海外SIMの使い方

2月にバリ島に行きますので、インドネシアの携帯電話回線ベンダー 「TELKOMSEL」のSIMカードを購入しました。
家族3人で行きますので、3枚。
購入したのは「mb-shopインターネットショッピングサイト(http://www.mb-shop.jp/)」です。
こちらのサイトがお勧めかどうかは分かりませんが、とりあえずWEBで調べた限りは最安値でしたので購入しました。
1974円×3枚 送料、代引き手数料も原価通りと思われる標準的なものでしたので良心的なのではないでしょうか?
現在は2880円となっていますので、付加されるチャージが違うのか 運が良かったかのどちらかでしょう。
どうも、後者のように思われます。セール品だったのでしょう。 
木曜日に注文して土曜日発送。
受け取るのが遅れたのはこちらの事情もありスムーズに到着しました。
 
「simPATIjitu」と書かれた真っ赤なパッケージがいかにも日本流には胡散臭いのですが、お国柄なのかこういったものなのでしょう。
クレジットカード大のプラスチックのカードに切れ込みが入っていて、簡単に折って外せるようになったSIMカードはSoftbank等で購入する時と同じなのですが、残念ながら日本ではこれを折って外すのは店員の役目で外すチャンスはありません。
プラモデルのライナーから部品を外すようなものですが、どうも外すときにSIMカードも曲げてしまいそうで怖いものです。
指で押すように抜くと簡単に取れます。
 
日本で購入できる電話機で、海外のSIMカードを挿入できるものは少なく、正規で購入できるものは恐らくNOKIAの数機種だけでしょう。
SIMカードの構造は、DOCOMOのFOMASoftbank 3Gと同様のものですが どちらの端末にもSIMロックといわれる他社製のSIMカードでは動作しないような仕掛けがされているので動作しないことになっています。
ゆえに、SIMロックの掛けられていない端末での実験となります。
私は手元にあった、HTC社製の日本語版端末を使いました。
 
大よそ私の持っている電話のほとんどは電池BOXの所にSIMカードを挿入するソケットがあります。
多くは電池フォルダーの蓋を開けて、バッテリーを外した下側、もしくはバッテリーを外さなければ抜くことのできない構造になったソケットに挿入されています。
興味があれば、現行のFOMA端末、Softbank 3G端末、最近のAU WIN端末のバッテリーを外して見られると入っているのが確認できると思います。
現行の機種のものでは多くが海外に行って、海外の端末に入れることで海外でも通話することができます。
海外ではSIMロックのされていない端末が多いことからおおよそというところでしょう。
逆にロックのかかっているものの多くは電話契約と一緒に購入する必要があるので 普通に店頭で買えないとは思います。
注意するのはローミングといわれる方式で通話を行うために、日本の電話料金+海外の電話会社の電話料金が請求されますので高額になる場合が多く、尚且つ 着信にも同様の経路を通るために一定の費用がかかります。
多くは150円〜300円/分程度の金額がかかるので気がついたら結構な電話代になっていることが多く注意が必要です。
特に、普段使っている電話等をそのままローミングで使うと、間違い電話や罪のない友達との馬鹿話にまで高額な費用が発生します。
どの携帯電話回線業者も、無料通話をうたっている、若しくは一定額の通話料込みの契約をしていても この費用は別途請求になります。注意しましょう。私は5万円近い授業料を払ったことがあります。
その上、電話をかける相手は時差を考慮してくれないので 深夜にもかかってきますが 悪気はないので友達関係には注意しましょう。
 
海外の電話の場合、いろいろな手続きが必要なものもありましたが現在の電話の多くはなんの手続きも必要ないものが多くなっています。
ただ、プリペイドなSIMが一般的に手に入れられるものなので開通の手続きが必要な場合が多いので注意しましょう。
開通後ひと月程度の使用期限のため、開通の日を特定する必要があるためです。
購入する会社によりますが、日本での購入では開通の説明書を入れてくれる場合が多いので多くの場合は現地に行ってから開通の番号を押して開通させるということになります。
 
ではSIMを入れて電源を入れてみましょう。
日本で使えないのに、何故電源を入れるかといいますと これも時と場合によりますがSIMカードに自局番号が書かれていますのでその番号を読めば現地に行った時の連絡先を事前に相手に伝えることができます。
電源が入ると携帯電話は接続できる電波を探しに行きます。
もちろん、GSM圏の電話会社なのでつかめるはずもなく・・・・・あれ?電波がたってしまいました。
「U」マークはUMTS つまり3Gの接続が成立したことを示します。
回線業者はSoftbankですので、相互にローミング契約がされているのでしょう。
支払ったお金以上のチャージは入っていないので、おそらく1通話も成立しないうちにカードのお金は切れるでしょうから電波を切る設定にしました。
どういう仕組かはわかりませんが、画面にユーザー情報の登録を促すメッセージが表示されました。
「しまった」かもしれません。
一般的にユーザー登録の必要なSIMは登録しないと数日から1週間ぐらいで使えなくなるものが多いのですが ここでの登録はできないので(MMSを使うとおそらくチャージを使い尽くしてしまうでしょう)とりあえずキャンセルをします。
まあ、現地に行けばなんとかなるでしょう。
 
これも仕組みはよくわからないのですが「T−sel Menu」というアイコンが出てきてサービスメニュー(問い合わせ等)がワンタッチでできるような画面がでてきました。
おそらくSIMのメモリーに書き込まれているのでしょうか?
実際にここでも電話はかけれそうなのですが、その実験は使い終わって日本へ帰ってから行いましょう。
ちなみに、今回購入したSIMで 現地間では約1時間の通話が可能なようです。