SIMロック解除を叫ぶなら もうそろそろ自分もグローバル化しないか?

SIMロック解除の話題が出るたびに、幾つかの意見が出ます。
国際的に通用するためには当たり前のステップだとか、これに反対しているキャリアはおかしいだとか・・・
勿論、その議論はその議論でいいのだが そこまで言うのなら 自分のグローバル化は進んでいるのだろうか?
グローバルと言っても、国際化という意味というより キャリアに縛られない体制作りという意味でだ。
 
よく、SmartPhoneの書評などで見かけるのは 
「残念なのですが キャリアメールの受信が・・」とか「お財布機能の搭載が」とか「ワンセグ機能の」とかとかなのです。
端末のSIMフリー化を行い、海外に出てそこのSIMを使えるようになっての話なのですが 上記のどの機能をその海外で使うのでしょう?
実はどれもおおよそ使えなくて ああ、そうなんだという話で終わるはずです。
SIMフリーになって、例えばDOCOMOに加入していてその端末をSIMフリー化してSoftbankMNPしたときの話であるが
少なくともimodeのメールアドレスは使えなくなります。
逆も同じですし、DOCOMOの端末でSoftbankのキャリアメールを使う事も出来ないわけです。
それがお財布機能となると SIMカードとお財布機能のICカードの認証を結び付けて認証しないと そのカードで簡単にお金が出てゆくわけですから簡単に使う事は出来ません。
ワンセグに関しては日本国内限定の機能なので海外で使うことが出来ないというだけの事なのですが・・・・
まあ、最後のはともかくその前の二つはSIMフリーをしたから移行できるものでは無い訳です。
キャリアメールをMMSにしたらいいのだと言ったところで キャリアに依存する絵文字を使っている現状ではとても無理ですし、じゃあMMS移行するのでと 今間dネオ機能の多くを失ってどうだというとやっぱり使えないわけです。
 
SmartPhoneになったという事は端末そのものは世界に出ているものと 同じOSの物となります。
テザリングjが規制されているなど 一部機能の制限はあるでしょうが、大きな意味での使い勝手は変わらないわけです。
信用できるかどうかは別問題として、それぞれのOSの認証にメールアドレスなどが使われていて それをキーにして機能を割り当てているわけです。
このメールアドレスに関しては どのキャリアでも使うことが出来ます。
OSによって違いますが アドレス帳や予定表、バックアップなどがそれによって提供されたりするわけです。
フューチャーフォンでは315円のオプション機能だったものが 無償で提供されていたりするわけです。
メールアドレスはそういった形で一緒に修得できるわけです。
端末をなくしたり機種変更しても そのアドレスは使っている限り消えることもない事からそうやって使うことが出来るわけです。
キャリアメールのように絵文字を使ったりは出来ないわけですが・・・・
例えばすべてのキャリアで提供しているAndroid端末だとして
キャリアを乗り換えても、メールアドレスを入れるだけで今までの情報の大半が転送されてきます。
多くの人はこれで困らないはずです。
購入したアプリケーションも登録されているので マイアプリケーションに出てきているわけです。
 
じゃあ、使う側はどうでしょう?
SIMロックの解除は切望しているものの キャリアメールがとかお財布機能がとか 結局キャリアに縛られることを望んでいるわけです。
そろそろ使う側も考えたほうが・・・
written by HatenaSync