パフォーマンス

いまPCの前にいる人は下に(人によって場所は違うかもしれないけど標準は下)のタスクバーにマウスカーソルを動かし 右ボタンを押すと「タスクマネージャー」が選択できるので選んでみてください。
その中のパフォーマンスが現在のCPUの稼働率になります。
NOTE の場合一概に言えないのですが一般的なディスクトップでは1Gぐらいから最新の物でも大体20%前後までパフォーマンスメーターの針がマウスを動かすだけで動きます。
その状態でマウスから手を離すと、1%ぐらいまで低下します。
動かし続けると、その値は下がっていきます。
これは、格闘技の試合なんかであるように、ゴングが鳴ったり始めの声がかかったりしたからと言っていきなり殴りかからないのと同じで 相手と戦うなめの準備態勢に入ります。
パソコンは誰かと戦うわけではありませんが、マウスが動かされれば何かの作業が始まるととうぜん予測されます。
入力の方法によって起動するプログラムたちが、マウスやキーボードの動きを追跡に入るのでその瞬間パワーを消費します。
うごかし続けると、当然最初の緊張感を維持せず 相手の動きに合わせて・・・・というのは人間で プログラムが動く時に消費されたパフォーマンスほど、待っているだけの状況は消費しないので消費されるパワーが下がってゆきます。
機種によりますが、マウスカーソルの下の絵を記録して マウスカーソルを描いて、マウスカーソルを消してもとの絵を描いて、動いた先のポイントの絵を取り込んで マウスカーソルを描いてとの作業は残るわけですから CPUのパワーが消費される場合もあります。
それでも、CPUの負担は大したことが無く 座標さえ送ればGPUが処理してくれます。
じゃあ、GPU(ビデオカード)側の負担はどうなんでしょう?
ビデオカードは、CPUの負担を減らすべく というよりもCPUとGPUを繫ぐ通信線の速度がCPUやGPUの内部処理速度よりも明らかに遅いので座標を二点送って 線を引くという命令を送ると勝手に線を画面に引いてくれたりするような仕組みを作ったということです。
グラフィックチップは既に256bit処理をしていたりしますし(CPUはこの間ようやく64bitですね)メモリーも最近のものでは512M それも、コンピューター的には採用されていないDDR3とかメモリー帯域の広い特別な物が使われていたりします。
下手をするとCPU並みの設計です。実際、NvideaのGPUなどは、CPU並みのサイズを持っていますから・・・・
昔は、CPUはプログラムを実行するもので、浮動小数点の計算にはCoプロセッサーと呼ばれる浮動小数点計算専用のCPUを別に買って付けたりした訳ですからこれも近いものでしょう。何故なら、3D画像の描画の時にその能力を最大限に発揮します。
3Dの画像は、テクスチャーと言われる鱗で構成された物に、壁紙のような模様を貼り付け光の当っている場所などを指定すると 勝手にGPUが画像を作ってくれるところまできているからです。
一回あたり、その鱗の枚数を何枚処理できるかが性能の基準になるのですが想像を絶する枚数であることは確かです。
この、CPUとGPUとの間の命令の送り方も ドライバーと言うGPUカードに付属するプログラムが制御していたのですが野放しにすると同じようなコマンドでも結果が違ったりするのでそれも 大きな部分で統合化を図ろうとしています。
それが、MicrosoftのDirect−Xの3D機能です。
現在は、プログラムをGPUカードにおいてそのプログラムによって処理される内容まで指定しようとしているので画面の表示の為だけではなくプログラムを実行するためにもGPUカードのメモリーが必要になってきています。
そこで統一を図らなければいけないのは LongHornといわれる次世代のWindowsの環境であると言われていますがあくまでも噂。
ただ、アイコンまでが3Dで描画されるという事になるらしく、GPUカード側での処理が増えることになります。
さっきの話ではないですがCPUだけではなくGPUもマウスを動かすたびに・・・と言う状態。
最近Pentium−Mつまりセントリーノから始まった省電力化の新しい機軸、NotePCの電池の駆動時間を2時間程度から4時間程度まで引き上げたのですが、以外にこのGPUが置いてけぼりの部分があります。
3Dは現在の速度でも十分でないなんていうぐらいですから遅くしてどうすると言うような選択は無いのかもしれませんが、CPUに負けず劣らぬヒートシンクとファンで冷やし、事によってはカード形状をしており スロットに差して使うGPUの消費電力がカードの端子の流せる電流の限界を超えて、別に電源からの供給の為のコネクターをつけるぐらいですから電力の消費量もかなりの物です。
ディスクトップでもAMDのCPU Athlon64の一部には そのパフォーマンスに応じて、CPUの処理速度を変え、その時に電圧を下げて尚、消費電力を落とす仕組みになっています。そこまでの機能を付けたCPUに、人の倍は消費するGPUというカードがいてれば どれだけ電気の消費量を減らす努力も片手落ちになってしまいます。
もちろん、処理が少ない時には消費される電力も少ないのでしょうが 今後のOSの変化が今判っているとおりだった場合、OSの入替で 今まで5時間電池で使えていたNotePCが4時間で電池切れになるというようなことが発生する可能性があります。
PDAではATIのGPUを搭載した物が多いのですがIntelからも2700GというPXA270用のがあります。
私の期待は120%だったのですが 現在に至ってもDELLのX50vのみのようです。
一般的には、付加チップはCPUの処理速度を下げ専用のデバイスで実行することにより消費電力を下げるか、若しくはCPUだけでは足りないパフォーマンスを補う為に利用するか。
すでに600Mを最大値として持つようなCPU。
どう考えてもパフォーマンスの足りない事などそうは無いはず。電池のサイズの問題いかもしれませんが 電池の持たないPDAとして浮名を流しています。
もっと他の要件もあるのでしょうが、サイズや液晶の問題はあるのでしょうが受けるべき正当な評価を受けていないような気がするのは私だけでしょうか?
ども、私がこういっていいかもしれないと言う物は世の中から忘れ去られていく物だといつか言われましたが 今回もそういったことなんでしょうかね?
現在も動画再生に付いては比類なきパフォーマンスを示すこのPDA、恐らくWMV10、11ではそれ以上の結果を残してくれるのではという期待なんかは無いのかもしれませんね。