携帯電話の話

昨日、わからないといわれたのは冗談だと思いますが　確かにダーティな香りのするわかりにくい話ですのでうわさを基にした根拠の一切ない携帯電話の話を・・・・
まず、携帯電話の販売は　一般的に携帯電話販売店で行われます。
たとえば、「店頭１円にて販売」と書かれている携帯電話を販売するのに、この寒い中素足をむき出しにしたり、白いタイツで体のラインを出したり　サンタはスカートはかないのにスカートはいたサンタクロ−スがスカートはいたサンタクロースが町ではいたりとお商売の常識からはおかしい光景が繰り広げられます。
いくらなんでも、１円で販売した場合見入りは１円。
とてもそんなコストの高そうな販売員を雇う余裕なんて無いはずなのです。そう　１０００台がんばって売ってもたった１０００円です。
ところが、なかなかティッシュもくれるし、昨日はアロマセットや貼るカイロまでくれました。
一般的に言われているように、これは　携帯電話ベンダーからのバックリベートで動いているからに他ならないのでしょう（想像）
さて、それが正しいという前提ですとどれぐらいのリベートが動くのでしょう？
まず、販売助成金　これは一台売るたびにベンダーからいただけるお金です。
まあ、Ｘ万円ぐらいということでしょう。
あと、たとえば最初３か月分の通話料全てとかのロイヤリティも付くでしょう。
それ以外に、月額の目標台数の販売を行うといくら　というような構造になっているのではと想像します。
ただ、この販売方法には大きな欠点があるのです。
ただ、件数を増やすだけですと入っては解約し、入っては解約し　と、件数を稼がれてしまう場合が多く存在します。
実際、そういったことは携帯電話が爆発的に普及したときに多く発生しました。
その為に携帯電話会社は知恵を絞って、「年割り」というものを開発します。
年間割引で基本料金が下がるといった　お客様のためのサービスを行います。
ただ、お客様のためのこのサービスには非常に小さな欠点が存在します。小さすぎて見失いがちですが　解約するときには解約金が存在することです。
解約金は、全てのベンダーさんが１万円程度の解約金を提示します。
実際問題、月額５０００〜９０００円ぐらいを携帯電話の料金として毎月使っていますから　２ヶ月我慢すれば解約できるのですが　なかなか、何も生み出さないものに１万円のお金を払えず　心理的なブレーキとなって解約することを阻止しようとする働きです。
一時期、販売店側で「〜ヶ月縛り」とかいう風に誓約書を書かれたパターンもありましたが　法的根拠についての強制力が薄く、法律にお強いお客様に論破されたりする事件も起きたりしましたので　あまり一般的な手法ではなくなりました。
で、強化されたのが先ほどの年間契約の促進です。
販売店側も、途中解約された場合にリベートの支給を受けられないといったダメージがありますのでもちろん、年間契約の普及に協力します。
この場合、個人に対する契約と、会社間の契約の取り扱いの差でしょう。
で、昨日の件ですが　ボーダフォンにおける「ハッピーボーナス」がそれに該当するのではと思います。
このサービスは、２年間の継続契約で、違約金は１万円となっています。
しかし、毎月１５％の割引と一年経過毎に２ヶ月の無料期間というすばらしい特典がが存在します（基本料）この無料期間がちょうど乗換えを考えるころに想定されているのは　神のいたずらでしょう。
あと、パケットの施設の償却を早めるために（施設は使っても使わなくても電気代以外の維持費は同じです）ボーダフォンライブといったパケットサービスの加入を是非にと進められます。
これに加入すると、ボーダフォンライブのサービスを受けられ、動画、音楽、メール、インターネットが自由に出来るという特典が付いていますのでこれの加入も勧められます。
パケット代を払えるお財布があれば多くのサービスが教授できます。
で、逆に言えばこの条件を満たしてくれるお客様には、当然格安のサービスを提供できるわけです。
いわゆる、条件加入金額という制度です。
ですから、日本でも海外でも　付いている値札どおりに買い物の出来ない商品もあるということです。
月３００円のサービスに１件加入するだけで年間３６００円の差になります。めんどくさいから解約しないといったばあい、４０００円ぐらい安くてもトータルでは代わらなくなるということです。
今回の契約の場合、海外契約です。
確かに、１４８００円のお金は払いました。しかい、ＮＯＫＩＡの電話は約６万円と想定されています。差額の一部はベンダー、また一部はショップが負担しています。
海外契約の場合、月々使われなければ集金できる金額は５４０円、ボーダーフォンライブには加入したくても海外契約では出来ないので　パケット代の集金の見込みは０です。
加入金２８００円は純然たる事務手数料ですのでおそらく儲けは無い。
その場合、こういった契約をされると赤字になるので、店舗側は携帯代金で利益をとるしかなくなる訳です。（もちろん、月毎契約数のリベートはくれるかもしれません）
例え、１年分を店がもらっても６４８０円ですから　とても景品などもらえる身分では無かったのです。
まあ、今回は加入させていただいた店舗に感謝です。