端末はストレートに限る

本当かどうかは分からないのですが、私の持っているものは多くがストレートです。
スライドはどっちだと言う事なのですが スライドは私のなかではストレート型の一つと考えています。
故に、ストレートに限ると言うわけなのですが・・・
 
携帯電話の登場はかなり昔の話で、大きな肩掛けのショルダーバッグのような物を一般的なものとして覚えています。
当時はかなり大きかったのはバッテリーが大きかったのでバッテリーの進歩は携帯電話の進歩には大きな影響を与えました。
ところが、数年もしないうちに小型化は爆発的に加速します。
高性能なバッテリーの登場、チップの集積化、通信方式の整備など・・・
絶え間ない技術のおかげて一気に驚くほどのサイズまでなり、あっという間に今と同じぐらいの形になりました。
実は、今より小さいぐらいの端末の方が多かったのです。
液晶画面を大きくして、機能を盛り込むうちに大きくなったわけなのですが。
 
技術的な進歩はバッテリーを含め多くあって、バッテリーは現在のリチウム系のものは数倍の容量に跳ね上がり、バンドチップとCPU、周辺回路の一体化などは消費電力の低減と小型化に大きく貢献しました。
しかし、未だにサイズを決める上で大きいままあるのが液晶のディスプレイで、こちらは液晶サイズが小さくなると字も小さくなる傾向になるので、特にWEB等の表示のために解像度を上げた端末ではいまやどこまでも小さな字が出るような状況なのです。
コメの上に字を書くサイズの字が出る機器も有るほどです。
で、この液晶画面も実は大きく進歩していて 液晶その物だけではなくそのユニットが大きく変化しています。
登場した頃の携帯電話と現在の携帯電話の見かけの最も大きな違いは液晶画面の周りの縁と成る部分が今と昔では大きく違うわけです。
さもありなんで、液晶画面を背後から照らす光源は過去には本当に小さな豆電球だった時代も有るほどで、機種によっては(携帯ではなかったと思いますがPCでは未だあります)冷陰極管だったりで現在はLEDと成っています。
同じLEDでもコストのたかかった初期は一つのLEDの光を背面に設置した導光板を利用して全体が光っているように見せるものから、現在のような背面に複数のLEDを配置して照らす方式に成る。
配線をガラスの上に直接行って方向を決めたり ガラスそのものが極端に薄くなったりとして全体のサイズがぐっと広くなりました。
 
過渡期の携帯電話では「画面は大きくしたいが端末は大きくしたくない」という 相反する要件をクリアするのに 折りたたみの携帯電話が出てきました。
折りたたむヒンジ部分の配線には相当苦労された話は良く伝わっているのですが、それを押しても小型化には大きく貢献しました。
ストレートは言うまでもなく、折りたたみの携帯電話とストレートを比べてもらえば分かる通り同じ中身であればなが〜くなってしまうわけです。
スライド型でも良いように思えますが、スライド型の場合は30%ぐらいは全部引き出しても重ね合わされる部分が出来て、折りたたみほどには面積に貢献しないわけです。
そして、ラインアップを見ても分かる通り携帯電話といえば折りたたみと言えるほどに日本では形が決まったわけです。
今でも、多くの端末がその流れを引き継いでいます。
 
ところが時代は変わって今の端末の多くは画面周囲の縁が無くなってきて感じるのは液晶画面サイズの拡大に限界が来たと言う状況です。
液晶画面サイズを半分とすると、キーパネル部分が広くなりすぎる状況がやってきたわけです。
色々な特殊キーを備えた端末なども出ましたが その操作には機種毎の特殊性が出たことと取ってつけたようなインターフェースは不評であり 無駄であるとユーザーに感じさせた時点で負けでしょう。
となると、デザイン的にも自由度が増し、表面の面積の効率を上げる必要がなくなり、効率の少し落ちるスライドなどが多く出てきているのが昨今と言うところでしょう。
そして、タッチパネルを実装し、入力側をなくしてしまうような物が現在出ているI-Phone等の端末と成るのでしょう。
ちなみに、この内容はあくまでも私が見てきた中の想像ですよ。
 
タッチパネルの携帯電話も良いとは思うのですが、文字入力をしてもらう時に見てもらえば分かるとおもうのですが、入力時にはキーが画面のかなりの部分を占めてしまいませんか?
指と言う非常に面積の広い入力デバイスで操作するために、キーの面積が大きくなってしまったわけです。
と言うわけで必ずしも面積が広いことが文字入力に適しているのではないと言うことにもなってくるわけです。
また、入力用のキーの文字のサイズと、表示される文字サイズの違いが気になりませんか?
サイズがあまり違うと 同じ図形として認識するのが遅れるために、キー部分を見ずに入力出来るように成るまで やはり肩のこる思いをすることに成るわけです。
最も、そこまで文章を入力すると言う事自身が稀なケースと一般的には言うわけなのですが・・・・
 
で、ここで登場してくるのですがストレート携帯。
利点をより明確にする為に、ストレートフルキーボード携帯電話としましょう(少々強引な話の流れ)。
画面サイズは大体 純然たるストレート携帯では全体の半分から少し多いぐらい。
決して画面サイズが大きいとは言えないのですが、キーボードがその分ついています。
タッチパネル型と同様に指で押すわけなのですが こちらは小さなデッパリの出た一般的に言うサムキーボード形態。
指先で押して、他のキーと混同しないようキーサイズの割にストロークが大きく、同時に複数押されても その中心と成るキーが最初に電気的に接触し有効となり 他のキーとの押し間違いをできるだけ減らすようにされたキーなのです。
勿論、それでも小型化には限界が有るのですが40個ほどのキーはテンキーの付いていないノートPCの標準キーが84であることからも 数字とファンクションキーと後いくつかのキーを除くことで成立するかなりフルキーに近い構成となってくるわけです。
特に、普段PCのを使って入力している人にとってはキーの配置がわかりやすく、多くの文字が2ストロークで入力出来る点もわかりやすくなっています。
スライドタイプでは、超小型UMPCと言われるPC達と比べられるぐらいのキーを備えるものもあり、その際は厚みは増すもの画面サイズはタッチモデルと同等のサイズと成るわけです。
用途によっての使い分けと成るのですが、もし 文字入力が人より多いと感じている人がいるなら一つの可能性として 使うことを考えられる形態の端末と成るわけです。
そして、その中でもメモ的なものを良くすると言う人なら 取り出して直ぐに使える純粋ストレート型が良いかもしれません。
 
というわけで、私の場合「端末はストレートに限る」となった訳ですが、みなさんはどうですか?
自分がどっちだろうと分からない人は、是非試してみてください。
I−Phoneのようなタッチ操作もしたいし、フルキーストレートも興味が有るとなったときに 私のように複数持つと言うのでなければ まもなくストレートフルキーながらタッチパネル操作が可能な端末が登場します。
発売したときには自分の操作タイプを決めて購入したい人なら・・・
先日より紹介している、「docomo SC-01B 内覧会」なんてどうでしょう?
東京:2010年02月08日(月) 19:15 〜 21:00 (19:00 受付開始)
大阪:2010年02月09日(火) 19:15 〜 21:00 (19:00 受付開始)
福岡:2010年02月10日(水) 19:15 〜 21:00 (19:00 受付開始)
気がつけば、残り席もわずか!!

参加申し込みはここから。
参加条件はBlogを持っていることなので、今から大慌て作ってもOKです。
http://sc-01b.windows-keitai.com/?SC-01B/%E5%86%85%E8%A6%A7%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85