sumsungから新しいプロセッサーが

Sumsungから新しいCPUが発表されました。スペック的にはPXA270を先に見ているのでそう驚くべきような事もないのですが やはり667MHzと言うのはかなり高速な部類に入るかと。SumsungのHP(comのほうです)のnewsとして上がっています。
携帯電話やハンドヘルド向けという触れ込みですが キャッシュ容量が64kと言うのは感覚的にはこのクラスでは意外と多いのではないかと。
と言っても、SH−Mobile3と同様搭載されたHPCや携帯電話が出てきても判らないことが多いとは思いますが、この前のプロセッサーは私も持っています。
S3C2410というプロセッサーですが203MHzと言うことで 全く期待の範囲外でしたのですが思いのほかと言うよりも軽快に動くPPCを始めてみたかのような感覚でした。SDIOのサポートと言うのも珍しく、WifiカードやBTカードを挿してみたいと思ったりもしたのですが未だに買っていません。
このプロセッサーを搭載した機器、HPのH1937なのですが、液晶画面の綺麗、黄色いの問題はありますが(コピーラーイト id:Arieさん)H1920からの使い分けでは日本語入力の速度等には大きな隔たりがありました。
勿論、プロセッサーの速度に多少の違いはあると思いますが それよりも統合されたチップセットの与える影響が大きいのではと想像するのですが、とにかくARM系のCPUであることは確かです。
その後、SumsungのCPUを使ったPDAが無かったのか私が知らないのか見なくなっています。しかし、恐らくDVDプレーヤーなんかにこっそりと潜んでいるのでしょう。同じ型式のCPUも幾度かリファインされたようで、メモリーが増えたり、外部接続にGSMをサポートしたりと変わっていっているようです。しかし、それ以降は余り表舞台に出ることはありませんでした。
今回出たものは、ARM自身も次世代のチップですし、パイプラインの数やキャッシュメモリー等速度を意識した改良が行われているようで 発表にも3D等の表記まで見られます。PXAと同じ方向であるといえばそうなんでしょうが、どちらかと言えばCPU内部にその多くを縫合しようとする方向に進んでいるのではないかと少し期待しています。なぜなら、前回のCPUも液晶コントローラーまでをそのチップセット内に持っていましたから同じようなイメージで考えると アクセラレーター外付けのパターンもありますが、おそらくそれに類するものを内部に取り込んできたのではないかと。
消費電力は恐らくCPUだけのものなのでしょうからトータルでの判断は出来ませんがPXAよりは20%ぐらい低くなるのではと思うのですが 未だ、その省電力手法に関しては公開されていないので、インテル程の効果があるかどうかが注目のポイントです。勿論、トランスメタからLongrun2の供与を受けている可能性もあるので同等の性能があるとすれば面白いCPUに成るかと思います。
どちらにせよ、667Mhzの周波数は最高ランクのものになりますし 例え常用できなくても何かのときのここ一発に使えればいいかと思うのですが。
VGAサポートは当然のこと、韓国のメーカーですからCDMA200XやWCDMAのサポートでAUやボーダーフォンのスマートフォンもどきが出来てくる可能性もあるとすれば確率が高いことです。
一応、先代のCPUはpalmサポートも出していましたから、PALM OS COBALTで出てきたりと 夢の無い話では無いような。また、VGAではなく720X480でDVDフル画質のPalmなんかが出てくると電池の問題やメモリーの問題はともかくそれこそ、9万円でもと思ってしまいそうです。
携帯電話にCF−HDDを搭載したり、1Gのフラッシュメモリーを積んだりする国ですから、4Gぐらいは乗せたPDAが出てもいいかなとも思います。
当初から、先代でも128MのRAMをオンチップに乗せたモデルもあったそうですから、そこも期待できますし、PDAになる選択肢が増えたと言うことで純粋に喜べるような・・・。
出ませんかね、そんなPDA。
なお、現時点ではSumsungのCPUは発表があっただけで正体不明です。実物がどうなるかは想像の世界なので・・・