お仕事カメラ

コンパクトなほうのデジカメを買い換えました。
DCM-FX1は現行DCM-FX7まで続くコンパクトタイプのデジカメです。小さくスリムで出っ張りの無いボディが特徴ですが、現在ではそれ以上のものが多く登場して さほど珍しいサイズではなくなってしまいました。しかし、このカメラには他社には無い特徴として 手ぶれ補正機能というのが付いています。
仕事柄、出かける機会が多いので その度のお供には小さいものが良く その上写真撮影にいい顔をされない機会が多いので ズームつきの手ぶれ補正つきは非常に重宝します。
しかし、全くの不満が無いわけではありません。
まずは電池。勿論省電力が効果的に働いていいのですが、どうしても つけたままで長らく歩いていたりしているといつの間にか減っています。予備電池を持っているので1〜2日ぐらいならそのままで良いのですが 一週間ぐらいと成ると充電器を持って歩くことになります。
大体のデジタルカメラは、最近pcとの接続台としても使えるクレイドルを装備したものも出ているように 大きくなっています。
このカメラは少し違う形ですが、電池を充電するための充電台というものがあり気になるのはそのサイズ。
Acアダプターの形状には常々疑問を持つほうなのですが、しかし、いくらアダプターが無いからと言って カメラ本体より大きい充電器はやりすぎではないのでしょうか?
急速充電も働き作業としては快適なのですが、なにより大きい。
カメラ本体で充電する機能も無いので、それを持ってゆかざる えないのです。もちろん、他にも方法はあって、外部電源端子に外付けバッテリーを繫いで運用することは出来ます。しかし、ひも付きはあまり好きではありません。
他にも、家には Optio君もいますが どれも外部電源は何故か大きなサイズになっています。PDAや携帯はUSBからの充電で統一されてきたのに・・・・
今回購入したのは、パナソニック DCM−LZ2
同じパナソニックの商品で、手ぶれ補正機能つきの小型カメラです。
前回との違いは、電源が単三電池2本になったこと。
標準ではオキシライドが付いてくるといった豪気なところは好感が持てますし、いま15分充電の RAYVOXの充電地も持っています。
もし無くなっても、市販のアルカリ電池で補充が利くという利点があります。
あとは、ズームが6倍になったこと。
DCM−FZ1がありますので6倍ぐらいでは驚きはしないですが、やはりあるときっと便利でしょう。遠くから、他社の商品をこっそり撮るのには・・・
画質は、二日ほど前の日記を見てください。
実際のところ、物を写すのには不自由しない程度の画質はありますし やはり夜間にも強いようで、1/8程度までシャッター速度が落ちても手ぶれせずに撮影することが出来ます。
室内で、日記に使う基板の写真を撮っていたりすると 今までの倍程のシャッター速度に成る事からすこし、レンズが明るいのでしょう。カタログデータは変わらなかったような気はしますが・・・
マクロは、大きく違います。
画面に、枠が出せるとか そういうことじゃなくって標準でセンターにピントを合わせるようになっているのですが、今までも同じ設定ですと近づいているとどうしても一番近いものにピントを合わすような傾向があり、それが真ん中でなくてもそこに合いますのでmini−PCIのW−LANカードなどはボケていましたが、今回は比較的センターにピントが合うために綺麗に撮れる様になりました。
一昨日のサクラの写真は、デフォルトのままでサクラの隙間の花にピントが合っていたのでそういう傾向の強いオートフォーカスのようです。フォーカスに費やす時間は明らかに改善しています。
ただ、PCの写真を見てもらえば解るとおり 近い被写体を撮影した場合に画面の4隅の湾曲が酷い為に(こんな物かもしれない)曲がって見えます。
まあ、それも今まではわからなかっただけかもしれません。
全体的にみて、絞りを絞り目の設定のようで ピントの合致は大きく改善しているように見せられているだけかもしれません。しかし、その傾向か暗くなればダイナミックレンジが不足しているような気がします。
液晶画面は、2インチと大きいのですが解像度は低めです。はっきりと見える液晶ですが直射日光の下では少し辛いかもしれません。
夜間の写真は、雨ばかりなので見せられるようなものはありませんが 美しくは無いのですがしっかりと解る写真は取れます。例えば顔は間違いなく認識されるのですが、肌の立体感が抜け落ちるような写真です。ただし、これはあくまでも条件が悪いと言う前提の元で同じ条件で他社のカメラだと 既に手ブレで写真にならないレベルの物ですから。
ただ、気になるのは液晶画面で見えているよりフォーカスが合った時点で暗くなり撮影結果も暗くなる傾向にあるような気がします。
勿論、通常のスナップが撮れるレベルの明るさであれば十分に写真になります。
カメラの設定自身は、明るめの色で素直と言うよりも少し強調されたという色合いになっているかと思います。
ただ、やはりこのサイズのカメラで500万画素と言うのはすこし豪華すぎるのでは思わせるレンズ解像度で、綺麗に取れたつもりでも拡大してみると細部がぼやけている様な気がします。
これは、絵作りや 画像の圧縮にも大きく影響を与えられる要素なのでそちらのせいかもしれません。
絞りの開放が無いので、F10のような作為的な絵作りは難しいでしょうが 素直に撮るだけなら十分なレベルの綺麗な写真が取れます。一応、人物撮影モードがあるのでFZ1とかと同じであれば 開放になるのではと思うのですが試せてはいません。
単三電池を使って省電力に振っていることの欠点でしょうか、フラッシュにチャージ中に液晶画面が消えてしまいます。これは、初めての人は驚いてしまうでしょう。
ついでに、フラッシュも小さく到達距離も短いように思われます。これは、カメラの性格上 手ブレ補正でカバーして使うと言う利用方法に振られているのでしょうか?
連写機能も、3枚連写ののち書き込みがあるタイプで無限連写は出来ません。しかし、最初の三枚からの待ち時間は最高画質でも体感1秒程度なので高速なほうかと思います。
価格も30500円とこのクラスにしてはかなり安いので(恐らく充電器や充電池の分ぐらいかしら 安いのは)お買い得なカメラではと思うのですが・・・
あっ、あと ボディ色は置いてあるのを見比べて 黒にしたのですが(やっぱりカメラは黒って言う辺りが年寄り・・・)持って帰って電源を入れると伸びてきたレンズフードは銀色、こういうところに気を使ってください非常にバランスが悪く感じられます。
皆さんも、売り場でちゃんと電気を入れてから買いましょうね!!