SmartPhoneを触りだして長い訳で、人よりは少しは詳しいほうになっているのだと思います。
ただ、そんな常識すら古いものになっているという事をそろそろ自分でも自覚している訳なのですが・・・・
物を買うという事は 経済的にも精神的にも負担であり 精神的だけであれば高揚する事でもあるわけです。
特に、長期の契約が伴う 携帯電話の契約などはそれで 恐らく多くの方が頭を悩ませている事でしょう。
私は比較的ころころ変えているわけですが、「白ロム」や「SIMの入れ替え」等は当たり前のやり方としてやっているのですが・・・・
お正月などに家電店に居たりすると、
「中古なんて かっこわりぃーよ！ 新品ただで手に入る時代に どんなバカだよ！」
と、のたまう頭のねじの緩そうな 少し時代に逆行した格好の若者が これも頭の弱そうな彼女を連れて話しながら居たわけですが
彼だけを笑っている訳では無く 一般の方の感覚では携帯電話のSIMの入れ替えなんて ほっておくと自分では一生やらないような事なのです。
交換するバッテリーは売っていても充電器は売っていないこの状況では、時に応じて交換するなんてことも普通では無くて ひも付きのバッテリーを持ち歩いている訳です。
私的には どんなに着飾って 携帯電話もキラキラにしても そこから黒いただのケーブルで単三電池が二個入って見える安っぽい充電器がぶら下がっていたら コーディネートとしては最悪の部類に入ると思うわけですが・・・・
まあ、SIMの入れ替えもバッテリーの入れ替えも 想像すら及ばない人たちなわけです。
Evoの時に間違えてバッテリーが二個入っていたと書いている人もいたぐらいですから・・・・
ハード的にはそんな人たちなのですが、ソフト的には必ずしもそういう訳ではないのです。
仲間内で口コミで広がったり、流行を伝えたり、高読者数の多い雑誌などから入手した情報でアプリケーションを入れて 色々と自分なりに触っているわけです。
勿論、機種毎の差のことやOSのバージョン、時にはOSそのものの違い 例えばAndroidとi-OSの違いですら彼らにとっては小さな問題なのでそんなことも関係なく進んでゆくわけです。
「おれのスマフォじゃ、つれのやつで動いてるソフトコピーできないんだけど」
既に言葉もなにも無茶苦茶なのですが、赤色のキャリアの担当者は粘り強く 壊れた言葉にも敬語を欠かさず 機種の違いを説明しているわけですが 結局話を聞いても理解が出来ずに 「〜〜はやっぱりだめだな」とか言って帰ってしまったのを見ましたから あの仕事は私には務まらないと思った訳です。
だいたい、コピーってなんだ！？って 思ってしまいますし どんなインストールしたら出来るとか出来ないとか言えるんだとか、大体 お前の友達のはi-Phoneだろうが それも３GSって 確かに４はともかく３Gtoka３GSは今のAndroidに近いともいえるわけですから・・・・
まあ、そんな紆余曲折を繰り返しながらでも 彼らは自分たちのスタイルを確立し出したわけです。
大体PCがそうなのですが、私がPCに詳しいと言ったところでハードに少し詳しいぐらいです。
何が言いたいかというと
「PCを使って何をしてますか？」と聞かれたときに
インターネット見てメールして・・・とか 一般的に出てくる言葉しか出てこないわけです。
世の中には これで作曲したり、絵をかいたり、立体を作ったり、プログラムを作ったりといろいろな事に活用している人がいます。
確かにOSのインストールや 中を開けてHDDの交換となれば私の方が速いかもしれませんがというか 最近の人はしなくなったのでしないともいえるわけですが じゃあ、PCを使えているかという事に関して言うならば彼らの方が使えているわけです。
私はPCを触るのが好きでPCを使えている訳ではないのではという訳なのです。
道具そのものが目的という変な方向性なわけです。
SmartPhoneに置いても 自分の目的をもってお店に行って それに対応したSmartPhoneを選んでもらってそれを買って解らなくても使っているという人の方が、店員さんよりも下手をすれば詳しくて 機能比較も将来性などというあやふやなファクターまで取り入れた その上「おもしろさ」なんて実用性と真逆の部分までいれた色眼鏡で見た自称詳しい人間よりは正しい気がするわけです。
アプリケーションにはいろいろあって 中にはIP電話のアプリケーション等もあって 私の世代では「Skype」などですが 最近では「050Plus」などが有名になっているようです。
SmartPhoneでパケット通信が確立していれば、音声通話が出来るという物です。
そして、コストは固定回線の割引回線並みで ０５０から始まる電話番号が貰える点が特徴なのですが・・・・
以前に私は キャリアメールなどにしがみついているとグローバル化が出来ないなんて言ってたりするわけです。
メールはSmartPhoneであれば例えばG-Mailのような普通のe-Mailサービスが使えるわけです。
今回たまたま SP-Modeを使う疑似i-Mode Mailの障害があったのですが こんな事信用の出来る有償のe-Mailサービスであればまあ無い訳です。
それは計画的な規模の管理が出来ているからで ここに年内に想定できない規模で拡大させ やっつけ対応を繰り返している各キャリアの対応よりは安全なわけです。
例えばg-mailにしても 世界中でSmartPhoneが増えたからと言って 日本のキャリア程には増えていたりはしないわけです。その上その期間中に立ち上げたサービスなのですから。
まあ、それでもDOCOMOの事ですから数か月でそれなりに合わせてくるとは思いますが、例えばG-Mailの容量がいきなり倍に増えましたなんて何度かそれに近いことは有ったわけですが SP-Modeに関しては無いでしょう。
追加されるサービスも期待されにくいシステムなわけです。
ましてやキャリアを変更する時の 足かせになる訳ですから こんな物辞めてしまえという発想になっているわけです。
電話番号はMNPで動かせるのに、メールは出来ないなんて最低だ！！となってしまうわけです。
と、思えば もし０５０Plusを使うという前提であれば 今度は国を越えても関係なく移転できるのではとなってくるわけです。
台湾に行ったときに現地でSIMカードを購入するのですが 最近はともかく昔は音声だけしか買えない時代があって、その後にデータ専用のレンタルが出来るようになり そのSIMを抜いてSmartPhoneに使うようになり、いまはSIM1枚でデータも音声も使えるようになっているわけです。
その際に、音声用のSIMは現地購入となるので 買うたびにそのSIMを使って日本に連絡先を電話していたのですが 当然ですがデータ専用のSIMに関して言えばそれを連絡することは無かったのです。
当たり前だろうと言われるかもしれませんが データ専用のSIMを使ってやることと言えばインターネットやE-Mailとなる訳ですが 電話番号が変わろうとインターネットのつながりが変わるわけでもありませんし メールアドレスが変わるわけでもありません。
なので、データ専用SIMに関しては電話番号を告知する手間が無い訳です。
じゃあ、音声通話も前述の０５０PlusのようにIp電話になったとすればどうでしょう？
データ専用SIMで使うなら 電話番号が変わっても 電話に使う番号は変わらないわけです・・・・・
じゃあ、データ専用回線だけでいいんじゃないか！？
現在の携帯電話用のIP電話は ご存知の方も少なくないと思いますがやはり安かろう悪かろうなものです。
これはベストエフォートな考え方が障害になっていて、音声通話は接続された瞬間からその音声通話の為の帯域が確保されていて 電波状況が悪くでもならない限り 他の人が繋がらなくなることは有ってもこの帯域を他の方に使わせることは無い訳です。帯域というとややこしいのでチャンネルの方がいいかもしれません。
故に、出来る限り音質を犠牲にしてでもデータ量を小さめにしたいという意識が働くので 音質的にはあまり良い物ではありません。
また、データの流れが突然悪くなる時の為に いつも少し大目にデータを先読みして動いてスムーズな音声を確保しているので どうしてもバッファ分の遅延が起きます。データ量を小さくするための圧縮も音声の遅延を働かせる事に繋がります。
どうしても 相手がしゃべり終わったと思って話し始めると 実は相手のしゃべりとぶつかったなどが起きてしまうわけです。
それでも、コスト的な要因は大きなものです。
データ通信が高速で音声通話のコストが異常に高い XiTalkなどでは効果的なアプリケーションとなる訳です。
電話番号もメールアドレスもキャリアに縛られなくなってしまえば それこそ国をまたいで通信が出来て・・・・・
DOCOMOが年初に Googleのアカウントサービスは必ずしも安全ではないというようなことを言って 独自の認証システムの立ち上げを匂わせるような発言をしています。
独自の認証システムは日本国内でしか有効ではないのでしょう。
海外に出たら、DOCOMOの電話は使えなくなって 認証が・・・・・
海外の国の中には ネットワークそのものを国が検閲して規制している国もあります。
例え国際的に使える認証システムを用意したとしても そういった形で弾かれてしまえば それがGoogleならともかくDOCOMOの名前は日本国内ならともかく 世界では知らない人が多い小さなサービスなので 規制されても解除される可能性が低いものなわけです。
携帯電話のグローバル化は、年明け早々考えられる発表だったわけで まあ、障害は運が悪かったもあるんでしょうが・・・・
written by HatenaSync
