今日は東京で展示会の見学

展示会は、ぐるっと見ただけでそのままworkshopセミナーに。
内容は、仕事の関係なのでともかく・・・・すっごく面白かったです。
50分のセミナーが15分ぐらいに感じました。
規格を策定し、それに対応する機器を作る。
電線やコネクターはTYR&ERRORで、あちこちのメーカーがしのぎを削る。それでも施工時の障害を消しきれなくて頭を抱えている。
しかし、それにも拘らずちゃんと動作してしまう。
検査器具では規格外が出て動かないことになっているのに・・・・
信号処理の世界は、すでにプログラマブルなチップが多く 基本設計を出来るだけ変えずにプログラムの変更だけで量産しコストを下げる方向に行っている様で、徐々に徐々に性能を上げてきます。
障害が発生しても、それを中間経路のせいにせずにその信号処理で解決しようとする。これは、規格を超えた性能向上のため。仕様がはっきりすると他のメーカーが追従する。
チップセットを作っている会社が約3社 狭い世界だから全体がズームアップして配線側は多少ですが、もともと規格はマージン沢山だったので問題なく動いている。
現在は、良くわからないがうまく動いている・・・となっているようです。
過去の規格は、元々が5年前のものなので 時代が解決した。ゆえに、ルーズな配線でもOKになっている。しかし、今の規格は僅か1年で、機器が規格をものともしないぐらいに進歩した。
考えてみれば、ADSLもそうですよね。
電話回線をモデムで使っていた頃は、300bpsから始まって、最後までアナログでは2400bosが最大でした。(もちろん、NTTが認めないレベルでは14400bpsとか38400bpsとかありました)
同じ配線を使って、ISDNは128Kの伝送を可能にし、ADSLは1.5Mと言う速度を手に入れています。
同じADSLでも現在は40Mですか。
同じ配線でありながら、透過する信号処理の方法だけで何十倍にも高速化されています。同じようなことがあちこちでおきているんですね。その上、40MのTAも8MのTAもコストが殆ど変わらない・・・って赤い袋に入れて駅前で配れるぐらいの値段で。
でも、配線は下手をすれば未だに紙巻線(配線の外側が今のような樹脂だけではなく 一番外側に紙が巻いてある電線 何時も話題になるけど本当にまだ残っているの?)があるかもしれない状況で・・・何年前の配線だろう??
もちろん、規定の性能は出ないでしょうけどM単位の速度をだすのでしょう。
今日は、そういったものを目のあたりにして、いかに目が曇っているか良くわかりました。