Windows XP MCEってまだ??

余りにも話題にならない MCE
日本の場合、テレビは恐らく日本中どこにいても見ることが出来て、アンテナを立てるだけで済みますから そういう土壌も有りますし、テレビ受信 録画機能つきパソコンも各社なりの特徴を出した閲覧機能を持ちます。
また、秋葉原に行っても テレビ 閲覧・録画機能を持ったキャプチャーカードが何社も販売されています。
大きなメーカーでいえば、IOデータ、カノープス、メルコ・・・・思いつくだけ並べても5社〜10社。そして、その各自のインターフェースも全て別物・・・・
これらの多くは、こういった機能にお金を掛けて綺麗に録画しようといういう意識が働いているからであり、我が家でも 3台のPCにそれぞれ画像圧縮補助機能 いわゆるハードウエアーエンコーディングの機能の付いた物が付けられています。
これは、動画を専用のチップが圧縮して 圧縮後のデータをPC側で処理するという仕組みになっており PC側のハードウエアーの負担を大きく減らします。
もともと、既に十分なパワーを持っていますが 1G程度のクロックの時には 720×480の8MのDVD並みの画質での録画は チープなハードでは難しいというより無理な状況でした。
PCのハードの性能が上がるにつれて、徐々に大きなビットレートで録画することが出来るようになったものの 何台もPCを並べて運用している人が少なく録画中はPCの負担を減らす為に触れなかったりする状況が発生するためです。
ただ、本当にそんなに高いビットレートでの録画が必要でしょうか?
もちろん、この事を押し上げる環境には HDDの価格が低下したことも大きく影響しており 空き容量が沢山あるから 後で保存するかもしれないので出来るだけ高いレートで保存しようという意識が働いているのかもしれません。
多くの画質向上の為の補正回路も含まれており、少しでも綺麗な画質で録画する機能も備えてます。
すでに、使い勝手が家電しか触ったことの無いという人でなければ 普通に使えるレベルまで来ています。(もちろん、安定性は別としてですか)
ところが、この多くの機能が 統一化に大きな障壁となっています。
以前、ソフトウエアーエンコード全盛の頃には ビデオキャプチャーソフトには市販品で 録画専用ソフト等も存在していました。録画するキャプチャーカードは選ばず 独自のエンコードエンジンを搭載し ソフト的に少しでも限られた環境で綺麗に録画する為のソフトが。もちろん、多くのメーカーのキャプチャーカードに対応し いまも、あちこちで見ることが出来るのではないのでしょうか?
ただ、裏返してもらって 環境のところを見てもらうと解るとおり 大体は枠外に小さな文字で ハードウエアーエンコードタイプのキャプチャーカードには使えませんと書いてあったりします。
あちこちで、お外でテレビなんていうのをやっていますが、出力側もそうで ビデオカードのビデオ表示補助機能が付いていたりすると 四角く切った枠の中に テレビの画像をハードウエアー的に貼り付けているので Windowsから見たら ただの黒枠という事も発生します。
故に、リモートソフトなどを通じて(間違えないようにデスクトップと書かなかったりという小さな防御網を張ってみたりする)見た場合には、ただの黒い枠となり音声だけが転送されて来たりします。まあ、オーバーレイ機能を使っているもの全てですし もし写ったとしてもリモートソフトを通過できるほどの速度は出ないでしょうから・・・・・
それでも、相手側のHDDを閲覧できるのであれば 見たい番組があった場合 低ビットレートで録画させて そのファイルをストリーミング再生のできる(例えば windows Media Player等)で再生をかければ数秒遅れで見れたりもします。
話が逸れてゆきますが、あれこれと世界の先頭に立って走っている訳ですから(最先端という意味ではなく 販売されるのがハイエンド製品という意味です)統合化で 機能的な優位を示せないという状況に耐えられないのでしょう。
多くのテレビ録画ソフトが、販売店の棚の隅っこに追いやられているように MCEも記憶の棚の隅っこに追いやられているようです。
統一されていれば、ビデオサーバーソフトを通じて インターネットを経由して自宅のテレビを転送したりも簡単に出来るのに・・・・
と、いうよりも統一されていればMCEの管理下に入って 勿論、セキュリティや著作権の問題は有るとは思いますが それも含めてメディアサーバー機能が動くようになれば・・・
既に、マイクロソフトは会社規模が大きすぎて 直接いくつかの企業の肩を持つような行動は表立って出来なくなっているのでしょうが 余りにもバラバラに動いている 動画の録画部分をせめて2派閥ぐらいにまで縮められれば 〜グループに協賛という形で参加できるとは思うのですが。
トランスコード機能を搭載した X−codeというチップを各社が各社なりに採用し始めているので この辺りに統一をはかるチャンスがあるのかも・・・・なんて
そういえばこの会社にもマイクロソフトの資本が・・・(って、本当は知りませんよ)