Mimio

ようやくセットアップしたMimioですが、これがなかなかの物です。
古い物ですから使わない間に パックされたままのアルカリ電池は腐っていました。ただ、中途半端に使って 本体の中に入れて置かれるよりはずっとましです。
アプリケーションは、勿論CDが同梱されていますが WindowsXPをサポートしていないのでWEBからダウンロードしました(って、書いていいのかな?)
ここで最大の問題が、実は何度も出ているので知ってらっしゃると思いますが 私の持ち歩きPCはLet‘s Note W2なのです。
Mimio (Classic)は、シリアル接続なのです。その上 Mimioの電源はPs2のキーボードポートから供給されます。どちらもW2には装備されていないポート・・・・・。困った時のジャンク品頼り!!
ジャンク箱をゴソゴソすると出てきました、「Easy Dock2」
http://www.icintracom.com/merchant.ihtml?pid=3805&lastcatid=1171&step=4
地味で目立たない機器ですが、PCのUSBを1ポート消費し、PS2(キーボード、マウス2ポート)及びシリアル、ネットワーク、そして USBの4ポートのHubとして機能し ACアダプターにて給電できる まあ、なんでもありの機器です。
ドライバーディスクは、無くしていたのですが幸いにもインターネット上に用意されていたので始めて(これがいかん 買ったものは使わないと)接続します。
それでも、USBは2.0で高速になっています。
半ば、冗談半分な所もありますが それ越しに繫いで見る。Mimioのインジケーターが黄色に点灯したので 給電もOK!!
アプリケーションを立ち上げる・・・・・と、一切Mimioは反応しません。やはり、USBで作られた仮想シリアルでは起動しないのかと思っていたら 現行機種用のソフトですのでデフォルトがUSBになっています。動くはずはありません。
アプリケーションを端から端まで、Optionとかも見たのですが 切り替えるところがありません。
古い機種には対応しないのかとあきらめかけた所、ありました タスクトレイの中に Mimioのアイコンが。そのアイコンを左クリックするとシリアル機器の認識(ここは記憶なので言葉が違うかもしれません)を押します。アプリケーション上のホワイトボード上に私の持っているMimioの絵が登場します。本体のインジケーターも緑に変わります。
スタイラスペンに電池を入れて、ホワイトボードに「ぎ〜」と線を引きます。
画面上にも0.3秒ぐらいの遅れはありますが 書いたとおりの線が現れます。
少々意地悪な実験も、普通のボードマーカーと同じサイズのペンですから 数ミリの太さの線です。1cm以内に2〜3本ぐらいの線を引いて見ます。ホワイトボード上では線と線がくっつくような状況ですが、PC上では綺麗に書き分けられています。かなりの精度のようです。
スタイラスは4本付いています。黒が一本と カラーが3本。黒で書いてペンを持ち替えてカラーで書くとちゃんとPC上でも色が変わります。おもしろいものです。
書くときには、ペンを少し押し付け気味にして書くと、スタイラスのスイッチがその圧力で押されて描画されるような仕組みです。
次は、プロジェクターを持ち出してきて、PCに接続してホワイトボードにPCの画面を映し出し、アプリケーションの中の「PCマウス」の機能を動かします。
この機能を働かせると PCの画面の写っているホワイトボードがタッチパネルに変わります。
初回はキャリブレーションが働き、PalmやPPCのように画面にキャリブレーションマークが出ますので、スタイラスでその点を追ってタップします。
確か、9箇所のマークを追うと設定が終了します。
ホワイトボードはPCの画面になりました。
キー入力が必要な時のために、電卓やキーボードといったツールバーが右上隅に発生すること以外は通常のWindowsのデスクトップとなります。
スタートボタンを押して、「Paint」のアプリケーションを立ち上げます。ホワイトボードに絵を書き始めます。このときはマジックの蓋は閉じています。邪魔ですから。
画面に書いた後を追うようにホワイトボード上にも軌跡が現れます(これはプロジェクターからの映像です)
ホワイトボードいっぱいに映像の落書きをします(目的があるわけでは無いので遊んでいます)色を変えたり、画像のスタンプを貼り付けたり、色を塗ったり(写真を参考に)
ペンもそんなに重い訳ではなくなかなか楽しく遊べます。
もし、Htmlかなんかで書かれたインタラクティブなカタログかなんかを画面に表示し、ペンでタッチしながら説明するのであれば なかなかいい環境といえるでしょう。まあ、問題があるとすれば 自分の影を意識するのに時間が掛かりそうなことぐらい。
プレゼンテーションツールとしてはなかなか面白いおもちゃが手に入りました。