回線速度と機器の関係

B-MobileからSmartPhone向けとしか思えないようなSIMが発売されました。
Talking SIMというのらしいのですが、3G相当のデータ通信速度と、適当な価格の音声通話機能というのは非常にうれしいことです。
もちろん、データのみのタイプに比べて価格が高くなることが残念で、できれば通話のあった月だけ基本料金がかかる形態にしても 損はしないと思うので(DOCOMOがとるか・・・・)できればそういう仕組みが望ましいのですが。
以前から書いてはいるのですが、SmartPhoneにおける通信に関してですが つかうアプリケーションによって最適値が存在すると私は考えています。
たとえばPushメールが無理だとしても、常時接続し リクエストに応じて受信する仕組みだったとしましょう。
メールの受信をSmartPhoneを目の前に待っているわけではなく 人のほうがPushを受け付けていない。
時折見たときに受信したことがわかる程度。
メール受信で音が鳴るので、それで解るのですと言われる方はいらっしゃると思うのですが それだとしても 数分単位の緊急性を要するものはごくわずか。
この数分なのですが 通常の〜百キロ程度のメールを受信するのに必要な時間で 故に回線速度が遅くても影響を受けない速度だと言う事が言いたいわけです。
添付の書類を待っているという話なら 必ずしも一致しないわけですが 多くのSmartPhoneでの回線ではPCのモデムとして動作することを許しておらず、結果的にメモリーカードを介して等 データの転送のほうが受信時間にましてかかるので・・・
もちろん、WEBであれば早ければ早いほどといいたいところではあるが ようやく最近のSmartPhoneでそれなりの速度となりましたが もともとPCの画面サイズに最適化されたコンテンツを 小さな画面で見るので PC以上に成型などで多くの処理をSmartPhoneが要求され 結果的にその処理に食われてしまう部分も少なくないわけです。
 
ところがI-Phone4やAndoridの新しい端末を見たころから考え方が変わってきた。
Softbankの回線ではi-Phone4の実力が生かし切れていないのでは?などと書いていますが Wifiの時の速度はびっくりするほど良いわけです。
先日触らせていただいたNexoneも非常によく IS01なども快適といってもよいのではという速度で動いています。
そのこと自身は素晴らしいことだと思うわけなのですが、回線にも十分な速度を欲するような端末が増えてきたと言う事となったわけです。
1〜2年前にTalking Simが登場していれば 思った以上に良い反応がユーザーから帰ってきたことだろう。
ところが、この時期に登場してきたというのが一つの注目するべき事態なのだと思う。
 
今まで望んでも提供されなかったSIMがここに至って販売できるようになったのは そういった点を考えて 3G程度のデータ転送速度であれば影響がないと判断したのかもしれません。
長期間使い続けられる等なものではないのではないかという・・・・
ところが、必ずしもそうであるとだけは言えない。
たとえばBlackBerryというサービス。
RIM社のサーバーを経由してのデータの転送は鉄壁のセキュリティを誇ります。
その反面 速いとはお世辞にも言い難い処理も含んでいます。
これなら3Gの速度でも変わらないのではと いうこともあるわけです(現在は使えないはず)
もちろん、サーバーが高速化すればよいのですが こういったサービスは生き残るのです。
クラウドなサービスには帯域で制限がかかったりするものもあります。
3Gの帯域でこそ使えるサービスもあるわけです。
 
かくベンダーの意図はわかりませんが 発表されましたし 周囲に購入する方々は少なくないかと思います。
そして、半年後どうなっているのか?
やはりSmartPhoneの速度は一層上がって PCのように回線速度が多くの処理の中で最も遅いものとなるような気がします。
その際にどうなるのか?
もちろん、選択肢があると言う事が最もと音いことなのでうれしい限りなのではありますが・・・・

written by HatenaSync