Samusungが凄いなと正直思えるところ

Galaxyのラインナップが増えてきて 全方位戦力も極まれりという所で世界最大の出荷量となったSamusungです。
プロモーションにも熱心で 儲けがどうかという事に関しては APPLEの足元にも及ばないのだろうと思って見てはいるのですが、それでもAPPLEを最も焦らせる企業であることは あの法廷闘争の多さが示すところでしょう。
SmartPhoneを見ていて Samusungが凄いなと思うのは今回のGalaxy S2 LTEを見て思う事で
他の会社ではここまで速くこの端末を出せなかっただろうという事なのです。
 
Samsungにはグループの中にSamusung電子という会社を持っており それ故に高性能なCPUを安価で入手してSmartPhoneのラインアップを進めて行けているわけなのですが 今回のLTEモデルに関してはそのSamsungのCPUを搭載していないのです。
今回はQualcomのCPUを搭載しています。
これは現在のCPUのトレンドなのですが 通信用の回路もCPU内に同梱していますので CPUの型番を聞けば 対応しているネットワークが解るのが今の状態です。
今回はLTE対応なので SCから始まるSamusungのCPUにはラインナップが無いので Qualcomの物となったのでしょう。
これが日本の企業の場合を考えてください。
というか 多くの海外の企業でも 端末のラインナップに合わせてCPUを替えたりはしないのです。
帰ることにより開発環境が変化したり、プログラムそのものの根幹の部分を作り変える必要性があったりと 問題が発生するリスクが非常に高くなる事が一つですが もっと政治的な物もあります。
例えばCPUメーカーを一社にすることで 他者の物を使わないからという条件で安い値段を提示してもらったりもするわけです。
ましてや CPUを生産している部門をグループに持ちながら簡単に他社のCPUを採用しているのです。
 
一つの土壌としては生産メーカーとして 他社の依頼を受ければどこの部品でも使った端末を作ってきたこと等もあるのですが、WindowsMobileの時代には ハイエンドのCPUを作っていなかったので ハイエンドはIntel(現Marvel)のCPUを使い 廉価版に自社CPUを使ったりと 屁にkでやってきたわけです。
こういう、必要の為には何でもできる体制というのはやはり強い点だと思います。
そういう意味では ライセンスの必要な部品などは簡単に払って採用していますし 日本メーカーもいろいろな部品を出しています。
そして、部品を開発しているメーカーよりたくさんの販売数を出したりするわけです。
他社の良い所だけを取り上げた端末などを企画することが出来るわけです。
勿論、端末の開発段階からCPUを専用設計してリリースする事もやっているわけです。
SamusungのCPUは実際かなり高速な部類に入っていると思います。
単にこうやって採用して 商品開発というだけでなく それによるフィードバックも返され 利点・欠点を分析する事も容易にしている事なのでしょう。
 
世界では当たり前なのかもしれませんが 日本のメーカーも既に部品製造まで持っているメーカーは殆ど無い訳ですが こういう貪欲さは必要なのではないかと思ったりするわけなのですが・・・・
written by HatenaSync