MobileFree.jp VPN 実験サービス

最近、WM機を利用したネット接続方法がいくつか提供されています。
今まではモデムとして接続器材としてだけの利用だったものが、
ZeroProxyのようなProxyをWM機で動作させパケット交換を行うもの
そして、もう一つがWMWifiRouterの様に、完全にDHCPサーバー機能までをも有したルーターとして動作するもの。
同じようにモデムでも、DOCOMOから登場したものや、AUから登場した物は 機能制限があるものの定額に対応した物として通信環境を大きく変革させるものとなっています。
 
今までも、たとえばホテル等の提供している無線の無料接続サービス等であったのですが、WEBの閲覧以外の用途に使えないように 接続できるポートを80だけに絞った接続などもありました。
DOCOMOなどがこの型で、他のポートを通さないためにたとえばストリーミングに利用されるポート番号などをとおるデーターを通さないので動画サービスの多くが利用できなくなっています。
同様に、Proxy接続で利用するタイプの接続においても、利用できるポートに制限があり(これは通すポートを決めて移送を掛けているために制限しているというよりはどこを提供するかに関して決め切れていないというのが正しいかと思います。手もかかるし・・・)接続できないパターンも出ています。
最も簡単なパターンとしてはメールで使っている110や587(最近は・・・)お通さない為にメールの送受信ができないということもあります。
ホテル等では受信のための110番だけをとおして送信側を閉じているということも。
確かに、ホテル等では全員がストリーミングでビデオなどを見られると つながらないもしくは極端に遅い状況になればサービスの公平化の原則に反してしまうからある意味では正しい選択なのかもしれません。
DOCOMOの制限もその意味では理にかなったものとなるでしょう。

注意!!
これから紹介するものは、その制限を超えるべきものなのですがあくまでも銀行振り込みなど特定のポートをセキュリティに利用していて接続できないパターン、VPN等で(DOCOMOは対応としていますが、ポートを変更しているパターンもありますので必ずしもではないのです)会社とのセキュアな接続のための特別なセt十族方法を要求するものなどに対応する為の技術です。
また、現在は学術目的の実験サービスであることを認識し 下記利用規約を順守する方のみご利用ください。

第 8 条 (他ネットワークの利用) によると、ユーザーは、本サービスを利用するためもしくは本サービスを経由して、第三者のネットワークを利用する場合において、当該コンピュータもしくはネットワーク管理者の規定する遵守事項を遵守しなければならないことになっています。したがって、回線管理者がユーザーに対して VPN 通信を行ってはならない旨などの規定を利用規約や契約条項などによって規定している場合は、技術的に VPN 通信が可能か否かにかかわらず、ユーザーは本サービスを利用することができません。

また、明示的に VPN 通信が禁止されているような環境では、本サービスにおける VPN 通信以外にも、IPsecPPTP, L2TP, SSL-VPN, PPPoE (PPP over Ethernet), SSH Port Forwarding などのプロトコルによる通信がすべて禁止されているものとして解釈される場合がありますので、このような環境を使用される際は十分注意することをお勧めします。

なお、利用規約や契約条項などによって VPN 通信が禁止されている場合でも、技術的には利用可能な場合があります。本サービスの運営者は、ユーザーと回線管理者との間の関係について一切関知せず、また責任を負うこともありません。これは、例えば NAT 機能を有するブロードバンドルータを頒布するメーカーが、ユーザーと回線管理者との間における NAT 利用の可否の取り決めに関して一切関知せず責任を負うことも無いことと同様です。

 
さて、難しい話はこれまでとして、PCで80ポートを使って基本的にすべてのポートが使えるようにするサービスです。
簡単に言えば この機能を使えば、VPNであろうが 動画であろうが接続できるようになるということです。
 
まずはPCにクライアントソフトのインストールが必要です。
http://www.mobilefree.jp/jp/about/
こちらのサイトから規約を確認して、ソフトウエアーをダウンロードしてインストールします。
インストールの手法は、このサイトに詳しく書いてあるのでそちらをご覧ください。
インストールが終了すると、特に指定がなければデスクトップ上にこのアプリケーションのアイコンができます。

まあ、こんな感じのアイコンです。
これをダブルクリックすると起動されます。
なお、実験はEverunとNOKIAで行っております。
NOKIAは80ポート、443ポート以外透過できない設定でルーターとして設定しています。
そのNOKIAにAD-HOC接続でEverunをWifiで接続しています。
EM−ONEにZeroProxyで行った場合にはIPアドレスが異なりますのでその部分だけはご注意ください。
 
さて、起動するとこの画面となります。

基本的に、設問に逆らわずインストールを行うと この試験用のサーバーへの接続設定は自動的に描かれています。
それが、この画面の「MobileFree.JP」の接続ポイントです。
当然、このままでも普通のホテル等の場合 自動的にProxyを読みに行って繋がるのですが
WM機などをルーターにした場合には明示的に書き込む必要がある部分だけが設定の中で異なる部分です。
この接続ポイントにマウスカーソルを合わせて 右クリックを行い「プロパティ」の画面を開きます。

本当に80ポートしか通さなければ、接続先VPNサーバーの設定を変更する必要があるのですが 安全のためにHTTPSのポートが通っているようであればこのままの設定を使いましょう。
80ポートしか通さないようであれば、ここを書き換えれば80ポートを使って接続することもできます。がお勧めしません。
 
設定を変更するのはこの中の「経由するプロキシサーバーの設定」のぶぶんで、通常はIEの設定をそのまま使います。
HTTPプロキシサーバーを選択し、「プロキシサーバーの接続設定」のボタンを押すと

開いた設定の中の「ホスト名」の部分に接続に使っているProxyのIPを書き込みます。もしくはルーターのアドレスを書き込みます。
設定はこれですべて終了します。
 
元の画面に戻って
「MobileFree.JP」の接続ポイントを選択し、右クリックで出てくるメニューの「接続」を選択します。



画面が順番に代わって、接続が実行されます。
メッセージが速く変わるので抜けているのがあるかもしれませんが、それぐらいは気にしないで先に進みましょう。
とりあえず全部が消えれば接続完了です。
接続が完了すると
「MobileFree.JP」の接続ポイントの状態が「接続」に変わります。

そして、仮想LANカードの接続が完了するので規制していなければPOPアップメッセージが出ます。


このあと、IE等を起動すると 自動的に仮想LANカードを経由して接続が行われることとなります。
IEなどから異なるポートの要求があっても 仮想LANカードでトンネリングしてMobileFree.JPのサーバーで元のポートに接続されるようになります。
故に、すべてのポートを基本的に利用できるようになります。
試しにこの画面で、GYAO等の動画配信サイトに接続にゆくと作動を確認できます。
 
もちろん、このアプリケーション自体がPCでしか動作しないのでモバイルPCを使わない人にとっては全く使わないアプリケーションなのですが これがあるだけでモバイルPCの活用範囲がぐっと広がることもあるので(私は多段VPNで自宅につないだり・・)便利なものです。
ただし、何度も言いますが節度を守った使い方を・・・・・
このテスト自身が終わってしまう可能性もあるので!!