とりあえず序章

あなたは南国の海の見えるペンションにいます。
ここのペンションは斜面に立っていて、沢山あるどのペンションからも夕日の見える絶景ポジションです。
広いなだらかな平原に、あるので全ての建物が平屋建てです。
今日も、夕日が見れて良かった・・・・
と、突然たわ言を吐き出したのですが、実は今回は「お話」ではありません。
昨日の、サーバーをすこしわかり易く書いていこうと思ったりしたのですが・・・・
さあ、あなたはペンションにいます。
どの窓からも夕日が見えるというのは書いたとおりです。
これは何かというと、インターネットを比喩して書いています。
ペンションはじゃあコンピューターと言うところですか。
あなたはペンションの窓から夕日を見ています。
これが 通常「インターネットを見ている」と言われる状態だと考えてください。
夕日は、私の自由にはならないのですが ただ、窓から見るときも夕日全部を見るのか 赤くなった景色を見るのか、それとも海に沈んでゆく時に曲がる空気を見るのかはあなたに任されています。
ペンションにいる人が世界中にいる人だとすると、これでインターネットの世界は出来上がります。
ただ、ペンションには夕日を見るほうの窓と、その反対側にも窓があります。だから実は自分も見られる側にいます。ペンションの場合は自分の前か後ろからしか見れないのですが インターネットでは世界中の人に見られてしまいます。
で、あなたは窓を閉めて、覗き穴を作って夕日を見るようになります。あまり人に見られてうれしいものでは無いですので(見られてうれしい犬もいるようですが)。
それでも、強引に窓をこじ開けて入って来たりする人がいるので鍵をつけたりしました。
現在のインターネットはこういった状況にあります。
自分は見たいけど、人からは見られたくない。
家に住んでいる人からすれば勝手な理屈ですが、インターネットの世界では当たり前の常識としてあります。
じゃあ、どうする?となるのですが、ファイアーウオールという個人持ちの鍵を買ってきたり、友達のペンションにテレビカメラを置いてもらって、それをテレビで見たりと方法はあります。
また、ルーティングやNATという方法もあります。
このペンションは、大きなホテルの経営で私は借りているだけです。ですから私宛にくる郵便も電話も、一度フロントに伝えてもらって フロントからボーイさんの配達や内線外からの連絡を貰います。
つまり、住所だけでは特定できないようにして、住所と部屋番号まで入れてもらってそれで初めて連絡をもらえる様な仕組みにして 変な勧誘なんかを断ったり 外から忍び込もうとする人に 私であることを解らなくして偽装したりする方法です。
例えですから細かい間違いは無視してください。
でも、時折彼女からの連絡がほしいので直接外から繋がる回線も携帯電話として用意していたりします。
この携帯電話には、ときおりいたずら電話はかかってきますがこれは我慢しています。というのがメールになるのでしょう。
メールは、このホテルの経営するペンションに住んでいる人の使える共有スペースで ここはみんなに公開されています。
連絡を取りたい人はここで待っていると、時折やってくるペンションの住民と連絡が取れるわけです。
その代わり勧誘の人なんかもここに来たりするわけです。
いま、ここでやっているように情報を発信できるのは ちゃんとガードマンを雇っているホテルの共有スペースを借りて 表示してもらっているわけで、この共有スペースはこのホテルの系列で無いペンションからも見えるようになっています。
ここに対して、ユーザー名とパスワードという通行書をもって書きに行っては帰って来を繰り返しているわけです。
もちろん、自分でガードマンを雇える甲斐性のある人は良いのですが そうでない人は共有スペースに建物を建てると 勝手に住まれたり、そこで好き勝手なことをされたり、他のペンションに向けてあなたの名前で公的秩序に反する物をおいてこられたりするわけですから。
もちろん、ちゃんとガードマンを置いているにも拘らず 泥棒が入ることもあります。
つい先日の、「価格.com」の事件なんかがそうです。
故に、普通の人は ちゃんとホテルの警備に守られた土地に立っているペンションにいて、共有スペースを上手に使い ネットサーフィンや情報発信を楽しむわけです。
しかし、それだけでは満足できない という人が出てきます。
そこからは、続きの話・・・・・