オークションってやっぱりまずいかも・・・

最近、メールがよく来るのが オークションを活用して小遣い稼ぎというようなメール。
実際のところ、自分で中国からよくパーツなどを取り寄せたり 最近では自転車を隊わなから取り寄せたりと
特に安価なものに関しては メール便のようなもので海外からくるので 「中国様」からのお手紙が来ていますとか よくポストに入っているわけです。
彼らが、というわけではなく 送り出してからの到着が安定しないので 突然昨日まで中国にあったはずなのに家に届いていたりもするわけです。
お金を払えばちゃんと追跡可能になるのでしょうが 本体より高くなるのはあまり・・・・
物も、数度に一度は割れていたり どう考えても設計上曲がっていたり 梱包そのもので壊れていたり(紙のような薄い商品をエアパッキンでボールのように丸い球になるほどに縛って送る)するわけです。
それでも 圧倒的に安くて
例を挙げればiPhone5のフリップ合成皮革のケースなども 安ければ250円ぐらいで送料込みで入手可能だったりします。
それを500円で超特価と言って売っても まあ、資金は倍になることぐらいわかるわけです。
 
じゃあ・・・と始めてみましょうというのがメールの内容なのですが 実は世の中そんなに甘くはないわけです。
今の例で行くと 250円が1個当たりのもうけとなるわけですが Yahooオークションを例に出すと 出品無料の会員になるためには19800円のコストが必要です。
そうすると最低でも80個は売らないと まずプラスにならないわけです。
80個ということは 一か月土日はさすがに休みたいとおもって約20日
一日 4個の荷物を出荷し続けないとダメなわけです。
そのためには、一つの出品に たくさんありますというパターンはダメなそうなので 一日に4件ずつの出品を行わなければいけません。
おおよそ、こういった商品に関しては10件出せば1件売れるぐらいと聞いていますので 毎日40件の出品が必要となるわけです。
もちろん、質問などがあれば丁寧に答える必要があり
「ラスタバナナの液晶保護シートを貼って 装着することができますか?」なんて書いてあったら 分厚いタイプじゃないですよねなんて返信もしなければいけません。
そこまでして ようやく元が取れるわけです。
私なら もういいです・・・となってしまいます。めんどくさいというか 仕事をやってそれ以外にこんなに働きたくないと思ってしまうわけです。
ですが 話はそんなに簡単ではありません。
当然オークションに出品するからには在庫を持っているわけです。
たとえば一日40件出品して1/10といっても確立の話で運が良ければ40/40となる可能性もあります。
その時に困るので40個の在庫を・・・といいたいところですが 一か月で安定して利用料を払い続けるためには毎日となるので 結構な数の在庫が。
たとえばそれでも甘く見て200個としましょう。
単純計算で丸めて5万円の在庫を持っている必要があります。
つまりやっぱり先に資金は必要なわけです。
オークションのシステム支払いと合わせて 7〜8万円の資金を用意して じゃなくてオークションへの加入は最低三か月は継続すると思って6万円弱の資金を用意して挑む必要があるのです。
そして、売れれば儒比較的順調なのですが これが大外れで他社からもっと安いとか もっとひどい場合は思ったのと違う商品が入ってきて 日本人には売れないような スイッチの穴がついてないとか 取り付けると本体が傷つくとか そういったことがあるかもしれないのです。
だとすると最初に用意した5万円はパーになって ということになるリスクもあるわけです。
商品の選定とまめな作業に耐えうる忍耐力と豊富な資金(せめて数十万)があっての話となるわけです。
 
全てを兼ね備えているということで 商売を始めたとしましょう。
たとえば給料は安い代わりに家の近所で 9時5時で働いているような状況であれば大丈夫かもしれません。
家の隣はヤマト運輸とかいうよい環境であっても可能でしょう。
で、スタートして儲かった!!となった時にその個人はともかく国民としてはちょっと看過できない問題が発生するのです。
あくまでもお商売でやっているとして やー儲かったとなった時に売り上げは当然2000万円以下だから消費税の支払いは・・・という話ではなく 法人としての税金はどうなるの??というところに行き当たるわけです。
当然個人に毛の生えたようなものですからと なめてかかっても実際は 商いとして行っている商取引ですから脱税となるわけです。
申告をしていないという裏取引ともいえることになります。
それはダメでしょう。
ともあれ、そのコストを払うと 実際儲かるのか??という処に行き詰るわけです。
 
もう一つ、前述の場合でもそうなのですが
中国から仕入れた商品は 日本で売ってよいものでしょうか?
たとえば100Vに接続する機器だとすると 「PSE」という電気安全法の守備範囲となり ACアダプターなどはこの認定を受けたもの以外の販売は法律で禁止されています。
電波法の問題もあります。
ワイヤレスでつながる多くのものに 特定小電力の申請が必要です。
これは日本と世界は別なので 日本向けとして日本で申請の悲痛用があります。
Wifiの機器などでも国内で売る場合には厳密には申請が必要です。
厳密にというのは 海外の人が日本にノートパソコンを持ち込んで使うことを禁止するのは難しいので お得意の玉虫色解決をしているので 線引きがいい加減なだけなのですが
そして、コピー品です。
私の持っているGalaxy Note2のようにまるで本この特別のつかない箱で写真を撮り出品したとしましょう。
勘違いして入札する人がいても不思議ではないわけです。
中国を買った現品で 詳しくないので詳細はわかりませんとでも書いて ノークレームノーリターンで出品した場合
私は やらないですが そうやって書いて売れたら知らぬ存ぜぬを決め込んで 買主を相手にしないぐらい簡単にできそうな気がします。
だから言ったじゃないですか 詳細不明な機器だと・・・・
 
で、もう一つなのですが これが故に東南が増えているという現実なのです。
盗品であっても簡単にネットで処分することができるわけです。
自転車などでは 盗まれた自転車を自分で買い戻して訴えたなどという話はたくさんあります。
この仕組みができたがゆえに 盗まれたものを安定して砂漠ルートができたわけです。
携帯電話などでも 3円維持できる端末がたくさん溢れて回線を増やすだけに躍起になっているキャリアがあり流通しますが 普通の人が何の利点もなくこういった買い方をすることがなく
そういった端末を購入したりオークションでの転売が可能だからこそ 流通してゆくわけです。
特に匿名性の高い取引が可能なオークションなどでは(売主が自分の名前や住所を名乗る必要もない)こういうことが日常茶飯事に行われるわけです。
 
オークションの提供事業者は我々は場所を提供するだけとなるわけですが そういったトラブルが起きえることは十分に想像できていることでしょう。
というか、これを使って商売しませんか?の案内を直接送っていることもあるぐらい。
どこまでが個人の所持品処分で、どこまでが商売かというと難しいのですが それを逆手にとって手数料や 安全にとr日記するための支払い代行などで 十分な利益を上げているわけです。
なおかつ、保険まではじめて オークションの取引のリスクを謳うわけですが 当然リスクのある取引だと面と向かって言っときながら システムの改善や法的な整備を促すのではなく だから保険に加入しなさいと追い銭を取る姿勢は商売人としては尊敬しますが 企業人としてはどうかと思うわけです。
なんか、やっぱりオークションってよくない気がしてきますよね。
 

written by HatenaSync