータをそのまま表示しているわけではないのです。
 
SmartPhoneのカメラが普通に見えているわけですが 実際に感光素子から来たのはゆがんだ画像だったりすることも多いのです。
わかりやすく言えば 360度カメラで撮影した写真をアプリを介してみると普通の写真に見えていますが 実画像は真ん中が大きく周りに行けば行くほどに圧縮された写真として撮影されているわけです。
それを、電子的に整形しなおして普通の写真のように見せているだけなのです。
最近のCPUの性能が驚くほどに向上しているからできる事です。
同様に 複数のレンズで撮影した画像を混ぜて一つの画像にするのも データになった後で合成しているのです。
もっというと Snowなどのカメラアプリでは 顔を他の人の顔に置き換えたり 足だけ長くしたりなどの加工ができたりもします。
携帯電話の写真が本物か?なんてことを心配してしまうほどに、顔は白くなって 肌はつるつるで目は大きめなんてのも変えてしまっているのです。
パターン認証だけではなく、最近では被写体を3Dでとらえてそれに画像を当てているものまであるわけですから非常に高度な処理があの小さな機械で出来るようになっているのが驚きです。
 
しかし、それもよい環境にいるときは良いのですが 悪い環境になると馬脚を現します。
前述の夏の暑い日の直射日光化などがそれです。
今の場合は、カメラはではなくSmartPhoneのCPUの稼働温度を超える温度に至っているということで 負荷の高い処理を避けて温度を下げるために警告が出ているわけです。
美肌モードやHDRなどが使えなくなるのが初期段階で、本当に暑くなるとカメラアプリそのものが強制的に停止させられてしまいます。
カメラアプリがだめなら 加工せずにそのまま・・・・となるとそもそも人が見て ちゃんと撮影されていると思えないレベルの写真となっていることでしょう。
実際には 撮影は感光素子ができるのですが それを画面サイズに縮小して表示して メモリーに転送する作業も必要なのでそれすらもできないのですが。
 
SmartPhoneは実は熱に非常に弱い機器です。
CPUなどの処理部分だけではなく、熱があまり高くなるとバッテリーが膨らんだり最悪の場合は破裂したりします。
そもそもの携帯電話の本体も継ぎ目がない構造にこだわるあまりに 最近では接着で組み付けてあるものが多いのですが 分解するときにヒートガンで本体をあぶるように高温になると貼り付けてある糊が溶けて 本体が分裂したりするのです。
熱くなってバッテリーが膨れて中からの圧力で 温められて弱くなった糊がはがれて本体の中身が見えるなんてことに。
で、唯一の対策が冷やしてあげること。
人と同じで SmartPhoneにも十分な熱中症対策をしてあげましょう。 

UMPC感

すでに、UMPCという言葉が死語になっているので 一応説明すると ウルトラモバイルPCの略なわけです。
過去からこのジャンルには多くの人たちが挑戦し、そして散っていったわけです。
画面サイズが4インチ超のPCというものを恐らく想像できないとは思うが、そこから7インチぐらいまでのPCのことを言う。
4インチの画面でPCが使えるかということなのだが、VGAと呼ばれる640*480の解像度で4インチと、7インチでFull HD+の解像度なら実はそれほど変わりはしないのだ。
変わったといえば、文字のサイズが同じサイズになるようにPCの設定で 画面の拡大率を変えれるようになったことぐらい。
過去には文字サイズの制限は 1文字16x16ドットもしくは24X24ドットで一つの文字が表示されるので 前者では40x30文字が表示限界、後者ではなんと26x20文字で原稿用紙一枚分程度しか表示できなかったのです。
ところが液晶の解像度が上がって、目で見たときにちょうどの大きさの文字サイズを基準に文字のドット数を決めるという風になってきたことによるものだ。
実際、ファームウエアのアップデートなどでSmartPhoneの液晶画面に読めないほどの小さい文字が並ぶのをっ見たことがある人がいるだろう。
あれが昔の文字サイズだと思ってもらえばいい。
 
ウルトラモバイルの方向性としては二つあって、小さく軽くと王道を行くものと、薄く軽くと進むもの。
薄く軽くは画面サイズが大きいので まるでノートPCを軽くしたかのように使い勝手を比較的犠牲にせずに成立し、王道の小さく軽くは小さく自他分だけ画面も小さくなって普通のノートパソコンと同じ使い方ではなく 独自の使い方を追求する方に走ってしまいます。
もう一つ、確かに薄く軽くは使い勝手をスポイルしにくいのですが 同様の商品にタブレットがあります。
キーボードが外れないものが薄型軽量PCで外れる もしくは無いのがTabletでは差別化が計りにくく そもそもTabletの多くはタッチ操作メインのOSが搭載されていて 並べてみると使いにくTabletという評価が少なからず起きてしまいます。
もう一つ、せっかく薄くしたので キーボードがついていても薄くしたいのが人情。
薄いがゆえにタッチ感のないまるで液晶画面をタッチするかのようなものや 1mもへこまないスイッチのキーが採用されることが多く長時間使うにも 打鍵の強いヘビーユーザーがへこまないキーに指を疲れさせてしまうという欠点もあるわけです。
そもそもユーザーの少ない 趣味性の強い機材ですから、マニアックさがないのも欠点ともいえるでしょう。
 
今回の GPD Pocketは王道ともいえる 小さく軽くを目指したもので7インチの小さめにディスプレイで 500gを割り込むというのは軽量のTabletが多いといえども軽さではぴか一と言えるでしょう(キーボード付きという意味で)
キーボードを安定して操作できるようにするためには筐体がひずまない設計が必須となるわけでそこまでの強度を保ったままのこの重量という意味では驚きなのです。
キーボード側に普通のノートPCと同様に メイン基板とバッテリーを置いたことから厚みは少しありますが軽さが際立ったわけです。
Tabletタイプは面積が広いために強度を上げるには幾倍もの強化が必要になってしまいますのでこの辺りは実現は極めて難しくなります。
母体がしっかりしていると、キーボードに与える効果は素晴らしく1m程度のストロークながら懐の深さを感じさせるキーボードとなっています。
キーボードが使えるか これはヘビーユーザーにとっての生命線ともいえるところ。
少ないながらそのユーザー層をしっかりつかんだ作りこみだと思います。
 
キーボードでいえば 数字キーを独立させできるかぎり いわゆる入力キーは多キーを割り当てずに作っています。
Fn+〜で文字が変わるというような自分ルールで作られたキーがないのも特徴なのですが それだけにごちゃごちゃと小さなキーを並べることになってしまっています。
キーを小さくしてでも キーとキーの間を取って入力の間違いを減らすことともやっています。
確かに変則的な部分も多くありましたが 前述通り相手はヘビーユーザーなので 「独自の使い方」の部分は必ずしも苦にすることではないようで 久しぶりと言っていいほどにこのPCのカスタマイズ記事が豊富にWEBで見つけられます。
私も、スクロールのための常駐ソフトと キーボードの入れ替えソフトなどを入れていて それらのすべてがネットからの情報によるものだ。
 
大事な点としてバッテリーの問題もある。
大きすぎる画面はそれだけバッテリーも消費するが、小さなものはその限りではない。
比較的明るめの液晶ながら 十分な持ち時間があることも特徴として大事だが それ以上に充電環境も大事で 大型のACアダプターなどもってのほか!小型で尚且つ急速充電が可能なものほど望ましいわけです。
このACアダプターは携帯電話用としては大きな分類に入りますが PC用としては超小型。尚且つ軽量です。
そして、公式では1.5時間で急速充電可能(私のは無理っぽい感じがするんですが)だという点も擽られることでしょう。
 
はっきり言うと どっちかというと「ずるい」商品です。
ターゲットを絞って、こうなら買うだろう的なマーケティングによって作られた商品だといえるでしょう。
CPU的にはコストも含め選択肢が無かったというのが実情だろうが メモリーもSSDの容量も十分な点も含めて 完全に狙い撃ちされているのです。
なんというのか まんまと乗せられた感がふつふつする商品なのです。
絶対メインストリームにはなりえないということは よくよく理解していて、競争相手のいない海を悠々と泳ぐ魚のようです。
でも、買ってしまうという商品です。
実用性だけでいえば 気に入ろうが気に入るまいが 大きな液晶画面のTabletにBluetoothのキーでもつけてというほうがより現実的だと思うのですが 膝の上において使いたいなどこの形にこだわりたいそうにぴったりなのでしょう。
こういうものが好きな人は まんまと乗せられちゃってください。
そもそも、こういうガジェットを買うときって 背中を押されてしょうがなくって昔から言ってたわけですから。