モバHO!受信

さて、昨日のふざけた実験をまとめましょう。
モバHO!には、衛星より到達する電波と衛星の届きにくいエリア 例えば都会の中のビル等で空が遮られやすい場所での受信をカバーするために 一旦衛星の電波を地上局に受けて再送信された電波を受信する二つの方法があります。
私が住んでいるのは、大阪 それ以外に大阪近郊 東京及びその近郊、名古屋及びその近郊にそういった再送信設備が存在します。
HP上には地図が表示され、そのエリアではきめ細やかな受信を可能とすることになっています。
ところが、いつも携帯電話でも問題になるのはエリア内ですけど通話できないところがあるようにアンテナから発信された電波の届くエリアを円で囲って表記するだけなので障害物があって減衰が激しくて利用できなくても表記の中に載らないのが現実です。
しかし、これは企業を一概に責められる物ではなく 日々建物のサイズが変わり 電波状況が変わる現在の都会の状況ではある一定以上の調査が出来ないのが現実です。
携帯電話メーカーも、今回のモバHO!でも、電波の届きにくい事を報告する仕組みを作っていますので 出来る限り連絡を入れて電波状況を良くするようにユーザーも働きかけることが大事に成ります。
もちろん、むやみに立ててくれるわけでもなく 建物の奥などで使えないエリアもありますので 要望の多いところからとなるのでしょうが・・・・
昨日の確認では、東大阪市 それも奈良県にかなり近いところにおいては衛星からの受信状況が良くないことは 書いています。
ただ、特殊な条件下であるというのはここにご報告しておきます。
と言いますのは、確かに周りには建物の無い衛星を受信するには絶好の場所なのですが残念ながら すぐ隣に大きなNTT DOCOMOのアンテナが立っております。
恐らく PDCもW−CDMAも発信されているでしょうし、PHSもかなり状況が良いので出力の高い形式で発信されていると思います。
2600Mhzにどれぐらいの影響があるかは解りませんが、実際 窓際でも受信は出来ない状況です。
ただし、100mほど離れた建物の窓際ではアンテナが1本立ち受信できますのでそういうことではないかと思います。
ただ、僅か2cm四方のアンテナが二つですから抜群に受信感度が良いとは考えにくいのでそこは場所を選ぶということでしょう。
恐らく外付けのアンテナにはブースターが装備されているようなのでもう少し状況は改善するでしょう。
全く同じアンテナで受信しているのか、再送された地上からの電波に関してはアンテナを発見することは未だ出来ていませんが 出力が高いのか受信装置が優秀なのかかなりの頻度で受信してくれているようです。
HPから見る限り、山手線を走っている電車の中で受信した場合 再送電波が殆ど途切れることなく受信できるような事が書いてありますので 実際にあの混んだ電車内で同じ体制を保って見られるかどうかは別として、空いた昼間に確認はしてみたい物です。
後はPCの発生させるノイズもきっと馬鹿に出来ないレベルだろうと思います。
PCの種類によってPHSの感度が変わるように、PCの種類によってこの感度も変化することが十分に考えられます。行儀の悪い回路を持ったPCなどではすこし問題があるかもしれません。もちろん、私のは日本製PCですので 想定の範囲内であるとは思います。
とにかく幹線道路に沿って、車で走っている間は高速道路の下で空の見えない(衛星の補足出来ない GPS測定にて)場所でも受信は可能でした。
アンテナは幹線道路沿いでは、2本から4本を常時捕捉していましたので多くの場所でそうなのでしょう。
車に対して移動に自由度の無い電車においてはもっと安定するようにアンテナを配置しているのでしょう。
音楽、動画、データ放送どれもきちんと捕捉できていました。
ただ、補足が始まって実際にデータが受信できるまでに10秒程度のタイムラグがあります。
また、アンテナの方向が変わっても 実際のアンテナの表示が変化するまでにも2秒程度の遅れがあります。(これは体感ですので実際の計測結果ではありません)
恐らくバッファが用意されていて移動中に電波が途切れても補完する仕組みがあるために発生するラグなのではと思いますがこれも想像です。
どちらにしても、街中でいる限りは衛星を受信できないからと 購入を留まるかたも十分に検討の範囲に入れられる商品かと思います。